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芽森菜々緒の友愛
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【菜々緒と汗を流そう】
日暮が発見した地下室は、画家の家に似つかわしい程の立派なトレーニング施設であった。
菜々緒に案内された地下室組は一気にテンションが上がる。
「うっわ、すっげぇ! トレーニング場まであるたァ……! もう俺様、ここに住もうかな?」
「止めて本当に止めて、勘弁して!」
菜々緒、全力の拒絶反応である。
しかし、犬神はいつものことだと全く意に介さずに菜々緒へ身を擦り寄せる。
「んだよォ、嫌も嫌よも好きの内っていうくらいだし、本当は1人で暮らすの淋しいんだろ? 俺様がボディーガードになってやってもいいんだぜェ?」
「クロー! マコちゃーん! 誰か助けて!」
菜々緒の悲鳴に、吉祥寺と早瀬が猛ダッシュで駆け付けてきた!
「おっとそこまでだぜ、変態犬女?」
吉祥寺が右腕を押さえれば、早瀬が左腕を取り押さえた。
「目を離すとこれか……。芽森先輩、俺も傍に付いてますから」
「ハ・ナ・セ!」
暴れる犬神を抑え付けると、ようやく菜々緒は安堵の表情を浮かべた。
「どうせなら、料理が出来るまでここを好きに使っていいですよ。充分な時間を潰せるでしょうし」
「じゃあ、折角だし、バトルか!?」
犬神が舌を出しながら期待の眼差しを向ける。
「……え、えっと、菜々緒さん。よければスパーリングやろうよ。こう見えて僕、結構強いよっ」
日暮も乗り気だ!
「へぇ、こんなとこもあるんだね」
新井 すばる
も地下に降りてきた。
その傍らには
エレノア・エインズワース
、北原、スピカ、常闇、そして神木の姿もある。
日暮は顔馴染みの新井に声を掛ける。
「あれ、新井君もトレーニングルームに来たの? よければ一緒に体動かそうよ……」
「うん、面白そうだから来てみたよ」
新井はちくわを咥えつつ日暮にウインク。
「あら、皆さん。揃ってどうされましたか?」
菜々緒が首をかしげると、
風雲児 轟
がニカッと笑いながら説明してくれた。
「俺が呼んだんだ。菜々緒先輩、合気道が得意なんだろ? みんな、菜々緒先輩から合気道習いたいって言ってるぜ! 勿論、俺にも教えてくれ!」
そして、ととととーと菜々緒に近寄り、小声で風雲児は耳打ちする。
「俺が『ザ・ストレイト』だってことは、バラさないでくれよな?」
「ええ、2人だけの秘密よね? 分かっているわ」
風雲児と菜々緒の出会いは、テロ事件後の風の強い日だった。
画材屋で画材一式を買い揃えた菜々緒。
しかし、風に煽られて菜々緒はバランスを崩し、車道に倒れ込んであわやトラックに惹かれそうになったところを、風雲児――ろっこんで変身した『ザ・ストレイト』が間一髪のところを助けたわけだ。
その後、菜々緒が「お礼をしたいので正体を明かしてほしい」と食い下がってきた。
根負けした風雲児は、それから何度か菜々緒と交流を図っていたのだ。
「芽森さんとまた合気道で手合わせしたいですね。私たちの縁のきっかけでもありますし」
エレノアも二ヤッと笑みを作る。
小脇に抱えた荷物は、どうやら合気道の道着らしい。
「私も大事な人たちを守りたいの。お願いします」
(これからも皆で笑いあえるように……、これからも自分の身に起こるだろう非日常に対抗するためにも!)
北原の目は真剣だ。
「俺とも後で一手ご指南お願いできませんか?」
神木もどうやら気合十分のようだ。
「護身術、知っておきたいし……教えて、ほしい……」
無口ながらも、スピカは菜々緒に教授してもらえないか頼み出る。
唯一、常闇だけが沈黙を守っていた。
「あら、これは予想していなかったわね。分かったわ、私で良ければ簡単な護身術を教えましょう」
「芽森! 俺様とのバトルは!?」
犬神が不服そうな声を上げる。
「貴女は格闘のプロでしょう? なら、自分の知ってる技術を教えて差し上げなさいな。そのあとなら充分叩きのめしてあげるわよ」
この答えに、犬神は吉祥寺と早瀬の制止を振り切って飛び上がった。
「おっしゃァ! んじゃ、俺様は八極拳教えるぜー! あ、李を呼んでくるか! ギャハハ! やべぇ、昂まるゥー!」
ドタドタと犬神は地上へ上がり、李を呼びに行ってしまう。
「騒がしい人ね……。あぁ、日暮さんも習ってみないかしら? いい経験になると思うわ」
「んー……、そうだね。お願いします」
日暮も突発の道場に参加することになった。
「自宅にトレーニングルームってすげぇな……。更衣室も完備か」
風雲児はただただ呆然とするばかりである。
着替え終わった菜々緒は、髪をポニーテールにまとめ、動きやすいボディスーツを身を纏う。
絵描きのイメージの強い菜々緒だが、こう着替えると一気に格闘少女へ雰囲気がガラリと変わる。
受講生も菜々緒の着替えの分のボディスーツに着替え、準備万端だ。
「サイズが合わないのは大目に見てね」
菜々緒はそういうが、伸縮性のあるスーツゆえ、小柄な体型でもブカブカにならずに済んだようだ。
「なるほど、道着ではないのですね」
エレノアは古式に則った合気道の道着を着込んできた。
「同時に八極拳も教わるわけだし、こっちのほうが都合がいいわ」
菜々緒は、早速希望者に八極拳の基礎を叩き込んでる犬神をチラリと一瞥。
「腰を落とせ! 腹に力入れつつ、滑らかに動け! ほらキレがねぇぞ、気合入れろ!」
日暮と新井、そして李が犬神の指導を受けていた。
かなりのスパルタのようで、普段から教わっている李に比べて男性2名は既に顔が引き攣っている。
「2人とも、へばるのが早いのだ。しゃおりーを見習うのだ!」
「これはハードだね……。でも、ちくわパワーで乗り切るよ」
「習ってみる、ってこっちの話だったんだね……」
新井、日暮はスケープゴートにされた模様。ナンマイダブ!
八極拳組を見届けた菜々緒は、平然と自分の講義を進めることにした。
やはりナチュラルにドSである。
「それじゃ、私たちも始めましょう」
菜々緒はまず柔軟体操を行い、その後、実例を交えながら簡単な技を披露していく。
「今日は女性が多いので、痴漢撃退の護身術をお教えします」
神木を痴漢役に指名し、菜々緒の背後に立たせる。
「神木さん、私のお尻を思う存分触って下さい」
「えっ?」
神木、この注文に戸惑っている。
「私は何事も臨場感を大切にします。ですから、ちゃんと痴漢も実演していただかないと」
「あ、な、なるほどな……。えっと、これは演技だ、演技だからな?」
大切なことなので神木は2回そう言うと、菜々緒の形の整った臀部を見詰める。
そして、覚悟を完了させた。
(先輩、失礼します!)
神木、右手で菜々緒のお尻をソフトタッチ。
傍から見守る吉祥寺と早瀬が「おい演技じゃなかったらシメるぞゴラァ」と言わんばかりに神木を睨み付ける。
「はい、今、私は神木さんにお尻を掴まれてます……。ぁ、やっぱり恥ずかしいですね……」
菜々緒の頬が朱に染まっていく。
神木は無心で菜々緒の尻を揉み続ける。
「痴漢は、……満員電車で身動きが取れないのをよしとして、このように……、背後から忍び寄ってくるパターンが殆どです……」
しかし、受講する女性陣は真剣な表情だ。
「満員電車は足元が見えません……。誰がやっているかも分からない恐怖に、結局泣き寝入りしてしまうこともあるでしょう……、んっ」
女性陣はコクコクと頷いた。
1度はそういう経験があるのかもしれない。
「でも、確かなことは、痴漢は私のお尻を放そうとしません……。無抵抗だと……。タカを括っているのです……。ですから!」
菜々緒はまず、がっしりと神木の親指(尻を触っている手)を片手で握り締めた。
「まずこれで相手を掴みます。満員電車ですから、互いに逃げ場はありません。そして、そのまま親指を自分の後ろへ勢い良くへし折ります!」
菜々緒が文言通りに手を動かすと、神木の親指が手の甲へ向かってグネッと折れ曲がるではないか!
「ギャアアァァァーッ!!」
神木、大絶叫!
そのまま腕を捻らせながら床を転げまわる!
「ここは空間がありますから逃げられますが……、実際なら逃げ場はありません。激痛に声を上げ、自らが痴漢だと知らしめてしまうわけです」
女性陣は目から鱗が落ちた。
そんな簡単な動作でいいなんて!
「では、神木さん、皆さんの実験台、もとい組手相手になって下さい」
「ちょ、俺は先輩と一戦交えたいだけで」
「こなしてくれたら、戦ってあげるわ」
ニコリ、と菜々緒、天使の笑顔。
(あ、これは逆らえないな……)
神木は有無も言わさぬ菜々緒の笑顔に諦めてしまった。
「風雲児さんもお願い出来るかしら?」
「あ、俺、キャラ的にパス」
風雲児、ヒーローのメンツにかけて協力を拒んだ。
そのまま八極拳講座に一時避難してしまう。
結果、神木は女性陣全員からガチで親指をへし折られたのだった。
その後、約束通り神木は菜々緒と合気道で対戦したが、秒殺されてしまいいいところはなかったという。
「綺麗に、飛んだもんだ……」
神木の表情は安らかだった。
他にも、正面から胸ぐら掴まれた場合や、羽交い締めにされた時など、実戦で役立ちそうな動作を
神木を使って
受講者に教える菜々緒。
風雲児もこれに参加し、経験値として吸収していく。
「合気道は不得手な戦い方だが、覚えておけばいざという時に役に立つ!」
「そうね、役立つわね」
意味ありげにニコニコ微笑む菜々緒に、風雲児は狼狽してしまう。
「ほ、ほら最近物騒だからって意味で! 先輩も気をつけてくださいよ?」
「ええ、勿論よ。でも、いざとなったら正義の味方が助けてくれると思うわ」
意地悪げに風雲児にウィンクする菜々緒。
(ナチュラルなドSってすげぇな……。でも、いくら護身術が上手くても先輩は一般人。もれいびじゃねぇ。……俺が守ると決めた島の人間だ)
ザ・ストレイトは寝子島の平和を守るローカルヒーローなのだ。
菜々緒も島民として、彼の守るべき大切な存在である。
(寝子島の人達を守れるよう、俺はもっと強くならなきゃな!)
風雲児はより一層、今日のこの鍛錬を身に着けようと気合を入れた。
新井は菜々緒にどうしても話してみたいことがあった。
「おー先輩の汗顔もいいですね、絵になってる。ふふふ、いつかなにか五分の条件で真剣に戦ってみたいですね。うん、なんとなくそう思いました、いま」
「それは格闘技以外で?」
菜々緒が尋ねると、新井はうーんと唸って悩み出す。
「推理対決も捨てがたいですが、やっぱり格闘技が望ましいですね。ボクはかの偉大な探偵のファンとして当然のごとくバリツ使いのはしくれであろうと日頃から鍛えていますので」
「バリツね。あれは確か、柔道の一派がモデルになってるのよね」
「さすがですね、先輩。そして噂に聞く先輩の強さにも興味があります。ちいさな体に、っておっと失礼、小回りの利く体での半端ない強さというと技術や応用力に秀でていることかなと。もしかしたら、そこに本物のバリツのヒントが隠れていそうで非常に気になります」
新井が虫眼鏡を向ける仕草を菜々緒にすると、菜々緒はちょっと困ったような顔をした。
「私は、義父に言われるがまま格闘技を習わされたので。でも、バリツだけを極めてもダメだと思うの」
「ですよね! バリツをマスターしようとしたらエセ格闘技やら柔術、武術など色々と取り入れる必要が……」
「あら、私も様々な格闘技の技能のMIXなの。戦術の柔軟性を重視したら、こうなったわ」
「素晴らしい! 解釈がいろいろ出来るヘンテコなものって不格好だけど愛おしく感じますよね! 最近ベトナム格闘技のボビナムっていうのも習いはじめたんです。いやこれも面白いんですよ。こうですもん、こう」
新井は基本の型を見せてみる。
菜々緒はそれを興味深げに眺めていた。
「おもしろいでしょ? まだまだ武術は奥が深いってことですね」
新井が菜々緒にウインクして見せれば、菜々緒も応えるようにウインクしてみせた。
「新井さんとは、後日試合したいわ」
かくして、2人は約束を交わすこととなる。
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グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月28日
参加申し込みの期限
2014年01月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月04日 11時00分
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