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芽森菜々緒の友愛
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【菜々緒に料理を教えよう】
シャワーを浴び終えた菜々緒は、七分丈のマリンブルーのストレッチパンツにゆったりとした淡いピンクのトップスといういでだちでリビングに現れた。
髪はポニーテールのままだ。
「その服装、似合っていますね。ポニーテールも夏らしくて涼しげです」
森 蓮
は菜々緒の衣装の変化をすぐに気が付き言及した。
「でも、その頬の絆創膏はどうしたのですか?」
森の言う通り、菜々緒の頬には大きな絆創膏が。
「……そこに居る狂犬に噛まれたのよ」
菜々緒はむすっとしたまま犬神を睨み付ける。
睨まれた本人は「そっちこそ、しこたまやってきたくせによく言うぜ」とヘラヘラ笑っていた。
暴力を好まない森は、心配そうな顔で菜々緒と犬神の顔を交互に見やる。
「菜々緒さん、花梨さん、暴力沙汰はいけませんよ」
「ん? ああ、安心しろ、森。俺様達はただ語り合っていただけだぜ」
犬神がニカッと犬歯を見せれば、菜々緒は呆れた様子で犬神に返す。
「……そうね、会話(物理)だけど。森さん、心配しないで。あの手の馬鹿は言葉よりもぶん殴ったほうが手っ取り早いのよ」
「ですが……」
「森、俺様はもう満足したから今日はもう誰も殴らねぇよ」
森は釈然としていない顔だが、犬神の言葉を信じることにした。
「そういえば菜々緒さん。先程から望月さんが今や遅しとお待ちですよ」
森がキッチンへ目線を移す。
菜々緒は嫌な予感を抱きながら視線を移す。
その視線の先で、望月たちがいい笑顔で菜々緒を待ち構えていた。
望月は菜々緒にエプロンと三角巾を身に付けさせようとするが、往生際の悪い菜々緒はキッチンから逃亡しようと隙を伺っている。
「……芽森先輩、観念して下さい。俺は先輩のためを思ってですね……?」
「先輩……、一緒に、作ろ……?」
望月が説教している間に、スピカが菜々緒の背後へ回り込んだ。
「ヤァ、ナナオ。みんなの好意を無駄にしちゃいけないヨ」
セルゲイも菜々緒包囲網の一角を担う。
「なー先輩! お料理は楽しいですよ!」
霧切も菜々緒を説得しようと会話に混ざりだした。
四方から包囲されては、菜々緒もひとたまりもない。
「分かりました……。何でもしますから許して下さい……」
菜々緒、思わず両手をホールドアップ。
「ん? 今、何でもするって言ったよな?」
この瞬間、宇佐見の目の奥がキラリと輝く。
「菜々緒ちゃんセンパイ、ここでボケるのだ料理で笑いを取るチャンスなのだ!」
後木は期待の眼差しで菜々緒へにじり寄る。
「先輩、俺たちが手とり足とり、料理のいろはを叩き込んであげますから」
望月の口角が若干吊り上がった。
「では、芽森先輩。復唱お願いします」
望月が菜々緒に『料理の心』を復唱させる。
「料理は味見!」
「り、料理は味見……!」
「声が小さいですよ、もっと大きく」
望月、鬼教官のように菜々緒を指導していく。
「もう一度! 料理は味見!」
「料理は味見!」
「料理は分量!」
「料理は分量!」
「愛情なんて飾りです!」
「愛情なんて飾り……えぇ?」
この言葉に菜々緒は困惑する。
「そこは一番大切じゃないですか?」
「だが、一番料理の味に関係ないところだな」
双葉が真顔で言ってのけた。
「料理は分量を計測し、調味料で味を整えれば愛情など二の次だ」
そんな双葉が緑色の液体が入った小瓶を差し出した。
「その点、この私手製のバジルソースは何に掛けても料理が美味くなる優れものだ。菜々緒、これはお前にくれてやる。今日はこのバジルソースでピザを作ってやろう」
終始上から目線の双葉は、広いキッチンの一角をピザブースとして占拠する。
「では芽森先輩。料理の基本、玉子焼きを作りましょう」
望月の指導により、菜々緒は玉子焼きに挑戦する。
「望月って名に親近感湧いちまうな。とりあえず、俺様は生ロールケーキで誕生日ケーキ作りだ」
宇佐見はフライパンにクッキングペーパー敷いて、ホットケーキミックスを溶いたのを入れる。
「後は蓋して……と」
焼き上がるまでの間、生クリームを泡立て始める。
あとは焼き上がった生地に生クリームを塗って巻けば、生ロールケーキが完成する。
「……キッチン、借りるぜ」
如月も先程の修行用クッキーを食べたからか、料理を任せておくつもりはないらしい。
(あり合わせで何か作る事にするか。流石にあれは、文字通り味気がないからな)
皆が思い思いに調理を開始するのをみて、セルゲイも行動を開始。
「アハァ、手先は器用じゃないガ、リョウリだけは得意だヨ。よく施設(児童養護施設古井)で作ることもあるからネ」
キャベツやジャガイモなどを煮込み、潰した後にボイルしたソーセージを添える。
そこにバジルを加え『ボレンコール』というオランダ料理を作る。
「私もお手伝いします」
森が野菜の皮剥きを率先して行い始めた。
「主催者としてみんなの肩の力を抜くボケが望ましいのだみんな初めてのおうちに緊張してるのだ。味より見栄えなアート料理がいいと思うのだ七夕らしくそうめんの川に羊羹の笹やカエルのグミとか校長先生の胸像チョコとか!」
一気に捲し立てる後木の手元には、七色に彩られたカエル型グミが。
「まーちゃん、それ、料理に入れたらダメよ?」
肉料理を作る霧切が笑顔(戒め)で後木を牽制した。
菜々緒の玉子焼きチャレンジは困難を極めた。
玉子を巻けないでボロボロになったものは両手で数え切れない。
「ケーキと玉子焼きがメインのお茶会って斬新だな」
15回目にしてようやくまともなものが出来た時、望月はつい零してしまった。
望月のアシスタントをしていたスピカが菜々緒の玉子焼きを試食。
「んっと……もう少し、濃くても……いいかも……。途中で、味を見て……調節する……」
やはり味付けは薄い。
「先輩、やっぱ味覚音痴?」
指導していた望月が首を傾げた。
セルゲイは菜々緒の包丁使いに違和感を覚えた。
「包丁、変ダ……」
(あれはまるで、食材以外のナニカを捌くような……)
セルゲイは過ぎった考えを振り払うと、菜々緒に包丁の持ち方をレクチャー。
「人差し指と親指で刃を支えるんだヨ、ソウソウ。飲み込みが早いネ」
「あ、あの……、男性に密着されると、ちょっと……」
菜々緒の言わんとしていることを察し、セルゲイは無言で一歩離れた。
(男性との極度の密着を嫌う、か……)
セルゲイは無言で手を動かす。
安い謝罪の言葉よりも、料理でその穴埋めをしようと考えたからだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月28日
参加申し込みの期限
2014年01月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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