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芽森菜々緒の友愛
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参加者は料理をつまみながら、菜々緒へ誕生日プレゼントを渡していく。
「これ……、さっきの……」
スピカが渡し損ねた手製の水晶のお守りを渡した。
新井も細長い箱を菜々緒に渡す。
「菜々緒先輩お誕生日おめでとうございます。これバースデーちくわです。中身は何だと思います?」
「ちくわです。新井さん、自分から言ってますよ?」
苦笑する菜々緒。だが新井はチッチッチと指を振る。
「ふふふ、そうですボクの手作りちくわです。ですがおめでたい鯛を使った逸品なのです。美味しさは保証しますよ」
ウィンクするくらいの自信作のようだ。
「けどよ、随分と豪勢な家の割に質素な内装だな?」
確かに、犬神の言うとおり菜々緒宅は生活感があまり感じられない。
「俺様のプレゼント、プリティーなアニマルぬいぐるみセットが役に立つな! 受け取れ!」
大きなバスケットの中でポップでキュートな動物ぬいぐるみたちの円らな目が、菜々緒の心を射抜いていった。
「……花梨さん、貴方、見所あるじゃない!」
「気に入ったか? 今度バトッた後に買いに行こうぜ、ギャハハ!」
菜々緒と犬神はガッチリ握手した。
「そういや、テロ事件の約束、忘れんなよー? ツボ押しマスター、志波ァ!」
犬神は黒依と李の肩を愛おしそうに抱き寄せながら、志波へ悪魔の笑みを向けた。
「……ハイ、俺ノ二万円、有効利用オナシャス」
「あ、追加料金も頼むわ」
犬神の注文に志波は白目を剥いていた。
テロ事件で犬神が志波、黒依、李を助ける際の『契約内容』の一部が、スイーツ女子会(会計志波持ち)だったのだ。
「あー、楽しみだなぁオイ、ギャハハハハ!」
「ソーデスネ、タノシミデスネ」
両者の明暗分かれる約束である。
後木はバラジャムとハーブティーをプレゼント。
「しゃおりーと一緒なのだ」
李はプレゼントのバラ科のハマナスの紅い花の蕾を乾燥させて作った花茶、『玖瑰花茶』を振舞っていた。
甘い花の香りが参加者の鼻をくすぐる。
「菜々緒、誕生日おめでとうなのだ。このお茶、綺麗で良い香りがするから菜々緒にプレゼントするのだ。早速飲んでほしいのだ」
「小麗さんのお茶、珍しいわね。花のお茶なのね」
黒依もご相伴に預かりながら、菜々緒へ紙袋を手渡した。
シックな黒ゴシックスタイルのブラウスとフレアスカート姿の黒依は、歩くと様になっている。
「今度、絵のモデルになってほしいわ」
菜々緒がそう漏らすと、黒依は恐縮しながらプレゼントを渡した。
「家が雑貨屋なんです。有り合わせの材料で作ったから、似合うか分かりませんけど……。芽森さんの瞳に合わせて、アメジストを付けてみました。これから暑くなるし、作業中に良いと思ったので」
有り合わせというが、その出来は売り物かと見違えるほどだ。
黒地に白抜きでヤドリギ模様の入ったシュシュに、本物の紫水晶のチャームが付いている豪華なものだ。
菜々緒は早速シュシュを嬉しそうに身に付けた。
神木はアロマランプディフューザーとエッセンシャルオイルのセットを持参してきた。
早瀬も猫柄の手鏡とバースデイカードを菜々緒に渡した。
「これくらいしか俺には出せませんね、ハイっと」
軽口を叩く早瀬だが、意中の相手目の前だと意識したら身体が硬直してしまった。
風雲児は『やわらかヒーローシリーズ』というヒーローアニメのキャラ、『やわらかベースボーイ』を持ってきた。
まん丸な身体に野球帽を被った、ふわモコなゆるいキャラだ。
バットとグローブで戦う設定のようで、まるで剣と盾を構えているような姿が可愛いと女子に人気だ、と風雲児は解説してくれた。
「しもうたぁ、ウチ、被ってもうたぁ」
マリベルのプレゼントも、紫のシュシュだった。
シーサイドタウンのおしゃれな店で買ったモノだったのだが……。
「え、えっと、先輩の髪の毛めっちゃ綺麗で、絵を描いてる時に絵具とか跳ねて当たらないように……なんて余計なお世話かもしれないですが」
「ありがとう、マリベルさん。シュシュは何個あっても嬉しいわよ」
そう言うと、菜々緒はおもむろに髪を解き、右側にマリベルのシュシュ、左側に黒依のシュシュを身に付けた。
つまり、菜々緒の髪型はツインテールに進化した。
「菜々緒! 誕生日おめでとう! ツ、ツインテールも似合ってるぜ……!」
興奮する吉祥寺が菜々緒に浴衣を手渡した。
「誕生日おめでとう、菜々緒。これ、今度の七夕祭りにでも着てくれ……、一緒に行けたらいいけどよ」
紺の流水杜若柄の浴衣を菜々緒は手に取ると、その出来に感嘆の声を上げる。
杜若の花言葉は『幸運がくる』で、吉祥寺らしいチョイスである。
「あと少しはお洒落っ気出す為に……ほら、指輪」
イニシャル入りのシルバーリングを菜々緒の指にはめる吉祥寺。
サイズは被服科の授業で計測済みだ。
「べ、別に深い意味はねェからな! カムイニポポと同じ友情の証のお守りみたいなもんだからな! 困った事とかあったら全然頼ってくれていいからな! ……菜々緒は俺の、大事な友達だから」
「クロ、ありがとう。大切にするわね」
「私のことも頼っていいんだぞ?」
双葉も不遜な態度でそう菜々緒に注げる。
だが、その顔は笑顔だ。
双葉は菜々緒に近付くと、小声で囁き始める。
「菜々緒はどうしてこの島に来た? どうして寝子高に? いや、正確には昔、何があった? お前の真面目さは異質だ。部屋を見れば判る」
いきなり込み入った話を双葉がしだしたと判断され、すかさず周りが止めにかかった。
「ちょ、空気読んだほうがええんとちゃいます?」
マリベルが囁けば、常闇も双葉に声を掛けた。
「……皆さん、主賓と話したがってます。不粋ですよ」
「すまない。本当なら2人きりで話したかったのだが、常に周りは人がいたのでな」
双葉は悪びれもなく、菜々緒に再び笑顔を見せる
「何かあったら私に相談しろ。いつでも力になるぞ」
次にレティシアが天の川を隔てた彦星と織姫がモチーフのネックレスを贈った。
「お誕生日、おめでとうございます。この一年が、芽森さんにとって素敵な一年となりますように」
そのネックレスは星の瞬きのようにキラキラと輝いていた。
「芽森さんの今年の抱負って何ですか?」
レティシアの問いに、菜々緒は簡潔に答えた。
「独立、ね」
その答えに、レティシアの頭上に?マークが浮かんだ。
「えぇと、つまり、一人暮らしを頑張るということですね。立派な目標だと思います」
レティシアはこくこくと小さく頷いて納得していた。
八神はヴァイオリンを持参してきた。
森もヴィオラを携えている。
「先輩、カミツレの花言葉は『逆境の中のエネルギー。親交』です。今日見た絵画のイメージと合わせて、俺からは三大協奏曲の1つメンデルスゾーンを演奏させていただきます。BGMにどうぞ」
八神と森の演奏が会場に音の華を咲かす。
「俺もギターで参加するぜ!」
吉祥寺も曲に合わせて即興で弾き語りアレンジを加える。
その間にも、絶えず菜々緒に話し掛けてくる参加者たち。
「菜々緒、プレゼントは、これ。ささ、開けてみて」
ブリジットに促されるまま菜々緒が小箱を開けてみれば、中身は暴漢撃退用ペッパースプレー。
「今度また銃を持ったテロリストに捕まりそうになった時には、ぜひ殴りかかる前に使ってみて」
このプレゼントに会場が一気に静まり返る。
「……It's a joke.(冗談よ)」
肩を竦めつつ、今度は紙袋を差し出した。
中身はツバ付きのおしゃれな帽子。
「こっちが本物よ。これから日差しも強くなるから、使ってみて。あなたのその長い銀色の髪に合うのを探すしてきたのよ」
「ありがとうございます、ブリジットさん」
「ところでさ、菜々緒ってハーフ? ほら、あなたって銀髪碧眼じゃない。私は金髪碧眼だし、少し気になったの」
この問いに菜々緒は眉尻を下げてしまう。
「私、捨て子だったから……。実の両親の顔も知らないし、ルーツも知らないのよ」
「あ、ごめんなさい……」
しまった、とブリジットはバツが悪そうにソーリー、と謝罪の言葉を口にした。
小山内は水彩絵の具を贈ると質問をぶつけた。
『せんぱいは、えをかくのはすきですか?』
「あ、ボクも聞きたい。先輩は何故、絵を描いているの? 人に命じられただけではここまで美味く描けないと思うし。感情や、背景がぶつけないと人に感動を与えられないとも思う」
菜々緒は絵のことになると急に表情が引き締まるようだ。
真摯に質問に答え出す。
「私にとって絵は生き甲斐。好き嫌いを超越して、呼吸と同意義よ。もし絵を描けなくなったら窒息してしまうわ」
小山内、この答えは予想していなかったようで筆が止まってしまった。
桜庭は逆に「そっかー」と理解を示す。
「エーイ、誕生日オメデトウ! ボクからの贈り物サ、コレならどこにいても絵が描けるヨ。よければ施設の子達にも絵を教えてほしいナ」
セルゲイはタッチで絵の描けるタブレット端末と筆型のタッチペンが入っていた。
「わぁ、これはいいですね!」
絵画関連は菜々緒のテンションが高まるようだ。
霧生もプレゼントのヘッドフォンを手渡しながら伝えた。
「お誕生日おめでとう。これ受け取ってほしい。なぁ、芽森って音楽聴くか? 聴かねぇならこれを機に色々聴いたらどうだろう? 作品見せて貰ったお礼に、俺のピアノを聴いてほしい。お前の好きな曲教えてくれよ、今度それ弾くからさ。……俺なりの今日のお礼だ。約束!」
照れ隠しに一気に霧生は話し終えると、半ば強引だが菜々緒と指切りを交わした。
菜々緒も嫌がるそぶりは見せず、「楽しみにしてるわね」と絡めた小指を嬉しそうに見詰める。
「私も、約束を……」
霧切が美術部のパンフレットを菜々緒に手渡した。
「入部してくれとは言いません。一度、遊びに来ませんか? 三科展の制作で忙しいと伺ってますが、部員たちも先輩が来てくれたら喜んでくれます」
「そうね、前向きに考えてみるわ」
「ありがとうございます!」
霧切は小さくガッツポーズ。
「義姉さんがこれを、と……」
常闇は可愛らしい、50センチ程の義姉手製の男の子と女の子の双子のビスクドールを贈呈。
「何故2体なのか意図は分かりません。義姉さんの考えることは……私には理解できません」
「……ありがとうございます」
菜々緒、人形が珍しいのかじっと2体を眺めていた。
「似たような外見、男と女、まるで二重人格のようですね」
エレノアが待ってましたとばかりに口を開く。
「さて、プレゼントがわりに曲芸を。取り出しましたるは100均のペーパーナイフ! 的に刺さったら拍手を!」
段ボールの的を彼女は用意、素早く投げて刺していく。
が、1本だけ的から逸れてしまった。
「失敗御免! ハイ切腹~!」
腹を掻き切る真似で周りは大ウケ。
「いや難しいんですよ? まして忍者のように『複数投げたり動いている物に当てたり』は中々。怪人セブンはやすやすとやってのけましたが……」
あの『憤怒』事件に携わった者たちの表情が強ばった。
「そういえば、芽森さんはあの事件で怪人セブンだと周りから疑われたらしいですね?」
エレノア、更に菜々緒を挑発。
しかし、それを遮る者がいた。
「面白い冗談ですね」
レティシアはくすり、と笑ってみせた。
エレノアに彼女、及び周囲の視線が突き刺さる。
当のエレノアは菜々緒の反応を伺っていたが、さほど変化が見られない。
能面のように無表情だ。
「おい『傲慢』。今日はそのくらいにしておけ」
御剣が庭先から顔を出した。
今まで中庭に竹を飾っていたのだ。
「あら、竹の設置お疲れ様です、『憤怒』さん。切腹の介錯願えますか?」
「お断りだ」
2人の険悪なムードが会場に漂う。
そこへ森が演奏をやめ、助け舟を出す。
「『友情の黄金律は、自分の話を聞いてほしいときに相手の話に耳を傾けることだ』『私の心の歌を聞き、私が思い出せないときに一緒に歌ってくれる人、それが友人である』ともいいます。誕生日の今日は特に菜々緒さんを大切にしましょう」
森の言葉に2人はなし崩し的に和解することに。
(菜々緒さんは恐らく照れ屋です。彼女の言葉を額面通り受け取らず、表情や口調、仕草から汲み取るべきでしょう)
森もまた、違うアプローチで菜々緒の心中を知りたいと考えていたのだ。
そうすればきっと力になれる、と思っている森である。
「暗い雰囲気はダメだぜー! ってことで、ブドー、いっきまーっす!」
ここで志波が跳躍すると、空中でするりと服が脱げ落ちる!
ビタミンカラーのブーメランパンツが眩しい! これぞ神速脱ぎの真骨頂!
「まだまだ! ブドー、進化しまーす!」
更に彼はブーメランパンツに手をかけ、一気にずり下ろした!
「秘技、2枚穿き!」
志波はなんと、真紅のブーメランパンツを更に穿いていた!
菜々緒は笑い転げている……!
「センパーイ、脱ぎたてパンツあげるーキャッ♪」
このボケには女性陣からの総ツッコミ(物理)が志波に降り注いだ。
「おーい、お好み焼き焼くぜー!」
宇佐見の鉄板が温まり、宴もたけなわ。
時間は過ぎていく……。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月28日
参加申し込みの期限
2014年01月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月04日 11時00分
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