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流したてのコンクリの上を猫が通らぬ様に見張るだけのお仕事です
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●A.M.10:00 ~ P.M.16:00
メイン見張り
恵御納 夏朝
桜崎 巴
風雲児 轟
御剣 刀
サポート
(
綾辻 綾花
立井 駒鳥
八神 修
山田 勘三郎
)
その他
新井 米太郎
どうにか刺激臭が拡散し、最初のメンバーが残って見張りを開始した。
太陽がビンビンに元気で、何気に一番辛い時間帯に立候補したメンバーは、照りつける暑さにひたすら耐える。
駒鳥と勘三郎は、打ち水をして僅かでも涼を呼ぼうと頑張っていた。
熱いコンクリートの上を歩くのを嫌ってか、それとも人間より敏感な鼻が刺激をまだ感じているのか、今のところ猫の子一匹、姿を見せていなかった。
「猫達もどこか涼しいところを見つけて、休んでいるんでしょうね」
自分が担当するメイン見張り時間までに、猫達と仲良くなっておきたかった綾花は残念そうだ。
万全の体制を整えられた見張りは、純然たる耐久レースと暇つぶしになっていた。
巴は少し日陰になっている所を選んで、養生シートが捲れないよう端に座る。
手にしているのは、純文学の文庫本。活字を目で追うが、この暑さで集中は途切れがちだった。
「塩飴なめる?」
「ああ、もらっとこう。ありがとよ」
夏朝が、とてとてやって来て、キャンディを皆に配る。
10台の駐車スペースがある、奥行き5メートル、幅23メートルの駐車場の移動だが、何もせずジッとしてるよりは動いて居る方が、精神的に楽だ。
轟からは、レモンの蜂蜜漬け。
「はちみつレモンも食えよ!」
「すまないな、助かるよ」
遠慮なく頂けば、爽やかな酸味が広がって、刀は目を閉じる。すでにお腹が空き始めていた。
心もとなくなってきた、腹を撫でる。差し入れを期待して、食料ばかりか飲み物すら用意してなかった。
これっぱかしでは、足りるわけがない。
そもそもこのままでは熱中症で、倒れるのは時間の問題だ。
「……山田、戻ってきた金で、何か買ってきてもらえるか? 山田の分も、一緒に買っていいからさ」
「うう、サンキュー……恩に着る。切り詰められるだけ、切り詰めるぜ。命には代えられねえし、水分メインかな? マジで熱中症にならないように、しねえと」
勘三郎は刀から、お金を受け取って肩を落とす。
米太郎は、数箇所に蚊取り線香を設置した。
そして暇な時間に読もうと思って、持ってきたバスケ雑誌を広げてみるものの……やはり、集中出来ない。
(先輩、どうしたんだろう……電子ジャーのスイッチ、入れ忘れたのかな? まさか事故にあったなんて事、ないよね?)
米太郎、来る前は――。
「バイト代が、さ、三万円だってー!? 破格じゃないか! 是非頑張るよ!」
――なんて意気込みを見せていたのだが。
今や、しおしおである。
(おや? 霧切はんは、ま~だ来てないんだねぇ?)
暑い中でも、悪戯するという熱意は十全の、
骨削 瓢
。
戻ってきて影からコッソリ様子を窺ったものの、翠子は来ておらず、米太郎との微笑ましい様子を見て<悋気の独楽>で竜巻妨害するつもりだったのに、アテが外れてしまっていた。
肩を落とす米太郎の姿に、喜べばいいのか、悲しめばいいのか……。
心中、複雑な瓢なのだった。
正午。とんでもない暑さの中、額に汗して皆でお弁当を分け合って食べる。
米太郎も差し入れに未練を残しつつ、出し合ったお金を握り締め、コンビニへ買出しへ行って必要な物を補充した。
コンビニの23度に保たれた世界は、マジで天国だ。
だがこうしている間に先輩が来てるかも……と考えると、長居できない。
手早く必要なものをカゴに入れると、会計を済ませて、息苦しさすら覚える灼熱地獄へ戻る。
「暑いね……」
ゼリー飲料の口に、ぼーっと齧りついたまま夏朝が呟く。
もふっと猫を受け止めるつもりだったクッションは、未だ出番がない。
帽士にタオルをかけて、首が焼けるのを防ぐ。
「……言葉にすると、余計に暑くなるぞ」
バケツの水に足を突っ込んで、勘三郎は気持ちクールダウンするが、それもすぐに温くなってしまう。
「いや、確かにかったるいけど……喋っていれば誰かの体調不良に、気付く切欠になるかもしれないよ……」
巴は本を、日よけとして頭の上に乗せていた。艶やかな黒髪は、太陽光線で触ると熱いくらいだ。
うだる暑さの中、貰ったおにぎりを無理に押し込む。
「スポーツ飲料も、飲んでくださいね? 塩分、もっと取らなきゃ」
どこか虚ろな目で綾花が勧め、皆も手を伸ばした。
「辛い者は、丸田さんが居間を開放してくれたから、そこで休んでいいぞ。くれぐれも無理はするなよ?」
修はパトラを、すでに近所である星ヶ丘寮の自室(一軒家と変わらないが)に避難させていた。
動物は「辛い」と言葉に出来ないから、外でずっと一緒は、危険と判断したからだ。
(差し入れを持って行くのに、丁度いいタイミングだよぃ)
ぐったりとした見張りのメンツの様子に、ほくそ笑むのは瓢である。
と言っても、最初から邪魔をするつもり満々の瓢は、必要経費を受け取れず――簡単に受け取れないよう、修に手を回されていた――用意できたのは下剤や、睡眠導入剤を入れたお茶くらいなものだったが。
というか、盛るの何度目だろう。そりゃあ、対策もされるよね。
「皆、暑い中お疲れ様だねぇ。差し入れ、持ってきたよぃ」
めずらしく爽やかな笑顔で現れた瓢に、米太郎は座った目を向け、そして逸らした。
明らかに「違う、僕が待ってたのは、君じゃない……」という顔だった。
無言で、手の中の鰹節パックをニギニギしている。
にぼしを弄びつつ、溜息を吐くのは瓢とはクラスメイトの刀だ。
「骨削、
また下剤
か? 貴重な水分が勿体無いだろう?」
諭された。とても魂が入った、お言葉であった。
「人聞きの悪い、あっしは差し入れに来ただけだよぃ。それとも、疑うんですかい?」
「悪戯を気軽に出来るってのも、自分は何をしても結局は許してもらえるって自信と、相手への信頼あっての事なのか……?」
蚊取り線香の煙が霧散するのを難しそうな顔で見つめながら、しみじみと呟く轟は、携帯プレイヤーから流れる音楽で、どうにか正気を保っている状態。
「まあ、君も熱中症にならないよう、気をつけるんだな」
レモンを口に含みながら、修は標準よりかなり小柄な同級生の少年に、哀れみの目を向ける。
「……また来るよぃ」
流れる微妙な空気に、出直すしかない瓢であった。
そうこうしているうちに、太陽も傾き始める。
交代の時間だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月06日
参加申し込みの期限
2014年02月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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