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\ オーバータイム!/
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流したてのコンクリの上を猫が通らぬ様に見張るだけのお仕事です
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●P.M.16:00 ~ P.M.22:00
メイン見張り
立井 駒鳥
パール・風色
八神 修
サポート
(
恵御納 夏朝
山田 勘三郎
)
その他
新井 米太郎
「皆、お疲れ様だねー! おまちかねっ、交代の時間だよ!」
明るくパールの声が響いた。
「差し入れに、かき氷持ってきたよっ!」
コンビニの袋をがさがさいわせて、持ち上げるパールに歓声があがる。
礼を言って受け取り、綾花と巴、そして轟と刀は、一旦休憩に入る。
「じゃあ、俺達は一回帰るけど、皆、無理すんなよ? 次に来る時、またお茶をたくさん寮で作って持ってくるぜ」
サムズアップする轟。彼は予定では、翌朝4時からのシフトだ。
「頼んだぞ。くたびれたろうが、寝過ごすなよ?」
「わかってるって!」
同寮の駒鳥の背中を叩くと、エールを送りながら轟は立ち去った。
「あたしは、また夜からか。シャワー浴びて一休みして、さっぱりして来るかね」
巴は首筋に張り付く、長い髪を払う。
「次来る頃は、この暑さもだいぶマシになってる事を祈るよ。じゃ、頑張っとくれよ」
「お疲れ様、またね」
差し入れの氷菓子で、火照った頬を冷やしながら夏朝が小さく手を振った。
「何かあったら携帯で知らせてくれ」
溶かした氷菓子を、勢い良く掻き込みながら刀は、ふぅと息をついた。
「あー、生き返るぜ……」
勘三郎も冷たい差し入れに、人心地。
「日焼けって、案外体力消耗するもんなんだなぁ……」
「気力もな」
「違いない」
互いに顔を見合わせて、苦笑する。
「さて、ここからは俺達がメインだな。風色はよろしく頼む」
「任せて! 頑張っちゃうんだから♪」
「……と、新井、心配なのは分かるが、少し休んだらどうだ?」
バスケ雑誌を広げたまま、放心している米太郎に修は声を掛けたが、返って来るのは溜息ばかり。
「彼女、まだ連絡つかないの?」
声を潜めて、パールが尋ねる。
「そのようだ。事故が遭ったという情報も入ってないし、大丈夫だと言ってるんだが」
修は肩を竦める。
「も~、キミも飲みなよ。ほらビタミンだよ、しっかり補充して!」
袋から出した凍らせるタイプのレモン水を、米太郎の首にぐいぐい押し付けてパールは喝を入れる。
「わああ、わかったよ! ありがとう……」
「猫さん達も、涼しくなったら顔を出してくれるかな……」
夏朝は水道水で濡らしたタオルを首に巻いて、その時をじっと待つ。
「怖いこと言うなよ……」
勘三郎は思わず、身震いした。
そうして、すっかり日が傾いて。
「西よし、東よし!」
道路の隅を指差し確認、駒鳥は大真面目に見張りをしている。
「猫さんよし!」
駒鳥が「ん?」と首を傾ける。
影から、ころんころんと鈴の鳴る音が木霊する。
暗闇のあちらこちらから、金色に光る目がこちらを凝視している。
「皆、来たぞ!」
「猫さんだ……!」
柔らかクッションを抱きしめて、夏朝は待ってましたと、立ち上がった。
暑い中、頑張って見張っていたかいがあった。
たくさんの猫との邂逅こそ、夏朝が今回のバイトで求めていた事だから。
「でも可愛いけど……ごめんね、猫さん。今はだめなんだよ」
「よよよよーし、総員、はは配置に、つ、つこうぜ……!」
ウォーターガンを構える、勘三郎は若干 足が震えている。
「もう水が、入ってないんじゃない?」
パールに指摘されて、慌てて水を汲みに戻ったのはご愛嬌。
「そら、こっちへおいで。こっちの方が美味いぞ」
修は釣竿に細い鎖をつけたものの先に、アジの開きを括り付け、コンクリから離れるよう猫を誘導する。
お腹が一杯になれば、庭の餌場の魅力も失われるだろう。
「もしノラだったら、一晩 何も食べれない事になって、かわいそうだからな」
「イッツァ、ショウターイム!!」
パールが猫が近づいた頃合で、設置した水入り風船を指差して<Let’s Pop!>で爆発させる。
監視カメラがあるが、猫が爪を立てたせいにすれば、フツウは守れる。
それにパールはマジシャンだ。イリュージョンに見せかけるなど、お手の物。
ついでにカメラを意識して、ポーズも取ってみちゃったり。
後で丸田さんが見たら、永久保存してくれるだろう。
小気味いい音が響いて風船が破裂して、猫は米太郎の方へ一目散に走ってきた。
「こら、こっちはダメだよ」
くったりしていた米太郎だが、猫の姿に役目を思い出して、本来の俊敏な動きを取り戻す。
かつてバスケで培った動きが、咄嗟に方向転換する猫の動きを、的確に捉える。
「代わりに、これあげるから」
パックから鰹節を出して、掌に載せてやる。
「ちょっと粉々になっちゃったけど……」
元々、人懐こいのか、米太郎が低姿勢なのが良かったのか。
猫は鰹節に気付くと、素直に鼻先を近づけて、米太郎の掌の鰹節を食む。
「お、おい。暗くなったら、いきなり猫が増えたんじゃねぇか? おまけに目が光るわ、変な声で鳴くわ……もう帰りてぇよ……」
ウォーターガンで狙い打つ勘三郎だが、猫の声が聞こえるたびに、水流はあさっての方向へ。
「そんなに、猫が苦手じゃったのか?」
誤射された水滴を、手で払いながら駒鳥は瞬きする。
「い、いや、こ、怖くなんか……。うわ、く、来るなぁ!」
すり~。
言ってる傍から、一匹のとら猫が、勘三郎のすねに額をこすりつける。
「ひいいいいっ!! 頼むから、あっち行ってくれ~!!!」
「「…………」」
「こんなにかわいいのに……」
マタタビで勘三郎にまとわりついていた猫の気を引いた夏朝は、道路に背中をすりつける猫に、しばし和む。
動物に好かれる体質の修とも協力し、猫達がコンクリを踏まないよう、抱えて餌場へ移動させてあげることにした。
夏朝にだっこされて、とら猫は とても幸せそうだ。頬ずりすれば、薄っすら汗ばんだ肌に猫毛がびっしり付くが、今は気にしない事にした。
もっふりとユニークな模様のぶち猫は、修の腕の中で喉を鳴らしている。
ほっこりしていた、その時。
「ほ~ね~そ~ぎぃ~~~……!」
撒き餌を抱えた
骨削 瓢
を追いかけて、
御剣 刀
がダッシュで庭から飛び出して来た。
「おたくが変な所で寝てるからだよぃ、不幸な事故だよぃ!」
どうやら、庭側からコンクリにそっと近づいて餌を撒き、猫やカラスを呼ぼうとしたらしい。
だが庭の隅っこで、そのまま寝ていた刀を運悪く踏んでしまい、現在に至る。
いつまで続くか、鬼ごっこ。
「ねー、そろそろ近所迷惑になるから、あまり大きな声出しちゃダメだよ~?」
最後の風船を、景気良く破裂させて。
パールは指鉄砲にフッと息を吹きかけて、カメラに向けて、かわいくウィンクした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月06日
参加申し込みの期限
2014年02月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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