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【七夕】飛べ、天の川! ラブラブ♪ランデブー!
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【腐女子は強面モブ男子に恋をするのか?】
突然だが、
常盤 四月
という少女について説明しよう。
※写真左側の少女が四月嬢。たぬき顔がとてもキュートである。
彼女は漫画編集者の父の影響で幼い頃から漫画好き、絵を描くのが好きで小5でプロデビューした、現在は何本も連載を抱える売れっ子漫画家である。
本人はそのことを友人には隠しているのだが。
そして常盤のもう1つの顔は、腐女子である。
恋愛ジャンルは苦手だというのに、BLだけは別腹。
彼女の描いたBL的な薄い本は、一言で言えば『衝撃的』といえる。
過去に
猫鳴館寮生(♂)に甚大な精神攻撃を密かに与えていたり
、
密かに中間テストの参考書に紛れ込ませ、閲覧者をフリーズさせた
戦果をもつ。
また度々彼女のBL作品でトラウマを負った男子もいると噂され、そういった意味では『歩くリーサルウェポン(男色的な意味で)』といえよう。
そんな彼女が、自分の恋愛沙汰に臆病になってしまうのは自明の理といえよう。
(アナタはあたしの事、どう思ってるんだろ? ただの友達? 傍迷惑な腐女子? ねぇ、どっち……?)
隣でにこやかに笑う地味な眼鏡男子を、横目でチラリと常盤は盗み見た。
またしても突然だが、
多喜 勇生
という少年について触れておこう。
※浴衣姿でリラックスする多喜少年。性格の良さがにじみ出ている一葉である。
普段から瓶底眼鏡を掛け、もっさい癖っ毛をした彼は所謂モブ系眼鏡男子である。
DIYが趣味で、工具のことになるとちょっとうるさい工具オタクな面もある、そんな少年である。
だがどんなことがあっても、人前でそのメガネを外すことはない。絶対にだ。
そこには、彼のコンプレックスからくる理由があるのだが……。
(四月ちゃんにも見せられないよ……。見たらきっと……、四月ちゃんは僕を怖がるとおもうから……)
彼の笑顔の後ろに、嫌われたくないという不安感が常に付きまとっていた。
さて、現在、七夕ゆかた祭り真っ最中。
常盤と多喜は2人きりで浴衣姿のまま祭りを満喫していた。
つまり、デートである。
だが、2人は先ほど述べた思惑があり、なかなかお互い煮えたぎらない態度のままだ。
それが却って2人の距離を縮めることを妨げていた。
どこかぎこちない2人は、そのまま展望台まで到着してしまう。
「た、短冊、書く?」
常盤がギクシャクと尋ねれば、多喜もガチガチに身を固くして答える。
「う、うん! な、何書こうかな?」
傍から見たら2人とも浴衣姿で下手くそなロボットダンスを踊っているように見えなくない。
それほど2人がガックガクに噛み合ってなかった。
ある意味これはこれで初々しいのだが、当人たちは気まずくて額から脂汗が吹き出てくる。
(多喜君、今、楽しいのかな? 前髪と分厚い眼鏡で表情が読み取りづらいよ……)
常盤は再び多喜の顔色を伺う。
でもやはり眼鏡と前髪が鉄壁のガードを立てて、感情を口元で推測する他ない。
(多喜君、いつも前髪で顔を隠してるから……。ホントはどんな顔? あたしと話してる時はどんな表情なの? ただのシャイ? それとも、あたしの事……キライ? 嫌われたくないよ……)
だから、短冊に書く願いは自然と絞られていた。
『多喜君の素顔が知りたい』
(だって、すっごく気になる。多喜君の素顔、とっても知りたい)
一方、多喜は常盤の視線に気が付きながらも怖気付く自分の態度を不甲斐ないと嘆いていた。
(このままじゃ駄目だ!)
緊張で震える心臓を抑えて多喜は決意する。
(四月ちゃんが気になって仕方がない。この気持ちが何なのかよく判らないけど、もっと仲良くなりたいのは確かなんだ。だから、僕は『先』に進める、勇気が欲しい――!)
多喜は短冊にしっかりとこう願った。
『勇気を出せますように』
(生憎の曇り空だけど、このあとも四月ちゃんをエスコートして楽しんでもらわなきゃ!)
多喜と常盤がほぼ同時に竹に短冊を吊るしたその時!
ひゅうぅぅんッとロケット花火数発が2人の間に飛び込んできた!
「危ない、四月ちゃん!」
多喜が常盤を庇うべく、ロケット花火の矢面に立つ!
「四月ちゃん、下がってって! って、四月ちゃん?」
多喜が振り返ると、常盤は既に1m弱ほどの高さで空中を浮遊していた。
「わわっ、何これ!?」
ロケット花火を回避出来たはいいが、バランスが取れずに空中で暴れる常盤。
「四月ちゃん、僕の手に掴まって、って僕も浮いた!?」
多喜も体が浮き、ロケット花火は足元をすり抜けていった。
「た、多喜君!」
必死に手を伸ばす常盤。多喜も懸命に手を前に出す。
そして必死になって常盤が掴んだのは――。
多喜の瓶底眼鏡だった。
「ちょ、ええ!?」
「ごめん! 思わず眼鏡に意識が、ってきゃー!?」
そのまま常盤は急上昇!
眼鏡萌えが災いしてか、感情が高まり力強くテイクオフ!
それを愕然としながら多岐は常盤を見上げる。
「眼鏡を持ってかれた……! SNSの噂は本当だったのか! 早く追い掛けたいけど、ええい、もっと速度出てよ!」
飛行は願いの強さが現れる。
多喜が強く心に願うと、ようやく常盤のあとを追い掛けるように急速浮上を開始した。
常盤を心配する多喜の頭の中から、自分のコンプレックスである素顔を人前に晒していることがすっぽ抜けていることに気がつかないまま……。
一足早く星海の中を独りぽつねんと漂う常盤は、掴み取った多喜の眼鏡を見て酷く狼狽していた。
「やだー多喜君の命より大事な眼鏡、拉致っちゃったどうしよー!?」
眼鏡受け萌えの性(さが)なのか、無意識に彼女は萌えポイントの眼鏡に手を伸ばしてしまったのだ。
「うう……、これで嫌われたらやだよぅ……。もっと仲良くなりたいのに……」
常盤は多喜の眼鏡をそっと抱きしめてキスをすると「ごめんね……」と謝罪の言葉を掛けた。
その時、後ろから懸命に彼女の名を呼ぶ声が聞こえてきた。
追い掛けてきた多喜だ!
「四月ちゃん! 良かった、無事だったんだね!」
自然と手を繋ぎ合う2人。
「これでもうはぐれないよ。そうだ、もっと上空へ行こうよ、四月ちゃん」
「う、うん!」
多喜、どうやら常盤と再会出来た事が嬉しくて、眼鏡の件も忘れてしまっている模様。
常盤は「いつ切り出そう?」と目を泳がせながら、手を引かれて更に高みへ舞い上がる。
高度が上がるにつれ、目に入る星の数が格段に増えていく。
闇は更に濃くなり、それに比例して光の瞬きの数も倍増していくのだった。
「すっごく綺麗だね!」
常盤が絶賛すると、多喜も目の前の風景に声を弾ませた。
「うん、こんな綺麗な夜景は初めてだ」
暫し2人は眼前に広がる天の川を楽しむことに。
その間、常盤は己の心拍数の上昇を悟られまいと平静を装っていた。
(あたしは漫画家だけど 恋愛がテーマの少女漫画だけはどうしても苦手だった。グルメやホラーやサスペンスは想像で補えても、恋する女の子の気持ちに嘘は吐きたくなくて……。でもね、多喜君と一緒にいるうちになんとなく分かってきたの……)
恋する女の子の切なさや苦しさ、喜びや幸せ。
そしてそれらを実感しているあたし自身が、多喜君に恋してるんだって、分かったから。
夜空に2人きり、浮遊する今ならば素直になれると彼女は確信した。
「ねぇ、多喜君……。ホントのアナタを見せて?」
常盤が意を決して言い放った内容に、多喜はギョッとして身を引いてしまう。
「ホントの僕ってまさか素顔のこと?」
多喜は前髪を垂らした顔を俯いて言った。
「ごめん、それは見せたくない。酷い顔だからきっと嫌いになるよ……」
そして彼はいつものように眼鏡のブリッジを押し上げようとした。
だが、押し上げようとした中指は空を切る。
「あ、眼鏡……!?」
顔を上げた多喜の視線の先は、眼鏡をしかと握る常磐の右手に向けられた。
「ってそれ僕の眼鏡! 返して!」
「ふふっ、捕まえてごらんなさい~☆」
なんと、常盤は眼鏡を持ったまま急速上昇!
多喜は慌てて後を追う!
「待ってよー! 意地悪しないでよー、返してー! ……煌めく星空の中の四月ちゃんもかわいいけど」
最後はもにょもにょとどもりながら彼はドッグファイトを開始。
「たっきくぅ~ん! きゃははは――!」
「こら~! あははは――!」
星空を散々飛び回ったあと、常盤は振り返り両手を広げた。
多喜はそのまま彼女に受け止められる形で自然とハグを交わした。
「四月ちゃん、捕まえた」
「えへへ、捕まっちゃった」
常盤は多喜の腕の中で、もう一度彼に強請った。
「怖がらないで。怯まないで。あたし、ホントの多喜君を受け止めるよ。だから、顔をしっかり見せて?」
多喜の身体の力が、一瞬抜けたような気がした。
「……そんな風に言われたらもう隠せないじゃないか。僕も覚悟を決めるよ。その願い、叶えてあげる。きみにだけなら見せてもいいって、今思ったんだ。それに、もしこれできみに嫌われたとしても、僕がきみのことを諦めなければいいのだから」
多喜の口元が緩んだ。
「――この気持ちが何なのか、やっと判ったよ。僕は――」
……きみのことが、好きなんだ!
彼は前髪を掻き上げ、ギラリと光る釣り目の素顔を見せる。
その目は三白眼で、初見の者なら禍々しさを感じてしまうだろう。
猛獣が獲物を見据えるかのような鋭い視線で、彼は常盤を見詰める。
「……俺のこと、やっぱり嫌いになっちまったか?」
裸眼の状態で気持ちが高まったことで、多喜のろっこん『うらがえりのゆうき』が発動。
口調が雄々しい俺様口調に変わっていた。
「……き」
ああ、嫌われた。
多喜は肩を落とす。
しかし、常盤の表情は明るい。
いや、むしろ、常軌を逸している!
「キ、キター!! ぎらぎら光る凶悪な三白眼がすっごくかっこいい!」
「……は?」
多喜、予想外の展開に目が点になってしまう。
腕の中で身悶えする常盤は、多喜の顔を両手で固定してまじまじと見詰めだした。
「ハァハァ……! 普段の多喜君と今の多喜君のギャップ萌えー!! もう駄目ッ! 辛抱堪りません俺様鬼畜メガネご褒美です本当にありがとうございました! では早速――」
い た だ き ま す !
常盤、空中で某怪盗ばりのダイブで多喜を押し倒してマウントポジションをキープ!
「し、四月、ちゃ、ちょ――」
「大丈夫! 大丈夫だから! 最初は痛いかもしれないけどすぐに癖になるから!」
「お、おい! そこは色々と問題が!」
「リラーックス! リラーックス! あたし、知識は
(BL漫画のお陰で)
豊富だから!!」
常盤の進撃(比喩表現)に雄々しい多喜も既に涙目だ!
しかし、愛ゆえか多喜は常盤をしっかり受け止めていた。
つまり、『好きにしていいのよ?』という誘い受け状態!
「何やってるの?」
そこへ偶然通り過ぎようとした
響 タルト
が現れた。
目の前の焦土作戦(比喩表現)に目を疑いながら、響は常盤にこう言った。
「ねぇねぇ、あっちに新鮮なベーコンレタス(暗喩表現)があるから一緒に行こうよ?」
ベーコンレタス(BL)、と聞いた常盤、腐った心が激しく揺り動かされた!
この瞬間、常盤のろっこん『となりのドッペルさん』が発動し、常盤は分身した!
「響さん! あたしは目の前の絨毯爆撃作戦(比喩表現)の真っ最中だから、ドッペルさんと一緒に向かって!」
分身したドッペルさんもサムズアップで答えた。
「わぁい、BL! あたし、BLだいすき!」
「うん、それじゃ行こっか、四月2号さん、略してシガツーさん!」
こうして、四月1号は山(マウントポジション)で芝刈り(比喩表現)に、シガツーは天の川で心の洗濯(BL的な意味で)に向かうのだった!
また1つ、カオスの種が植え付けられてしまった瞬間である。
多喜 勇生
:このあと、滅茶苦茶愛された
常盤 四月
:愛ゆえに暴走
四月2号(シガツー):ホモクレェ……
響 タルト
:ホモクレェ……
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定員
1000人
参加キャラクター数
112人
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シナリオガイド公開日
2014年01月25日
参加申し込みの期限
2014年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月01日 11時00分
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