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恐怖!ミドリ人間の襲来
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●猫もうすうす勘付く「これはZ級だ」と
はーい、こんな感じで、セットの方は順調に……順調に? 出来上がりつつありまーす。
ライブカメラを構えつつ小さな声で実況を行っているのは、
檜扇 舞華
である。
動画共有サイト「ネコネコ動画」に不定期で動画を投稿している彼女は、これはいいネタになりそうだと映画の製作現場を生放送しているのだ。
もちろん参加者たちの許可は事前に取っている。顔出しNGの人は画面に映らないよう配慮しつつ、彼女はいろんな製作過程をカメラに収めていた。視聴者からのコメントは中には参考になるものもあり、有意義なアドバイスは一ノ瀬たちに報告したりもしている。
――ちょwww 殺人マリモ強すぎwww
――総監督体張ってんなwww
――ぬこ実況はよ!!
彼女の予想通り、生放送はなかなかの反響を見せている。パソコンでコメントをチェックしつつ、檜扇は次なる撮影現場に足を向けた。
「ぬこ実況了解でーす。今回の映画は猫が活躍するだけあって、集まった猫の数も大変なことになってますね」
彼女のカメラには、連れてこられた猫たちが集められた一画が映し出されている。
今回の参加にあたって飼い猫を連れてきた人たちも多い。いつも子猫のにゃーくんを肩に乗せている
桜庭 円
もその一人だった。
「こんにちは、桜庭っていいます。今回はよろしくお願いしますね」
自然と猫担当になった三村にお辞儀をすると、彼は人懐っこい笑顔で挨拶を返した。
「ああ、こちらこそよろしく。まさかこんなに猫が集まるとは思っていなかったよ」
三村は小柄な桜庭に視線を合わせるように膝を曲げると、そこの猫くんもよろしくね、とにゃーくんの頭を軽く撫でる。
予想以上に集まったため、境内の隅に簡易的な柵を設けてその中に猫たちを放していた。その周囲では、飼い主や猫好きの有志が集まって猫の世話……という名の猫談義で盛り上がっている。
「万里ちゃんの猫、写真で見たよりすっごくイケメンだねぇ!」
「そうでしょう? 橘さんは店でも存在感抜群なんですよ」
マタ大で既に顔を合わせていた
朝倉 陽波
と
桧垣 万里
は、楽しそうに猫を撫でながら会話していた。
メイド喫茶で働く桧垣は、やる気を出すためにあえてメイド姿で参加している。この衣装に袖を通すと自然と口調も敬語になるのだが、仕事中という訳ではないので幾分かは砕けた様子だ。
連れてきた猫はメイド喫茶の名物店長「橘さん」で、鋭い目つきとすらりとした体躯が特徴の黒猫である。
「ミドリ人間とかやっつけてくれそうだよねー」
そう言う朝倉は、神様っぽい格好…ということで浴衣を着用してきていた。服飾を専攻する彼女にとっては浴衣の着付けもお手の物で、着てきた浴衣もセンス良く可愛らしい彼女にぴったりだ。
「ええ、きっと橘さんならやってくれます……ちょっと気まぐれなところがあるんですけど」
言っているそばから、橘さんは大きくあくびをして一眠り始めてしまった。
あああ寝ちゃいました…と肩を落とす桧垣に、朝倉は楽しそうに笑って言った。
「だいじょぶだいじょぶ、きっと英気養ってるだけなんだって! ……うーん、私は猫はどうしようかな」
猫神様を名乗りでたはいいものの、朝倉は猫を連れてきていない。
どうしようかな、と柵の中の猫たちに視線を向けていると、あの、と声をかけられた。
そちらに目を向けると、黒髪の小柄な少女が立っていた。今回の撮影にはマタ大生だけではなく寝子高生も多く参加していると聞いた。高校生の子かな? と朝倉が優しげに目を向けると、話しかけてきた少女――
綾辻 綾花
は小さくうなずいた。
「私、綾辻って言います。よろしくお願いしますね。……猫のことなんですけど、連れてきていない人は三村さんの猫を貸し出すそうです」
「あら、そうなのね。教えてくれてありがと!」
朝倉にお礼を言われて、いえ、と綾辻は小さく微笑んだ。
彼女の胸には一匹の茶色い猫が抱えられている。にゃあ、と鳴き声をあげる猫は気持ち良さそうに目を細めていた。
「ずいぶんキレイにブラッシングしてるんですね。この子は綾辻さんの?」
桧垣がその猫の頭を撫でながら尋ねると、綾辻は小さく首を振った。
「いいえ、これは三村さんのところの子です。うちの猫も連れてきたかったんですけど、実家なんですよね」
そう言いながら、綾辻は慣れた手つきで胸に抱いた猫をあやす。実家で飼っているだけでなく猫カフェでバイトしている綾辻にとって、たとえ見ず知らずの猫でもあやすのはお手の物だった。
「へえ、じゃあこの猫は私の相棒にしちゃおっかな。よろしくねぇ」
綾辻から茶色の猫を受け取ると、朝倉はにっこり笑ってその猫の鼻先を撫でた。
「あーあ、サティを映画デビューさせてやれると思って参加したんだけど……ずいぶんと悪趣味な映画だな」
「まあいい思い出になるさ。どっちにしろ滅多にない機会だろ」
それぞれ連れてきた飼い猫をあやしながら話しているのは、
霧生 深雪
と
八神 修
の二人である。
霧生の連れてきたサティという名の猫は、真っ白の毛並みに金目と銀目のオッドアイだ。しかしその神秘的な容姿とは裏腹に、性格は甘えん坊なようでべったりと霧生の傍から離れようとしない。
「深雪は猫神様の他に、楽曲も提供するんだったか」
「そうなんだよ。やっぱ映画には音楽も必要だろ? 最近DTMとかもやってるから、どうせならなーって」
彼は事前に使えそうな曲や効果音をいくつか作って一ノ瀬にデータ送信していた。
「シュウはまさか本当に家の猫全員連れてくるとはな。大変だったんじゃないか?」
八神の家の猫はきちんと躾けられているのか、六匹という大所帯であったが周囲に迷惑をかけることなく待機している。
「わ! 修ちゃん飼い猫ぜんぶ連れてきたのだ? みんな相変わらずおりこーさんなのだ!」
大好きなお猫様と戯れにきた
後木 真央
は、八神の足元にちょこんと立つ猫たち一匹一匹に挨拶していた。
「ああ。後木は敵役なんだっけ? お手柔らかに頼む」
そんな可愛らしい友人の様子に笑って八神が言うと、後木はこくこくとうなずいてみせた。
「こっちこそよろしくなのだ! 今日は人間キャットタワーになる予定なので、修ちゃんやユキちゃんセンパイのお猫様にもお世話になるのだ!」
元気良く宣言する後木に、八神と霧生は思わず顔を見合わせる。
「……人間キャットタワー? なんだそれ?」
「……さあ?」
そのどちらかといえば穏やかでない単語に首をかしげていると、霧生くーん、と名前を呼ばれた。
振り返ると、そこにはやはりカメラを回しながらこちら向かってくる二宮の姿があった。
「あ、二宮さん。どうしたんですか」
「いや、君ほら楽曲作ってくれただろ? 映像音楽周りは一応俺が担当することになってさ、ちょっと話詰めておきたい部分があるんだよね」
「なるほど、分かりました。……じゃあサティ、ちょっとここで待っててくれな」
抱いていた愛猫を降ろそうとする……が、慣れない撮影現場で心細いのか、小さく鳴いてサティはなかなか霧生の腕から離れようとしない。
「あー、まいったな。どうしよう」
「大丈夫ですか? もしよかったら、深雪くんが戻ってくる間、私が預かっておきますよ」
その様子を見兼ねた綾辻が、おっとりと笑って申し出た。
隣には、同じく猫の世話を買って出ている
恵御納 夏朝
の姿もある。役者の準備に追われる飼い主も多い中、この二人が率先してケージの中の猫の面倒を見ているのだ。
「そっか、助かるぜ。話し合いが終わったら戻るから、いい子にしてるんだぞ」
綾辻に手渡すと、霧生はサティの頭をそっと撫でて言った。
「あ、役者として出るんならちゃんとメイクしてもらわないと」
恵御納の言葉に、げ、と霧生は小さくうめく。
「なんだよ、男も化粧しないといけないのかよ」
「映画や舞台はそういうものなんだよ。きちんと顔が映えないともったいないだろう」
笑いながらそう言う八神も旅鴉によって不自然すぎない範囲で化粧が施されていた。その整った顔はいつもよりハッキリと際立っている。
「仕方ねえな。じゃあ話し合いの後は旅鴉のところに行くか」
はあ、と観念したように息を着くと、霧生は二宮のもとへと歩いていく。
去っていくその後姿にサティは心細げに鳴いてみせたが、大丈夫ですよ、と優しくあやす綾辻になだめられて次第に落ち着いた様子を見せた。
「猫の扱い、慣れてるんだねー」
その様子を見ていた桜庭は感心したように言った。
「はい、実家では猫を飼ってましたし、今は猫カフェでもバイトしてるんです」
「そうなんだ。いいなー猫カフェ。そういうところで働いてみるのも楽しそう」
目をきらきらさせながらいう桜庭に、隣で話を聞いていた後木は小さく首をかしげてみせた。
「にゃーくんも猫神様で出演するのだ? とっても賢いからちゃんと言うこと聞いてくれそうなのだ!」
「そうだね、にゃーくんの演技には期待してるよーっ」
後木の言葉に、桜庭はわくわくと口調を弾ませながらその頭を撫でた。
「その子、にゃーくんっていうのね。この子はランティエ、飼い主の北原さんは美術の準備で忙しいから、僕が面倒見てるの」
お友達が出来るといいなと笑っていた北原の姿を思い出し、恵御納は嬉しそうににゃーくんとサティに挨拶をする。猫同士が知り合うせっかくの機会なのだから、少しでも仲良くなってもらいたい。
そんな恵御納の挨拶に、桜庭は笑ってランティエとサティの頭を撫でた。
「こんにちは、ランティエ、サティ。君はにゃーくんとお友達になってくれるかな?」
桜庭が優しくそう話しかけると、綾辻と恵御納にそれぞれ抱えられた猫たちは、お互い好奇心に満ちた目で見つめあうのだった。
次々に完成していく大型セットを見上げながら、
五十士 柊斗
はヨーヨーを膨らませていた。
「思ったより早くできるもんなんだなぁ」
「最初はどうなるかと思ったけど、意外といけそうよね」
五十士の独り言に笑って答えたのは、
朝倉 陽波
だ。その隣には
桧垣 万里
、そして浴衣に着替えた
城山 水樹
の姿もある。
準備段階からいろいろ手伝ったこともあり、大学生組の面々はだいぶ打ち解けてきていた。
「お茶はいかがですか? この天気ですし、水分補給はこまめにした方がいいですよ」
「ああ、ありがとう。三人は役者なんだっけ? 浴衣もメイド姿もよく似合ってる」
五十士の言葉に女性陣は嬉しそうにほほえんでみせる。
「ありがとう。普段着でもよかったんだけど、せっかくなら浴衣着てみようと思ってね」
そう言う城山は、呆れたように笑いながらもどこか楽しげだ。
一ノ瀬と二宮が真っ先に役者として目をつけただけあって、そんな城山の浴衣姿は非常に様になっていた。普段はあまり気取らないラフな格好をすることが多い城山だが、しっかりメイクを施して髪を結い上げた姿の美しさはさすがモデルである。
「城山さんも朝倉さんも、本当におきれいです」
メイド姿の桧垣が笑いながら持参したアイスティーをみんなに渡す。その足元では、凛々しい黒猫がその表情を崩して大きくあくびをしていた。
「万里ちゃんのメイド姿もすっごく様になってるよー」
「ふふ、ありがとうございます。私のは仕事着ですからね」
朝倉の言葉にそう言って桧垣がメイドらしい控えめな笑みをみせたとき、彼らのもとに二人の人影が駆け寄ってきた。
「完成したのぼりとヨーヨーと看板、ぜんぶセットの方に設置してきましたよ」
そんな彼らのもとに、五十士と小道具の制作を行っていた
宮田 厚
と
宇佐見 望月
が報告しつつ戻ってきたのだ。
あの後殺人マリモで一ノ瀬とさんざん遊んだ宇佐見の服には、ところどころ血糊がこびりついている。
「二人ともお疲れ様です。これで裏方の仕事は大体終わりですね」
桧垣は二人にもアイスティーを渡しつつ、セットの方に目を向けた。突貫工事で作ったわりには、なかなか様になっている。
「よーし、あとは撮影ね! しっかりがんばりましょ」
浴衣姿の朝倉が、三村の家の猫を抱いたまま気合を入れるようにそう言って立ち上がった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月18日
参加申し込みの期限
2013年12月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月25日 11時00分
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