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これはパンダですか? いいえ、ドラゴンです。
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【もしかして天丼ですか? ネタは重ねるものです】
鈴野 加代
は苛立っていた。
指揮を執るにもままならず各人が動き回った結果、新たに3人も丸呑みされてしまった。
これでは指揮官の名折れである。
「皆さん、聞いて下さい! バラバラに波状攻撃しても、個別撃破されるのがオチです! ここは私の指示に従っていただけませんか!?」
鈴野が協力を呼び掛けると、
暗道 忍
が閉じていた左目を開けてパンドラを凝視しだす。
彼はろっこん『ラプラスの瞳』を使用した。
「加代ちゃん、その話、俺は乗ろう。俺のろっこんは『敵の脆い部分、つまり弱点が光って見える』んだ。ただ、俺にしか見えないから俺が指揮を執ろうと思っていたが、加代ちゃんがやってくれるというなら、俺はパンドラの観察役に徹しよう」
これに鈴野は「助かります」と短く感謝の言葉を口にする。
「今から弱点を伝える。奴の弱点は、『胸元の傷』と『頭部』、そして『尻尾の鱗の継ぎ目』だ」
「分かりました。皆さん! 『胸元の傷』と『頭部』、そして『尻尾の鱗の継ぎ目』を集中攻撃です! なるべく遠距離から足止めをして下さい! 接近戦を試みる人は一撃離脱を心掛けて!」
鈴野と暗道の連携により、ようやくバラバラだった参加者の動きにまとまりが出てきた。
「さぁ、私も攻撃しましょう。白い軍手で発動するといいのですが……」
鈴野はろっこん『三式弾【比叡】』を使用すべく、右掌をパンドラへ向けて左手で腕を支える。
「ぅてえぇぇー!!」
彼女の掌から乾いた発破音が響くと、そこから岩塩弾が発射された!
暴動鎮圧などに用いられる非殺傷弾が、パンドラの鱗に弾かれ耳障りな高音を鳴らす。
「発動はするようですね。しかしデタラメな硬さです……」
それでも手応えを感じた鈴野は、弱点である頭部、ヘッドショットを狙う!
「お願いです、誰か、パンドラを5秒だけ動きを止めてくれませんかっ?」
「俺が行こう」
ここで御剣が前に出る。
「俺が奴を木刀で転ばせる!」
「……刀ちゃん、なんでバイトに木刀なんか持ってきてるんだ?」
暗道のもっともな疑問に、御剣は苦し紛れの回答を絞り出した。
「えっと、俺は『フツウを守るナニカ』なので。最近、島で妙な事件も起きているので護身用です。備えあれば患いなし、ってやつです」
「そういうものなのか……」
暗道は釈然としない様子だが、現状、武器ならなんでも欲しい状況なので深く追求するのをやめた。
「では御剣さん。お願いします。みなさんもパンドラを徐々に包囲して、竹のある場所へ逃がさないようにして下さい! 包囲してから飽和火力で圧倒するのです!」
鈴野の支持により、徐々にパンドラの周囲に動けるもれいびたちが配置されていく。
「鈴野、それじゃ行ってくる。うおおぉー!!!」
裂帛の気合と共に御剣はパンドラの正面から突っ込んでいった!
御剣は木刀の切っ先を低く構えると、地面を這わせるように刀身を横へ薙ぐ!
次の瞬間、コォンッと小気味良い高音が響いたかと思えば、なんと木刀が折れたではないか!
パンドラの膝にぶち当てた御剣の木刀は、鱗の硬度に負けてしまったのだ。
更にその破片が跳ね返り、御剣のおでこを直撃!!
「痛ッ!? マジかよ、金属製の得物じゃないと歯が立たないっていうのか?」
御剣の木刀でパンドラを転ばせる作戦は不発!
おでこを抑える御剣の前に、大きな口を開けたパンドラが飛び掛ってきた!
「おい、避けろ!!」
暗道の呼び声で何とかはたと気が付く御剣。
ろっこん『加速』で逃げようとしたとき、途端に頭にある考えが過ぎった。
(俺はまた、自分ひとりの時間に逃げ込むのか?)
彼が加速をすると、周りの景色は相対的に遅く感じてしまう。
遅くなった世界は、御剣にとって孤独極まりないものであった。
もれいびとして様々な経験を積んでいる割にろっこんが未発達な御剣の根幹には、そうした埋められない孤独に苛まれているからだといえよう。
彼自身、未だそのことに気が付いていないのだが。
「俺は逃げない!」
迫り来るパンドラの口に対峙する御剣。
「パンドラの中に残った一つの光、その名は希望! つまりパンドラの腹の中に希望があるんだ! あとは頼んだ!!」
御剣、先程の北原と響のように自ら口に入ろうと飛び込んでいく!
「御剣さん! あなたもですか!?」
咄嗟の事態に弱い鈴野は、目を回しながら混乱している!
御剣が飛び出すために地面を踏み切った!
「北原! 響! ついでに緑の人もとい校長! 今助けにい……」
ところでご存知だろうか?
竹の根は縦横無尽に広がり、網目状に交差していることを。
希に根っこが地面から顔を出しており、そこに足を引っ掛けて転ぶことがある。
まさに御剣がその典型的な天然トラップに引っ掛かってしまった!
前のめりになる御剣、顔面はちょうどパンドラの口内。
つまり、どうなったかというと?
ガ ブ リ ン チ ョ !
結果、頭だけ喰われた御剣の体が、ぷらーんとパンドラの口からはみ出して風になびいていた。
「御剣くん、逝ってしまったねー。えんか、ゲフンゲフン神魂の理に導かれてー……」
友の無残な姿を目の当たりにし、初島は遠い目をした。
「これは……、カタナられたと言えばいいのか?」
ザ・ストレイトも思わず合掌せざるを得ない。
「――――――――ッ!!!」
いや、御剣は生きていた! 足をばたつかせて必死の抵抗を試みる!
だがその抵抗虚しく、そのまま胃袋の中へチュルチュルすすられていってしまった……。
<
御剣 刀
、パンドラの腹の中へ>
さて、
御剣の受難はここからが本番だったなんて、誰が予想し得ただろうか?
戦闘は後半編へと続く……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月08日
参加申し込みの期限
2013年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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