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これはパンダですか? いいえ、ドラゴンです。
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【あなたは誰ですか? 部外者ですが、何か?】
「おい、誰かそこにいるぞ!」
渚砂が霧の中に人気を感じ取った。
もれいび以外を遠ざけようとする添木も、霧の中の人物に警告する。
「ここは危険ですぅ! 今すぐ離れてください!」
だが声を掛けられた張本人の雨垂は、目の前の超常現象に夢中で聞く耳を持たない。
「あ? うっせ、ガキは黙れバーカ! こっちは人生の再起が掛かってるんだ!」
「そこの若者! 勝手に撮影されたら困るんだ!」
渚砂は顔をしかめながら雨垂に駆け寄る。
※ちなみに渚砂は第三者を『若者』呼ばわりする癖があります。
若者呼ばわりされた雨垂は、近付いてきた渚砂の顔を見て目を細めた。
「なんだよ、お前もガキじゃねーか! 撮影の邪魔だ、どけ!」
「話を聞いてほしい! 目の前のアレは……、え、映画の、撮影だ! 完成したらマスコミ各社にお知らせするから、それまではオフレコなんだ!」
「だったら、尚更スクープだ!」
雨垂、一歩も引こうとしない。
怪我を引き受けたボロボロの添木も駆け付け、雨垂の説得に当たり出す。
「あの怪物に下手に近付くと、こうなりますよぉ?」
「うぇ、確かにひでぇ。でもよく体が動くな……。そういや、この寝子島には『もれいび』とかいう頑丈な連中がいるってアングラ系のネット掲示板に書かれてたな」
雨垂は記憶を辿り寄せると、アホ面の穴という穴を開いて叫んだ。
「聞いたことあるぞ、落神伝説だ! 怪人セブンとかいう頭のオカシイ奴ももれいびをどうのこうの言ってた気がするし、もしかして、お前らがもれいびなのか!?」
この問いに、2人は沈黙を貫いた。
「……は、ガキは黙れば済むと思ってるようだが、大人はそうはいかねぇ。沈黙は肯定と一緒だ。そして目の前の光景、アレは合成でもなければマジックでもないんだろ? あれはつまり、お前らもれいびの超能力! どうだ、ビンゴだろ!?」
渚砂と添木は答えることができない。
目の前の人物はどう考えても『ひと』。
しかも、ろっこんを超常現象として世に知らしめるつもりだとありありと分かった。
もし答えてしまえば、フツウを乱すことになりかねない。
この沈黙に、雨垂は更に興奮しながらシャッターを切る。
「ははははははは! これで東京の奴らを見返せる! 俺はまた返り咲ける!」
興奮しすぎてヨダレを口から垂れ流しの彼の目の前に、添木が立ち塞がる。
それと同時に、添木と雨垂の2人の周りに特濃の霧が覆い始めるではないか。
「おい、これはどういうことだ。テメェの仲間の仕業か。元に戻しやがれ! 空手五段の腕前が火を噴くぜ!?」
濃霧ですっかり視界が閉ざされた雨垂は、忌々しげに添木を睨み付け吠える。
だが、添木は彼の怒声を浴びせられても涼しい顔だ。
「撮影の妨げになるから危ないと言ってるんですぅ。これ以上、邪魔しないでもらえますか?」
添木は懐から取り出したメスを振りかざしてニタリと嗤う。
「カメラを壊されたいか、その指を切り落とされたいか、どちらか選べば許してあげますけど? アハッ★」
雨垂、ここでようやく目の前の女子高生がマトモな神経の持ち主ではないと気が付いた。
向けられた殺気は演技ではなく、受け答えを間違えれば己の肉を刺し貫く本物だと、彼の生存本能が告げる。
ここにいたら本当に殺されてしまう。そう思ったら、全身から脂汗が吹き出てきた。
空手五段など、刃物を心臓や首筋に突き立てられたら役に立たないのだから。
「じ、冗談じゃねぇ!? カメラもこの指も大事な商売道具だ!! ……今日のところは引き下がってやる! ありがたく思え!!」
雨垂はカメラを抱えて竹林から逃げるように去っていった。
「ちくしょォォーッ! 俺ももれいびになりてぇ! 超能力が使えたらお前なんかコテンパンにしてやれるのによォ!!」
「負け犬はよく吠えるって、本当なんですねぇ、ウフフフ……」
幸運にも濃霧で他のメンバーにはこのやりとりを渚砂以外に目撃されることはなかった。
「はぁ……、怖かったですぅ……!!」
へなへなと全身の力が抜けてしまう添木。
どうやら虚勢を張り続けていたようだ。
慌てて渚砂が駆け寄り、彼女の体を背負った。
「牡丹君、ありがとう! これ以上は怪我に障るから安静にしていないとダメだぞ?」
真摯な態度で心配する渚砂に、この傷も作戦の内だ、と言えなくなってしまう添木だった。
ちなみに、雨垂が撮影した写真のパンドラはピンボケして判別不能なものとなっていた。
「はぁ……、一般人が紛れるとか油断も隙もないな」
濃霧を咄嗟に発生させた
邪衣 士
は、胃を押さえながら山中を彷徨っていた。
「そういえば、骨削が無茶しないかだけはしっかり見ておかないとな」
霧の発生を継続しつつ友を探す邪衣は、十歩も満たず内に骨削の掘った落とし穴へと姿を消した。
「なんでこうなるんだァー!?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月08日
参加申し込みの期限
2013年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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