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授業風景 ~2年普通科の場合~
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転:観察の時間 その2
(イノシシ? 遠くにいるけど、結構大きいかな……)
スポーツドリンクを口にしつつ双眼鏡を覗いていた
澪乃 澄佳
は、北海道で見る事のなかった動物に感心していた。その傍らでは
十文字 若菜
と
八重崎 五郎八
がヤマバトの観察をしていた。
「こっちの方、イノシシがいたよっ。とても強そう……」
「えーっと、イノシシ、イノシシ……ここまで出ているんだけど……」
澄佳の言葉に、五郎八は僅かに目を細めてぶつぶつと呟く。競技かるたの昇段がかかった公式戦が近いためか、彼女の脳は和歌モードになりやすいようだ。そんな様子の彼女に若菜は微笑ましく思う。
「ヤマバトの和歌は、すんなり出たよね」
「あれ? 『谷かげや木ぶかき方にかくろへて雨をもよほす山鳩のこゑ』ね」
「そうそう、それ! なまらすごいべぇ!」
すらり、と諳んじた五郎八に、澄佳が小さく拍手をする。その後では、木にもたれかかって小さくため息をつく者が一人。彼女は鞄からペットボトルを取り出し、少しずつ飲んでいく。
「紅茶は、ちゃんと淹れたモノを飲みたいわね……」
ペットボトルの紅茶を飲みながら、
花風 冴来
は近くを跳ねたノウサギを観察していた。愛らしい動物が好きな彼女は、その他にもキツネやタヌキの観察記録と絵を記している。ある程度仕上げていた彼女は、そっと近づいたノウサギに花を与えたり、そっと愛でて遊んでいた。
傍らでは
高梨 煉
と
柿内 友子
もまた其々記録を書き込んでいた。
「うぅ、あのノウサギもさっき見たタヌキも美味しそうです……」
「いや、食べちゃダメだから」
空腹をこらえる友子の呟きに煉が突っ込む。冴来はそんな2人にも小さくため息を吐くが、視線の先の五郎八は更に「えーっと、ウサギにタヌキの和歌もあったような」と頭を悩ませる。そんな姿には、冴来も少しくすっ、と笑ってしまった。
(そういえば……、見た事もない植物も多いよねぇ、ここは)
イノシシの観察をしながら、澄佳はちらり、とすぐ傍に生えている植物を見てそう思った。彼女はイノシシが立ち去った後、携帯のカメラでそれもパシャリ。そうしていると、写真の中にはうり坊が3匹写っていた。よく見れば、先ほどのイノシシの後を追いかけている。それをレポートに書きつつ、澄佳はくすくす笑った。
(ある程度観察もできたし)
と、友子は鞄からお弁当を出した。空腹に耐え切れなかった彼女は、ここでちょっと早めのランチタイムにしようと考えたらしい。
「……もう、食べるのか?」
「ペコペコなんです。さっきからタヌキが美味しそうに見えて耐えられなくて」
煉の言葉に、友子は苦笑しつつ弁当箱を開いた。美味しそうな香りが漂い、煉もまたお腹がすいてしまう。それをごまかすように、彼は友子へと麦茶をすすめる。
「ん? もう昼飯かな、柿内さん」
「ひゃいっ?!」
不意に、後ろから声がかかる。急に現れた生物教師に友子は思わず弁当を落としかけるが、そこはちゃんとセーブ。その姿に煉も巧も笑いを必死でこらえた。
「先生、驚かさないでくださいよ」
「いやいや、美味そうな匂いがしたんでなぁ」
煉の突っ込みに巧が屈託もない笑みを見せれば、友子は安心したように「いただきまーす」とひと足お先にランチタイム。その食べっぷりに、巧も思わず空腹を覚えてしまう。脳裏に浮かんだのは、毎日作ってくれる愛妻弁当の事だった。
「そう言えば今日は夕飯の残りの唐揚げが……」
「先生、少しいいですか?」
思わず呟く巧の肩を、煉が叩く。我に返った巧は、「ああ、ええよ」と頷いた。煉はにっこりと笑うと、目の前の教師と目を合わせ、しっかりとした声で言った。
「先生、進路相談の時はありがとうございました。俺、卒業したら留学する事にしました!」
煉は、その際に巧から貰った言葉に後押しされ、進路を決めた。本当は、観察する前にそのお礼を言いたかったのだが、巧は他の生徒からの質問に答えていた。その為、先にノウサギの観察をしていた。こうしてやっとお礼をいう事ができて、煉は嬉しかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月09日
参加申し込みの期限
2013年12月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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