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授業風景 ~2年普通科の場合~
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結:なごみの時間
――放課後。
八神 修
は桐島先生に、解いた問題の中で解らない物に対し質問をしに来ていた。話が終わり、礼を述べていると……、生物教師の
牛瀬 巧
が何やら熱心に読んでいる。手にした物が何か解った修は、興味を持ち、巧の机へとやって来た。
「なんや、八神君やないか。どうしたんか?」
「いえ、今日の野外授業の話が聞ければと」
修は、三時間目の授業が始まる前に二年生の一団が校外授業に向かうのを見ている。体力がついてきた事が嬉しかったのもあり、修は校外授業に興味を持っていた。
巧は納得がいき、椅子を修にすすめる。そして、実に楽しそうな顔で机に資料を広げていた。
「野外授業でのレポートなんやけど、皆思い思いに書いとって楽しいで。ほら、絵の上手な人はこんなに詳しい絵もつけててな。ほんまおもろいわぁ」
「見てもいいですか?」
彼の問いに、巧は「もう読み終わってるから」とレポートを見せてくれた。文章で事細かに書かれているもの、読みやすい分量と文章で書かれているもの、愛らしいイラストが添えられているもの、と実に個性豊かなレポートに修は小さく口元を綻ばせる。
「特におもろいのが、和歌をつけたレポートやったな。ワシは門外漢やからちぃ、と永田先生に教えてもろたけど、よう考えたもんやわ」
巧が先ほど読んでいたのが、五郎八が書いたレポートだった。こっそりと書かれたそれに、修も思わず微笑んでしまう。そして、修が最初に手にしたレポートを見、巧は笑顔のまま言葉を続ける。特に熱心に観察をしていた天吏の物だ。
「このレポートはもう研究資料やな。なんかもうちょい詳しゅうするち言うてたから完成が楽しみなんやけどな」
「これより、もっと……ですか?」
修がへぇ、と感心していると巧はよっこいせ、と言いながら席を立った。そして、少し落神神社付近に行ってくる、と伝える。なんでも、おとしものがないかもう一度見てくる、との事だった。
「生物室には、ワシが赴任してからやってる野外授業のレポートが全部あるさかい。気が向いたら読みに来てな? ああ、ほかにも興味がある人がいたら伝えて欲しいわ。ほな」
レポートはそのままにしていていい、と言い残し、巧は職員室をあとにする。机に残されたレポートと、閉まった職員室の扉を見、修は小さく苦笑した。
巧が昼間の場所に戻ると、偶然にも遊びに来ていた
御巫 時子
と出くわした。彼女は『会話したい』と強く念じる事でろっこん『鳥の囀り』を発動させ、鳥と話す事ができるのだ。巧が時子を見つけた時も、丁度楽しげに話している最中だった。
生物教師の姿を見つけ、時子は一礼する。
「えーっと……御巫さんやったかな? 鳥が好きなんやねぇ」
「はい」
時子は優しく笑い、肩に止まっている小鳥を指に乗せてから放した。巧はとても楽しそうに鳥を見つめる時子を見、穏やかに言った。
「まぁ、あまり奥まで行かんようにな。夏場やから日が長いけど、気ぃつけんと」
「心得ています。心配して下さり、ありがとうございます、先生」
そう言っている傍から、一羽のメジロが時子に挨拶するように鳴いた。事実、その鳥は彼女に挨拶をしているのだが、鳥の『言葉』が解らない巧は「鳥に愛されてるんやなぁ」としか感じ取っていない。
何気ない会話が続き、ふと、時子は近くを飛んでいったカラスを見つめて呟いた。
「ちぎりさんの様子も、見たかったのですが……」
彼女は時折、嘗て保護されたカラスの仔の様子を見に来ていた。今日は見る事ができなかったらしく、少し不安げな表情を見せる。巧は小さく微笑んだ。
「あの仔は、強くて聡い。きっとワシらが思うよりずっと、野生に馴染んどるやろうな」
そう言いながら、空を見上げて言葉を続ける。
「まぁ、協力もろくに出来んかったワシが言うてもあれなんやけどな。ちぎり君は、幸せな仔やな」
そう言いながら遠くを見つめ、「君達若者は、時として大人より行動し、よりよい結果を出す」と、巧は淋しげにも喜びにも見える表情を見せた。何故そんな顔になったか、時子には解らなかったが、ただ静かにカラスの仔を思い、小さく頷いた。
あまり遅くなるといけないから、と学校付近まで時子を送ると、巧は学校に戻る。そして机に残ったレポートを片付けながら、彼は次の授業のことを考えていた。
(終)
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あとがき
担当マスター:
菊華 伴
ファンレターはマスターページから!
菊華です。
大変遅くなってしまい、ごめんなさい。
ようやくこうしてお届け出来ました。
今回はのんびりと動物の観察を……という事でこうなりました。
野外活動でこの7月という季節なので(授業に参加の方で)飲み物を持ってきていない方がいた場合、それなりに若干のペナルティが付く予定でしたがそれもなく、サボタージュする方もおらず、安心しております。
今回サボタージュした場合は「一週間野良猫の観察をし、レポート提出」という宿題と観察した場所の清掃が言い渡される予定でした。また、授業以外でのアクションも面白かったです。
それでは、今回はこれで。また縁がありましたら宜しくお願いします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月09日
参加申し込みの期限
2013年12月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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