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授業風景 ~2年普通科の場合~
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その頃、
霧谷 朧
は一人で行動していた。ちょうどよさそうな日陰を見つけた彼はそこに腰掛け、両手で目を覆い、「もういいよ」と呟いた。途端に朧の姿が透き通る。彼は、じぶんが持つろっこん『ハイドサイト』を観察に使ってみようと思ったのだ。
(先生はいろんな動物が見られるって言ってたけど、イノシシは奥に行かないと見れないだろうなぁ)
内心で「まぁ、いいけど」なんて呟いていると、奥から子供を連れたイノシシがトコトコとやってきていた。しかも案外近くまで寄っている。好機とばかりに記録を付ける朧。
(えっ? 嘘だろ?! 結構近づいてる?)
暫くの間、イノシシは目と鼻の先で何やら食べていたが、何かに気づいたのだろう。親子はまた奥の方へと行ってしまった。もっと観察したかったのに……、と残念そうに見つめる。
(でも、動物ってやっぱすげー。気配とかで解るんだろなー)
そう思いながらも別の観察対象を探していると……何かにぶつかった。そしてそのまま縺れる様に転げてしまう。
「きゃああっ?!」
「のわっ!」
咄嗟に「おしまい」と唱えてろっこんを解除した朧は、自分にぶつかったのが
白浜 渚
である事に気づいた。彼女は眼鏡を正し朧にペコペコ頭を下げる。
因みに派手に転んだのにも関わらず渚の眼鏡は取れなかった。そして、朧は柔らかな何かが背中に当たったりしたがそれが何かは……推して知るべきだったりする。
「ご、ごめんなさい! ついトビの観察に夢中になっちゃって……」
「大丈夫だよ。それより、怪我とかない?」
朧が苦笑して立ち上がると渚は「はい」と小さく頷いた。声に気づいたのだろう、双子の兄を探していた秋人が駆け寄る。
「なんかあったの? 二人共葉っぱだらけだよ」
「あの、ちょっとぶつかっちゃって……」
渚が事情を説明していると……がさがさ、と近くの葉っぱが揺れた。何か動物が出てくるのか、と思わず身構えた3人であったが、暫くしても出てこなかったので、朧は残念そうにため息を吐いた。
秋人が双子の片割れを見なかったかと問うと、渚が見かけた事を伝える。彼女に礼を言うと、秋人は奥へと向かっていった。渚が観察対象を再び探していると、朧がハクセキレイを見つけた。黒と灰色、白のモノトーンが美しく、長い尻尾を上下に振りながらトコトコと小走りしている様は愛らしい。
「かわいいですね」
「広い河原によくいるのを見たことはあるよ。ホント、飛ばずによく走ってるなぁ」
渚が優しく微笑んでいると、朧はなんとなくハクセキレイを追いかけ……こけそうになった。そこを然りげ無く渚がフォローする。可愛いところがあるな、と微笑む渚に、朧は顔を赤くして「わ、笑うなし!」とそっぽを向いたのだった。
暫く歩いていた秋人だったが、漸く春人の姿を見つける事ができた。双子の兄は、どうやら弟が近くにいる事に気づいていないようだ。
「あ~、いたいた! 兄さーん!」
秋人は安堵しつつ、春人に抱きつく。春人は何時もの事なので驚かなかったものの、秋人の声で驚いたのか、タイワンリスは尻尾を揺らしてそこから逃げてしまった。それに責任を感じたのか、秋人はしゅん、としてしまう。
「逃げちまったか」
「ごめん、兄さん……。帰ったらお詫びに兄さんの好きな物作るから……」
珍しく落ち込んでいる双子の弟の頭を春人は優しく撫でながら、
「気にするな。書くべき事は書き終わったから」
と言った。そして、秋人に何か動物の記録を書いたかと問えば、彼はまだ何も書いていない事に気づく。幸いまだ時間はたっぷりある。2人は改めて別の動物を観察しようと行動を開始した。
「兄さん、ハクセキレイとかどうかな? さっきここに来る途中で見かけたんだ」
「いいかもな。ん? あれか……?」
仲の良い双子の兄弟は、並んで歩き出した。
どこからともなくぷぅ~、ぷぁ~、と優しい音がする。朧が吹いた草笛の音が風に乗って聞こえたもので、巧は小さく顔を綻ばせる。
(なかなか上手やなぁ)
彼は小さく笑うと、それに指笛で答えて奥の方へと入っていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月09日
参加申し込みの期限
2013年12月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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