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寝子島高校
芽森菜々緒の再訪
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――
芽森 菜々緒
が寝子島に帰ってきた。
この噂はすぐさまSNSのねこったーで寝子島中に広まっていった。
神野 美野梨
もそのひとりだ。しかし神野は菜々緒にまつわる事柄が何故か曖昧な記憶ばかり。
「毎日いろんなことが起きているこの島では、昔のことなんかどんどん忘れてしまう。でも2年前、菜々緒さんが転入してきてから何か事件があって、知り合いが大変な目にあったりしたはず」
神野は菜々緒の事を思い出すべく、2年前に送られてきた忘備録のメールを見返した。
「……記憶を消すろっこん?」
神野は忘備録に書かれていた、菜々緒の正体に戦慄して鳥肌が立った。
「それなら覚えていないのも無理ないわ。でも2年前、確かに殺人事件があった。それから、この事件に関わった寝子高生にケガ人もたくさん出ている。友人が後遺症に悩んでいたりもしたはずだわ。最後、彼女は人格が統合されたはずだけど、今は大丈夫なのかしら」
高校生活も残り3ヶ月、こんなところで面倒事に巻き込まれるなんて御免だ。
「でも今更戻ってくるなんて、何か企んでいるのかしら? 話術で聞き出す自信はないけど、彼女が何を考えているのか聞いてみたいわ。もし、よからぬことを考えてるなら説得しないと」
神野はすぐに身支度を整え、ねこったーでの目撃情報に目を通す。
自然と駅へ身体が向かっていた。
「よく目立つ姿だし、つぶやきの内容で大体の場所は特定できるはず。とにかく、駅前周辺へ急いで向かうわ」
寝子島には現在、霊界からやってきた『あやかし』という種族が出没する。
三毛谷 道哉
もその『あやかし』であり、正体は猫又である。
彼はオスの三毛猫の姿で寝子島神社を悠々と散歩していた。
(今日も平穏なもんだ)
午後はこのまま丸くなって昼寝をしようかと考えていた矢先、あやかしの目からしても奇異な姿の女性が鳥居をくぐった。
(おや、なんて真っ白なお嬢さんだろう)
人外から見ても人外じみた真っ白な女性は、何やら狼狽えながら地図を何度も見ては周囲をキョロキョロしている。
どうやら道に迷っているようだ。
(何か訳ありの様子だね。話ついでに驚かせてやろう)
三ケ谷は悪戯心を揺らしながら、とてとてと真っ白な女性へ歩み寄ってゆく。
「おかしいわね……どうして神社へ辿り着いたのかしら? あら、三毛猫さん、私に用かしら?」
真っ白な女性は三毛谷の目線に合わせてしゃがみこんだ。
すると、三毛谷はニタリと口角を上げて人語を発してみせた。
「絹のような白髪のお嬢さん、浮かない顔してどうしたんだい?」
「猫が、喋った?」
「にゃー、驚いたかい? 私はフツウの猫じゃないんでね」
得意げに語る三毛谷。さぞかし驚いただろうと思って彼女の反応を窺った、のだが。
「驚いたわ。けれどここは寝子島で、喋る猫ならテオがいるわよね」
「ふむ……お嬢さん、もれいびかい?」
テオを知ってることがその証左。
白い女性は小さく頷いた後、自己紹介を行う。
「もれいびの
芽森 菜々緒
よ。東京の美大の二回生よ」
「私は
三毛谷 道哉
。しがない猫又さ。困ってることがあると世話を焼いてしまう性分でね、この猫の手を貸そうじゃないか」
菜々緒はじっと三毛谷を見詰めると、すっくと立ちあがって地図を広げる。
「この神社から寝子高へ行きたいのだけど、道を教えてくれないかしら?」
「なんだ、迷子だったのかい? 地図を上下逆さまに持ってちゃ無理もないか」
「……あら」
菜々緒は指摘されるまで、地図の上下逆さまに気が付かなかった。
「見つけたわ、菜々緒さん……!」
そこへ神野が寝子島神社の境内へ駆け寄ってきた。
敵愾心を露わに神野は菜々緒を見詰めるが、その足元にいる三毛谷にすぐに気が付く。
「あら、三毛谷さん」
「にゃー」
「ごまかさないでください。わたしはろっこんで猫の言葉が分かるんですから」
三毛谷はそれもそうだったと言いたげに目を細めてしまう。
「神野の嬢ちゃん、そんなに慌ててどうしたんだい?」
「菜々緒さんを話をしたくて。ねこったーの情報をもとに探してました」
「私を探していたのね……何の用かしら」
菜々緒の態度がすっと熱が引いてゆくのを、三毛谷は敏感に察知する。
(何やら訳ありの様子……猫又の私には関係がないが、面白そうじゃないか。猫の気まぐれで見届けさせてもらおうか)
三毛谷は神社の御神木の影に姿を一度隠すと、一瞬で明治時代から来たような山高帽に和服をきた青年男子の姿へ変化。
「どうやら私は部外者のようだ。まぁ、私は悪い事はしないし、ふたりの話の邪魔もしないさ」
ふぁあ……と御神木に寄りかかる青年姿の三毛谷が欠伸混じりにそう告げた。
神野は三毛谷の態度に静かに首肯するだけに留めると、菜々緒へ改めて挨拶をした。
「……こんにちは、菜々緒さん。私は寝子高3年の神野と言います」
「寝子高OGの
芽森 菜々緒
よ、って……どうやら、あなたは私の事をよく知ってるようね?」
「ええ。勿論です。怪人セブン……今は女王セブンと呼ぶべきですか?」
神野の呼称に、菜々緒の表情が途端に曇った。
「……ええ。お好きにどうぞ?」
「やめてください。そんな顔されると私が菜々緒さんをイジメているかのようじゃないですか……」
神野はもっと菜々緒が嫌味を飛ばしてくるかと思ったのだろうが、案外しおらしい態度を取るので肩透かしを食らってしまう。
「私はただ、今更なんで寝子高へあなたが向かうかを知りたいだけです」
「帰国の報告を美術の泉先生へ報告したいだけよ……在学中は美術の勉強でお世話になったし、パリ留学の準備でも力を貸してくれたから」
神野は菜々緒の言葉に頷いた。
「分かりました。でも寝子高とは全く逆方向ですけど?」
「ええ、どうやら地図を逆に見ていたみたい。そこの三毛猫さんに教えてもらって……って、誰です、あなた?」
「おやおや、今しがた気づくのかい? その件の三毛猫さんさ。なかなかの男前だと思わないかい?」
「え? ええぇ……?」
人の姿に化けた三毛谷に、菜々緒は目を丸くして立ち竦んでしまっている。
この反応に三毛谷は上機嫌で話しかけてくる。
「いいねぇ、その反応。
ここ最近じゃ霊界と寝子島の境目が曖昧になって一歩踏み出せば霊界へ行けたり、迷い込む人も多くなったねぇ
。そう、隣をみたらこうやってあやかしや幽霊が隣人にいるかもしれないんだ」
まるで人を喰いそうな恐ろしい顔で菜々緒へ迫る三毛谷。
菜々緒は意外にも慌ててしまい、神野の背中に隠れてしまった。
「いやはや、ここまで驚いてくれるなんて愉快愉快!」
上機嫌でニヤニヤする三毛谷。
結局、神野と三毛谷の助言を受けて神社を後にする菜々緒。
境内を出てゆくその背を、煙管を片手に眺める三毛谷。
(人間は是なく多種多様で、もっとも陽気な気のいい奴らも多くて怖いかといったら何ともいえないけどね。寝子島のなせる人柄か。もちろん悪い輩もいるが)
三毛谷はニタリを半笑いのまま、煙管から紫煙を燻らせてみせた。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月17日
参加申し込みの期限
2023年10月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年10月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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