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【ダイ ジュウマク】
ロゼッタ救出完了の報告を受けた中央エントランスの面々は、小ホールの調査を行うべく行動を開始する。
ただし、ロゼッタ救出班は回復の為、エントランスで待機することになった。
桜庭は御剣に話を付け、1人ロシアンルーレットに挑もうとしていた。
「……本気か? 桜庭?」
「うん、どうして2丁なのかって考えたとき、ボクは七男に試されてる気がしたんだ。『覚悟を決めろ』って」
桜庭はシリンダーを勢い良く回したあと、銃身に装填した。
「本当の七男は、きっとボクたちみたいに“フツウの幸せ”を望んでいると思う」
桜庭は自分の考えを述べだした。
「七男は元々は菜々緒先輩を護る存在だったはずだよ。義父から虐待を受け、先輩は親元を離れて、1人でも自分を守れるように合気道も会得したんだと思う。でもそうなると、彼――七男の役割が消えて、誰にも見向きされなくなる。それは七男にとって『死』同然だったんじゃないかな? ボクらが彼を理解することで、生き返ることができたんじゃないかな?」
桜庭は続ける。
「そんな時、天からの贈り物、ろっこんが七男に宿った。詳しくは知らないけど、彼はもれいびになってから虐げられる存在から脱却したんだと思う。そうしてくれた、ののこに自分の価値を求めたんだよ」
「その仮説、興味深いですね」
森 蓮
が2人に声を掛けてきた。
「盗み聞きするような真似して申し訳ありません。ですが、私もセブンさんと菜々緒さん両方を理解したいと考えています。ですので、様々な方から意見を傾聴しようと思っています」
森もまた、七男を理解することで事件の解決を見いだせないか模索しているひとりである。
彼は菜々緒との相撲大会を思い出しながら言葉を繋いでいく。
「セブンさんと菜々緒さんは二人で一人、どちらも私にとって大切な人です。だから生きてほしいと思います。少なくとも『ののこさんを大切に思う事』や『ろっこんを使うとフツウが脅かされる恐れがある事』、そして『ろっこんを悪用する人がいる事』は私も認めます」
もれいびではない第三者からの意見は、この場で非常に説得力ある内容だ。
「セブンさんがなぜこんな事をするのか、正直なところまだ理解できていません。それでも汚いものも醜いものも全て飲み込み、セブンさんを受け入れます」
森は曇りない瞳で言った。
「その結果、私の心、あるいは人格が病んでもかまいません」
「森、お前……」
御剣は背負っている長物をそっと触れた。
「森、誰かが七男を殺したら、お前はどうするんだ?」
この問い掛けに、森は即答した。
「セブンさんに殉じます。私はセブンさんのためなら、死んでもいいと思っています」
「……そうか」
御剣はそれ以降、固く口を閉ざした。
桜庭、御剣、森、三者三様の覚悟がゆっくりと渦巻き始めていた。
黒依 アリーセ
は簡易的ではあるが、稲場にろっこんで治療を施した。
歌い終えると、切り裂いた手の平を
李 小麗
が手当し始めた。
「アリーセ、ろっこんは温存したほうがいいと思うのだ……」
「わかってるわ。でも、撃たれた稲場さんを放っておけない」
巻かれた包帯を自分できつく縛る黒依。
「……ごめんなさい、稲場さん。完治まで至らないけど、どうにか傷口は塞ぐことが出来たわ。安静にしてね」
高梨のろっこんでのブースト効果が効いているのか、いつもより回復量が増えているのが救いである。
「いえ、貴重な力を使わせてしまって、寧ろこちらが申し訳ないです。治療施してくれて、ありがとうございます」
稲場も再び包帯を巻き直しながら恐縮と感謝の念を口にした。
「そろそろ行くわ。もっとも、私の力が必要でない結末が好ましいでしょうけど、そうはいかないはず……」
黒依の表情が陰る。
ロゼッタ救出で既に負傷者が出ている。
七男にあったら何が起こるか、想像をしただけでも身が竦む思いだ。
「しゃおりーも行くのだ。アリーセは守ってみせるのだ!」
小さな体で気合を入れる李。
「もちろん、ナナオを助けるのだ!」
李も既に覚悟を決めた1人であった。
霧切は透明な壁をじっと見詰めていた。
「この壁も充分、非日常的よね……」
ならば、壁を無効化できるのではないか?
彼女はそう考えていた。
「先輩、どうやら同じことを考えているようですね」
八神もまた、透明な壁攻略の方法を思い付いたようだ。
「透明壁とコンクリ壁の隣接部分、つまり小ホール側のコンクリ壁を分解してみようと思います。うまくいけば、目に見えている壁だけ削って通路を作れるかもしれない」
「……そうね。やってみる価値はあると思う」
霧切の何処か歯切れの悪い口調に八神は違和感を覚えるが、今は時間との戦いだ。
やるべきことを最優先で行う必要がある。
「それじゃ、俺は西、先輩は東をお願いします」
霧切は無言で東館側の透明な壁に手を添えて、みんなを守りたいと願った。
八神も呼吸を止め、目に見えている壁側に手を置いて精神集中。
すると、2人はほぼ同時に“掘削”を開始する!
霧切は壁が融解するように穴が空き、八神はコンクリ壁を『分解』しながら歩み進めていく。
透明の壁は再生することなく、穴があいたままで誰でも通れるようになった。
分解された壁で出来た通路も、何度か息継ぎをしながら貫通させていった。
こうして、遂に東西の廊下が、中央エントランスと繋がった!
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月29日
参加申し込みの期限
2014年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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