this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
Good‐bye
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
ロベルトは封筒を受け取ると、その中身を覗き込む。
「な、何これ……」
「美少年好きなんだろ? 好きなら覚えてるよな? そのくらい」
「いや、まあ、覚えているけど……」
ロベルトは目を泳がせつつ両の指先に力を籠めるが、その指に智也の指が絡む。
「破こうとしても無駄だ。他にも証拠がある」
ばさりと音を立てながら、封筒が床に落ちた。
「お前の言うアップデートってそういうことだろ? この……クズが!」
「なっ……ああ!?」
——クズ!?
僕そこまで言われるようなことしたかな?
昔千種にしたこと
がそうなる……のかな……いやでも千種には謝ったし?
友人に戻れたってことは許して貰ったってことでしょ!?
なんで今更蒸し返されるの!? 美少年にしたって嫌がるところも可愛いと思って愛でたりしたこともあるけど……そこまで言うほどかな!? 僕は……僕はただ美少年を愛でただけじゃないか! ……と、とにかく言い返さないと……!
「じ、時効だ!! ……あっ」
「気付いても遅ぇ。昔のことだから、は言い訳にならねぇって言っただろうが!」
ぐるぐると巡る思考の末に、ロベルトの口から零れたのは失言だった。その端を智也は掴んで離さず、ロベルトを追い詰める。ロベルトはまたも頭を空転させる。
——なんで怒られているのかわからない……あ! 相手が子供だから!? いやでも……。
「……で……でも……逮捕されるほどじゃない……よね? たしかに相手は子供だったけど、僕だって子供だった! 子供同士だから何も問題ないはずだ!」
「逮捕? 俺は警察に渡すなんて言ってないぜ?」
怪訝な顔のロベルトを前に、智也は皮肉の滲んだ笑みを浮かべる。
「この手の問題を扱うのが好きなMewTuberに渡すんだよ。喜んで怒り狂うだろうな。本当はお前が成功したタイミングでやるつもりだったけど……良い機会だ。SRSNにどれだけの知名度があるかは知らねぇけど……有名な誰かに拾われればいい」
「ぐ、ぐぅう……!!」
「もう絵は諦めろ。俺の居る大学に編入して、そして……」
「
君まだ諦めてなかったのか!?
」
何か反論出来る点はないか? どうにか相手を道連れには出来ないか? ロベルトは呻きつつも智也のこれまでの言動を振り返り、ある一点、これだけは言い逃れが出来ないだろう点を見つけて震える指先で彼を指す。
「君だって……君だって僕のことを
病気扱いして
治そうとしていた!
それはいいのか!? 僕だけじゃなくてさ、君の言う『普通』『まとも』の定義に合わない人、皆を傷付けたんじゃないか!?」
カメラの前で糾弾されても智也はロベルトと違い動じなかった。
「そんなこと言ったか?」
「えっ」
それどころかロベルトをますます動揺させた。言っていないだなんてそんなはずはない。治せだのなんだの、しつこいくらい言っていたはずだ。
「そんな酷ぇこと、言った覚えがないな……言ってなくても思ってたから、は無いだろ。他人の心の中なんて『普通は』わからないだろ?」
「……そうだけど……」
「……で? 俺がお前を病気扱いした証拠はあるのか? ロベルト」
「……無い……けど……!」
「無いだろ?」
——駄目だ、反論が思いつかない!
言葉を失ったロベルトを前に、智也の口角が上がっていく。
「酷ぇな、ロベルト。悪い事をしたのに謝らないどころか、被害者の俺に冤罪をふっかけるなんてよ……」
そうして暫しの沈黙の後、智也が何事か言おうと口を開いたその瞬間、サイレンのような効果音と共に、テレビの画面にゆかりが映った。
『熱い蹴落とし合いの途中失礼しまーす。一つこの部屋……というか撮影している動画ですね。動画について説明が漏れていた箇所があったので改めてお伝えします』
緊張を吹き飛ばすような気の抜けた声に、ロベルトも智也もテレビの方を向いて固まっている。そんな二人を置いてゆかりはこう続ける。
『実は心の声も拾えるマイクがありまして、拾った分まるごとテロップで付けさせて貰います。いやー、お二人とも凄いですね……特に千種さん』
先にその意味を理解したのは智也だった。彼は顔に笑みを張り付け、余所行きの明るい声を作った。
「……いつから?」
『最初からです』
「……読み上げてくれない?」
彼の要望に応え、ゆかりは別画面に表示されている何かを読み上げるように瞳を動かした。彼女の口から出てきたのは智也のありのままの——人によっては時代錯誤だとか、古いだとか、不適切だとか言うような——思考だ。ゆかりの唇が動くたびに、智也の顔から血の気が引いていく。そうして読み上げるだけ読み上げて、それではと消えゆくゆかりの前にロベルトが立った。
「待って! それって僕も?」
『そうでーす! こちらも読み上げますねー』
再びゆかりの唇が動いたが、今度はロベルトが蒼くなる番だった。内心を晒されるという暴力に脳をかき乱される。ロベルトと智也は、二人仲良く冷や汗を流しながらこう叫びだした。
「捏造だ!! こんなこと思うわけないだろ!? MewTuberってやつは再生数のためなら人に冤罪までふっかけるのか!?」
「まずいよ千種! 本物だ! このままじゃ僕たち、勉強どころじゃなくなる!」
——余計なことを言うな馬鹿が!
智也の足がロベルトの脛を蹴り、部屋中に情けない悲鳴が響いた。
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
Good‐bye
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年06月17日
参加申し込みの期限
2023年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!