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部活動のお時間です! ~文化部編~
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ロベルトは口笛を吹きながら廊下を闊歩していた。
ロベルトのお目当ては綺麗でかわいいもの。というかむしろ美少年。それも165センチ以下でかつツンデレな男の子。
イタズラして来いと言われれば、それはもちろん素晴らしき美少年たちを囲う他ないだろうと教室を出たのだが。
「とはいっても1人じゃなあ。僕の筋力じゃちっと不安が残るんだよねぇ」
一応は獲物を物色しながら学内を歩く。
時々不思議な絵が乱雑に貼られていたり、小さな木彫りの人形が並んでいたり。
「みんなもいろいろやってるみたいだねぇ」
あてもなく歩きつつ、ふと音楽室の近くに差し掛かった時、音楽準備室からこっそりと抜け出している深雪を発見。
ロベルトは一気に近づくと後ろから深雪の肢体を絡め捕った。
「オフィーリア、こんなところで会うなんて奇遇だね……?」
「ッ、す、スカラムーシュか。びっくりさせんな」
いきなり羽交い絞めにされて一瞬息をのんだ深雪だったが、相手がよく知る人物だと知るとほっと胸をなで下ろした。
「いつまでくっついてんだお前」
「照れなくてもいいじゃない?」
「歩きづらいんだよ」
深雪に半ば無理やり引きはがされてつまらなさそうに唇を尖らせるロベルト。
深雪は宥めるようにロベルトの頭をぽんぽんと叩いた。
「オフィーリアの悪戯はこれで終わりなの?」
「まぁそうだな、一応は」
「じゃあさ」
ロベルトは立ち止まり、オフィーリアの手を握る。
「僕の悪戯に協力してくれないかな?」
志波 武道
は他のメンバーに出遅れる形で空き教室にやってきた。
途中、一番近いトイレの中でCarnevaleの仮面をつけると、廊下に誰もいないことを確認して教室の扉を開ける。
「Carnevaleのアイドル! ドゥーエ参上! って、あれ、だれもいないじゃーん」
颯爽と登場したにもかかわらず教室内はもぬけの殻。
武道はつまらなさそうに近くの椅子にかばんを放り投げた。
「誰もいないってことはみんなそれぞれ活動なうってことか」
呟きながらいそいそと机を中心に固め、ステージを作る。
「じゃあ俺はみんなが帰ってくるまで、より一層早く脱ぐ! 練習を! します!」
作り上げた机ステージに飛び乗り、とりあえずポーズをとる。
「いきます!」
誰に向けたかわからない掛け声とともに一気に制服を脱ぎ去る。
その下にはブーメランタイプの水着が。布面積の小ささに一度は目のやり場に困る逸品。
「うーん……ボタンのつなぎが甘い」
黙々と制服を着直すと、もう一度。
「ズボンのベルトもっと早く解けるよな」
制服を着て、もう一度。
「結構いい感じなんじゃないかー?」
制服を着て、仮面の位置を整え、もう一度。
「何をしてるんですか、ドゥーエ?」
ブーメラン水着をあらわにし、両腕を広げポーズを決めた武道を、携帯電話のカメラ機能でぱしゃり。
潤一が扉に寄りかかった状態で武道をまっすぐに見つめている。
2人の間にしばらくの間沈黙が走った。
「て、てへぺろ☆」
ブーメラン水着のままおどけてみせた武道に、潤一は小さく吹き出した。
「協力っていうけど、お前どんな悪戯するつもりなんだよ」
「やっぱりイケメンかな」
まっすぐ前を見つめたまま、瞳をきらめかせるロベルト。
深雪は少し引きつったような笑みで聞き返す。
「イケメン?」
「そ、やっぱり小柄ツンデレが一番だと思うんだよね……生意気な目線、赤く上気した頬、あははっ」
僅かではあるが息が荒くなったロベルトが教室で暇を持て余していた男子生徒に狙いを定める。
友人と3人で談笑しているうちの1人をターゲットに選んだようだ。
「僕が連れ出すから、暴れるようなら押さえておいてよ。後はどうにでもするから」
「あ、ああ」
言うが早いかロベルトは教室内に突入。
呆気にとられた男子学生の1人をあっさりと廊下まで連れ出してきた。
「な、なんでしょう?」
仮面姿の2人組に挟まれて困惑気味の男子生徒。
「すぐ終わるから」
そう言ってロベルトは男子生徒の顔を見つめる。
ロベルトよりも頭ひとつぶん以上背の高い男子生徒から見れば、上目づかいでこちらを見ているその怪しさにたじろがないわけがなかった。
思わず後ずさった体を深雪が羽交い絞めにする。
「あはっ、怯えた顔可愛い……あ、まつ毛ながーい。肌荒れもしてないし、きれい……」
ロベルトがそっと手を伸ばし、男子生徒の頬に触れる。
何が起こったのかわからないような表情のまま、男子生徒の体がロベルトと同じ目線になるまで縮む。
ロベルトのろっこん「Прекрасный мальчик」の効果により男子生徒は見事にショタ化を果たしたのであった。
困惑した表情のままきょろきょろとあたりを見回す元男子生徒を見ながら、ロベルトは恍惚の表情を浮かべる。
「……ッ、いただきます!」
どうやらロベルトのお目がねにかかったようだ。
深雪は廊下の窓から空を見上げて「いい天気だな」と呟いていた。
「ごちそうさまでした!」
清々しい笑顔でロベルトが立ち上がる。
真っ白になった元男子学生はそのまま置いておき、次のターゲットをさがしに歩きはじめる。
深雪と手を取り合いながら、浮かれた調子で階段に消えていくのを、元男子生徒が虚ろな目で見つめていた。
「ソフィアはなにしてたの?」
「自分ですか? みなさんの活動の記録を撮って回っていました」
武道の質問に潤一は手にした携帯電話を軽く掲げて見せる。
「ほお! いいねぇいいねぇ、みんなどんなことしてたのさ?」
ブーメラン水着のまま武道は潤一の手元の携帯電話を覗き込む。
ピアノを弾く深雪に壁に貼られた音夢の絵、そのそばに置かれたこまちの人形。
朧であろう何かが一般生徒のものを持ち上げて驚かしている様子に、イケメンを物色中のロベルトなど。
色鮮やかで奇抜な面々がフツウの放課後を浸食していた。
「アートだな!」
武道はキメポーズと共に言い放つ。
「そこでソフィアに折り入ってお願いがあるんだけどさ……」
「自分にできることなら」
潤一は仮面の奥でにこりと笑った。
「あなたですね? 校内にはってある絵の犯人は」
相変わらず気ままに絵を描いては張りつけていた音夢は綾に呼び止められてふっと振り向く。
その怪しげな魅力に一瞬たじろいだ綾だったが、気を持ち直し音夢に告げる。
「すべてきちんとはがしてください。掲示許可はもらってないでしょう?」
「……はぁい」
予想よりもすんなりと受け入れられたことに少し拍子抜けする。
一枚一枚丁寧に剥がし、大事そうに重ねていく音夢に綾はもうひとつ質問をなげかけた。
「待って、この人形もあなたの仕業?」
綾が持ち上げた紙袋の中身は、音夢の絵の近くに置いてあった人形を回収したもの。
その数はもう覚えてはいないが、少なくとも大きな紙袋から溢れそうなくらいにはなっていた。
「それは僕じゃない」
音夢は綾に一歩近づき、ポケットの中から人形を取り出す。その背面には赤いaの文字が刻まれている。
「あげる」
「あげるって……」
「イイコワルイコフツウノコ、仮面が見えるコ見えないコ。……仮面は隠すものではなくて、つけて見せるものだよ。
キミが隠したいものなぁに?」
綾の返答を待たずに人形を握らせると、不思議な言葉を残して音夢は絵の回収のために行ってしまう。
取り残された綾はその人形をまじまじと見つめた。
「イイコワルイコ、フツウノコ……」
「カミーユのお人形、集めてくれたんだ」
不意に耳元でささやかれた言葉に綾は振り返る。そこには長い黒髪に無機質な仮面の女性が立っていた。こまちはすっと口角をあげる。
その姿に綾が訝しんでいると、今度は頭を撫でられた。
「イイコ、イイコ。ねぇ、君もCarnevaleに入らない……?」
「カーニヴァル?」
手にしていた人形が宙に浮く。もちろんこまちは一切触れていない。
紙袋が取られて、中に入っていた人形がまっさかさまに落ちてくる。
人形に刻まれた赤い文字が綾の目の前でふわふわと踊る。
c
a
r
n
e
v
a
l
e
「待ってるよ」
という言葉を残して人形が廊下に落ちる。
人形と人形がぶつかる音と、綾の悲鳴が響き渡るのはほぼ同時であった。
姿の見えない声の主とこまちが笑いながら遠ざかっていく。
しばらくして「おしまい」という掛け声とともに、朧が姿を現した。
「クスクス、カミーユもなかなか人が悪いねぇ」
「ウィムの方が心臓に悪いと思うな」
2人で笑いあいながら、綾が追いかけてくる前に教室に逃げ込んだ。
「いやー清々しいくらいに気持ち悪いな、お前」
何人か“食べた”あとでつやつやとしているロベルトに向けて、深雪が苦笑交じりにつぶやく。
「褒め言葉、ありがとうなんだぜ?」
ご満悦なのか、にやにやとしたまま深雪にすり寄る。
「いや……よく考えたらわざわざ探さなくても目の前にあったな……オフィーリア。こんな逸材に気付かなかったなんて情けないぜ……」
「な、なんだよ……?」
じりじりと迫ってくるロベルトに対応して後ずさる深雪。しかしすぐに背中が壁にぶつかってしまう。
「ね、オフィーリアのその眼差しが好き……綺麗な指もっ」
「おい指舐めんな!」
「細い体も」
「しゃ、シャツの中に手を入れるな! ひゃっ」
「可愛い声。それに、いい匂い……」
「嗅ぐなーっ!」
密着していたロベルトに鉄拳制裁をくわえその拘束から抜け出す。
「いったい……だめー?」
うるんだ瞳でこちらを見つめるロベルトを立たせて、教室に戻るよう促す。
「ほら、もう充分だろ。戻るぞ」
「えー」
「えーじゃない! ほらっ」
「じゃあ腕組みましょ、腕!」
深雪の腕を絡め捕り、にっこりと笑うロベルト。
深雪ははいはいと疲れたようにその首を振った。
「おっかえりー!」
武道の声に迎え入れられた深雪とロベルトは思わず扉に手をかけたまま立ち止まっていた。
壁一面に貼られた音夢の絵とその他潤一の携帯電話からプリントアウトした活動の様子。
その他にもパーティのように煌びやかな装飾が施された中央のステージでは、ブーメラン水着姿で武道が肉体美をさらけ出していた。
「なに……してんだ?」
「みんなにいたずら、っていうのは、俺達自身も含まれてるんだぜーい☆びっくりしたかぁーい? したらだいせいこーう!」
「水着で」
「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」
仮面の下でドヤ顔を作る武道。
表情の引きつったままの深雪の横を人影が通り過ぎた。
「あんっ! やめて脱がさないでごめんなさいってばぁ!」
「いいジャナイですカー 恥ずかしくないんでショウ?」
大荒郎のお帰りであった。
大荒郎は教室を出た後理事長室に行き冒頭のような交渉を行っていた。
「顧問なんて、別に必要ないんじゃないの?」
「おやおや、そんなことをおっしゃいマスか」
取りつく島もないあずさ理事長に大荒郎は肩をすくめる。
「まぁその通りなんですケドネ」
「はいはい、あなたたちが高校生活を楽しんでいるのなら充分よ。できることをできるうちにやっておきなさい」
「ま、そりゃそうさねー」
ケラケラと笑いながら朧が感想をもらす。
武道はガムテープで手足を縛られたままステージの上で肉体美を強調する形で放置されていた。
「残念、理事長は手ごわいみたいだ」
こまちも、さほど残念がっていない様子でそんなことを呟いた。
「でもこれで知名度は上がったし上々じゃん?
他にも似たようなグループがいるみたいだし、そのうちそいつらともなにかやってみたいしなー。いや、そいつらに・・・かな?」
朧の言葉を受けとって大荒郎は芝居がかった動作で考え込む。
「次のことは次に考えまスヨ。ひとまず、今日はかいさーん」
大荒郎の一声に各々荷物を持って教室を出ていく。
やがてひとり残された武道の声が、廊下中に響き渡った。
「ちょ、このまま放置はやめてー!!!」
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担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
48人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月15日
参加申し込みの期限
2013年10月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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