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【ネコナキの塔・4】
地下の戦闘は更に劣勢を極めていた。
まず、偵察に向かった
佐藤 英二
が地下侵攻の総大将のゴブリンシャーマン、
ソギィ
に捉えられてしまった。
如何に彼のろっこん『薄い存在感』がゴブリンに対して赤の他人だと思わせても、人間であることは変わりはない。
つまり、餌が転がっているのと同意義なのだ。
更にゴブリン達は夜目が利く。
暗闇の中でも、佐藤の存在は丸見えに対し、佐藤はゴブリンの接近に気が付かなかったのも悔やまれる。
偵察に気を張り巡らしていたせいか、自分が発見された時の対応まで頭が回らなかったのかもしれない。
「アッシニカカレバ、コンナノ10分デ攻略デキルヨイ」
ソギィは連れ添うゴブリンたち全員に火薬を巻き付けさせ、火打石を携帯させた。
「適当ニ敵ヲ見ツケタラ、ソノべるとニ火ヲツケルノサァ」
頭の弱そうな部下ばかりを見繕って連れてきたソギィは、爆破したあと彼らがどうなるのかを伏せたまま突撃を命じた。
何も知らない16体のゴブリン兵が穴の奥へ駆け込んでいった。
「サァテ、ごぶりん爆弾ノ威力、トクトミセチャル」
いざという時は、彼自身の火炎魔法で味方もろとも爆発に巻き込むつもりだ。
佐藤にも拘束具代わりに火薬ベルトを巻き付けられている。
ソギィは完全に、この世界の侵攻者の一端を担っていた。
「きたぞ、尾鎌!」
「準備オーケーよ、刀ちゃん!」
御剣 刀
と
尾鎌 蛇那伊
は松明の明かりだけに頼らず、五感を研ぎ澄ませて気配でゴブリン達の襲撃を嗅ぎ付けた。
内功外功共に高めて身体能力を強化する尾鎌、戦場全体を俯瞰するように視界と意識を広げて立ち回ろうとする御剣。
4名の槍兵と4名の片手剣兵も臨戦態勢に入る。
通路の暗闇で獣のような短い悲鳴が上がった。
御剣があらかじめ撒いておいた油にゴブリン兵が足を取られたのだ。
「今だ、弓兵、はいないのか!? 桜庭ー!!」
兵の割り振りは桜庭が行った。
4名は地上で剣+盾、5名は地上で弓、4名は地下で槍、4名は地下で剣+盾という編成で、2名は塔から矢や物資の補給の兵站係、1人は塔の護衛に当たらせていた。
「仕方がない、槍兵、前へ! 転んだ奴から突き刺してくれ!」
兵士たちは指示通り、転倒している手近なゴブリン兵を貫いた。
そこを掻い潜るゴブリン兵もいるが、盾持ちの兵士がそれを防ぐと切り結び始めた。
「俺たちも行くぞ!」
御剣は刀の形状に近いサーベルを抜き払うと、飛び掛ってくるゴブリン兵に牙突を見舞った。
心臓を一突きされた亜人は大きく痙攣したあと、あっさり息の根を止めた。
尾鎌も中国拳法でゴブリン兵を粉砕していく。
「あら、こんなところに素敵な武器があるわ♪」
武器=気絶しているゴブリン兵を足元から掴むと、狭い通路の中でジャイアントスイング!
ゴブリン兵たちは巻き込まれて、次々と通路の壁に叩き付けられていく!
「オ・カ・マ・タイッフーンッ! 狭いこの通路の中、あなたたちに反撃の手立てはあるかしら?」
暗がりからゴブリン弓兵の矢が飛んできたが、オカマタイフーンで跳ね除けていく。
そこへ突如、赤い光が御剣目掛けて飛び込んできた!
「まずい、『加速』!」
御剣が頭の中で鉄撃を下ろすイメージを浮かべ、高速移動で火炎弾を回避。
火炎弾は寝転がっていたゴブリン兵の死体に着火、火薬に引火して突如爆発した!
「なにっ!?」
加速を緩めなかった御剣は余裕で回避行動を取れたが、死体が爆発する事実に驚愕していた。
「これがシャーマンの力ね? 死体に小細工しているのかしら?」
尾鎌はジリ……と感覚を研ぎ澄ませて攻撃に備える。
そこへテイマーの駆る魔獣が尾鎌の肩口目掛けて犬歯を突き立てようと襲いかかってきた!
「読めてるわよ、その動き!」
魔獣の鼻先に掌底を叩き込み、手刀で騎手の鳩尾をついて地面へ突き落とす。
だが尾鎌の顔の横を通り過ぎた火炎弾を、彼は軽視してしまった。
「どこを撃ってるの――」
轟音。
背後の死体が爆発!
油断した尾鎌の背から夥しい血液が流れていく。
「マッタク。アッシハ、スグニ火ヲ付ケロッテ言ッタハズサネ?」
マァ、期待シテナカッタガネ、と悪びれもなく言うソギィ。
「骨削、なんでお前がここに!」
「アッシハそぎぃダヨィ。今日ハ、ヨク間違エラレル日ダネェ?」
御剣の問い掛けに呆れながら火炎弾をぶっぱなすソギィ。
そして引火した死体が爆発し、御剣はろっこんを使わざるを得ない。
「消耗させられる一方じゃないか……!」
加速したまま弓兵を斬り伏せる。
そのまま御剣はソギィへと踏み込ももうとする。
だがテイマーはあと3体もいる。
行く手を阻まれ、立ち往生するしかない。
「舐められたものね……」
手負いの尾鎌、弓兵を鷲掴みにして振り回しながら魔獣の騎手を横殴りに吹っ飛ばす。
「ソロソロ頃合イカネェ?」
ソギィは佐藤を前に蹴飛ばした。
「佐藤!? 捕まってたのか!」
「戻ってこないから心配してたのよ?」
「ああ、僕、ちゃんと覚えててもらえてた……!」
平凡な彼は濃いキャラの2人に顔と名前を覚えてもらっていたことに感謝した。
しかし、その背後からソギィの火炎弾が降り注がれる!
佐藤の体に括り付けられた火薬に引火すると、通路内は爆炎が一気に蔓延しだす!
更に周りに散らばったゴブリン兵たちの火薬ベルトにも誘爆し、通路内は爆圧で吹き飛んだ!
ソギィはあらかじめスコップ状の杖で掘った横穴へ身を潜めることで、爆炎の回避に成功。
だが人間側は大惨事だ。
兵士は全員爆発に巻き込まれ、尾鎌も全身に火傷を負い戦闘不能に。
唯一、御剣だけがリミットオーバー『加速』を強化したことにより爆発の火炎よりも早く地下道から脱出することが出来た。
横穴通路を意図的に埋めて一本道にしたため、炎の進行速度がやたら早く、御剣が尾鎌を背負って穴から飛び出したと同時に入口から赤黒い炎が猛る蛇のように吹き出す!
「かは――ッ!」
リミットオーバーが切れ、爆圧で吹き飛んだ御剣と尾鎌が地面に投げ出された。
既に彼らに戦闘継続能力はない。
炎の奥から、ゆっくりとソギィが姿を現す。
「ソレナリニ、楽シマセテモラッタヨィ」
スコップ型の杖を2人にかざすと、特大の火炎弾を生成しだすソギィ。
「心配シナサンナ。一瞬デ消炭にシテヤルヨィ」
ニタリとソギィは嗤えば、炸裂する火炎弾が2人を飲み込み、宣言通り跡形もなく消し去っていったのだった……。
尾鎌 蛇那伊
:戦死
御剣 刀
:戦死
佐藤 英二
:戦死
兵士:全滅
地下戦:完全敗北!
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月19日
参加申し込みの期限
2013年10月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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