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【サクラの塔・4】
「敵軍接近! 第二防柵付近だ!」
鮫ノ口が塔の上層部から目を凝らして確認すれば、砂煙が迂回していることに気が付いたのだ。
第一波が第一防柵を突破できなかったことを伝えたのだろう。
相手は人語を理解できるのかもしれない。
すぐさま待機していた兵士を走らせ、伝達させる。
「間に合ってくれ!」
鮫ノ口は祈るように戦況を見詰めていた。
その頃、運悪くエンカウントしてしまったノーラ、エリー、レインの3人は懸命に逃げていた。
「ここは私が殿(しんがり)を務めさせていただきます」
レインは迫り来る斧の連撃を打ち払いながら後退。
囮部隊が敵本隊とぶつかってしまっては個別撃破されるのがオチだ。
やむなく3人は八神たちと合流を急ぐ。
その前方に巫女服姿の
折口 ゆづき
の姿が!
折口、第一防柵が突破されていないからと、更に南下して逃げ遅れた住民がいないか見回りをしていたのだ。
第一波をああも簡単に退けたのでは、誰だって少し持ち場を外れようと思ってしまうのも致し方ない。
折口もオークの群れに気が付き、目に見えて狼狽し始めた。
「そんな……。こんなところまで侵攻していたなんて……!」
折口は所持している薙刀を構える。
その時、彼女の背中に誰かがしがみついてきた。
振り返ると、小さな女の子が泣き腫らした顔でこちらを見上げていた。
「お母さんいなくなっちゃったぁ……」
折口、これでは逃げることができない!
彼女は努めて明るい声で女の子に告げる。
「おねえちゃんが一緒に探してあげるね? でも、怖い鬼さんが来るから、その家の陰に隠れてるんだよ」
「う、うん……!」
女の子は素直に言われるがまま身を潜ませた。
「お母さんに会わせるためにも……、私はこの子を守ります!」
オークたちはノーラたちを追う本隊と折口へ襲い掛かるチームと二手に分かれだした。
ノーラたちは第一防柵付近にある火薬を詰め込んだ廃屋へ向かう。
オークの第二波本隊を罠にハメようという段取りに則っての行動だ。
一方、折口は単独でオーク兵3体を対処しなくてはならなくなった。
どうやら先ほどの3名は折口の存在に気が付いていなかった模様だ。
「こ、この子には手出しさせません!」
ヨダレを垂れながしながら狂人めいた迫力で、オーク兵の1体が棍棒を振り下ろしてきた!
折口はそれを冷静に軌道を読み一端後退した後、気合の声ととも踏み込むと薙刀の切っ先をオーク兵の眉間に突き立てた!
「いやぁァー!!」
哀れ、オークの頭は大玉スイカのように真っ二つに!
現実世界で折口は殺陣を習っており、非力な彼女でも少なからずそれが役立っているようだ。
「これなら行けます……! せやぁァー!!」
手応えを感じた彼女がそのまま横薙ぎに薙刀を振えば、左隣から強襲してきたオーク兵の胴を真一文字に切り裂いた!
オーク兵の革製の鎧はまるで折り紙のように容易く裂け、同時に鎧の下の肉と骨も粉砕!
「アンギャァーッ!?」
奇声を発しながら斃れるオーク兵!
血風が折口の鼻腔に不快感をもたらす。
残るは1体、戦斧を携えた個体だ。
折口は先手必勝とばかりに薙刀で巻き打ちを繰り出す。
オーク兵はそれを戦斧で受け止め、更に踏み込んでくる。
リーチを保とうと退く折口だが、普段気慣れない巫女服アーマーが災いしてか、袴の裾を踏ん付けてよろめいた!
そこをオーク兵は見逃さなかった!
「しまっ……!?」
屈強なオークの掌が伸びて首を掴まれ、そのまま宙吊りに!
「きゃあ!? ……くぅ……あ……っ」
彼女の手は薙刀を取り落とし、喘ぎ苦悶しながらも何とか自由になる手で喉元に掛かるオークの手を引き剥がそうと抵抗する!
「かはっ……あ……!」
意識が混濁し、小刻みに震える肩やバタつかせる足も徐々に弱々しく力が抜けていってしまう!
(――苦、しい……怖い……! でも、あの、子を……護ら、なきゃ……)
しかし為す術なく、オークの手は折口の首を今にもへし折ろうとしている!
物陰に隠れている女の子へ視線の移す余裕すら残っていない。
(ごめん……なさい……!)
折口は覚悟を決め、身体を弛緩させた。
その時だった!
「届けぇー!!」
一本の槍がオークの腕目掛けて投擲されたかと思えば、その穂先は見事に腕を穿ち、肉体から断ち切った!
地面に落とされた折口は、咳き込みながら腕を払い除けて後退!
槍が飛んできた奇跡を辿れば、そこには馬を駆る東中居と3名の兵士の姿が!
「塔からの伝令で駆け付けてみれば、間一髪か!」
囮役を守ると決めていた彼が、あの3人の窮地を救うべく早馬を飛ばしてきていたのだ!
東中居は連れてきた兵士3名に斉射号令を掛けると、自身も馬上で弓を引き絞り矢を放った!
今度はオーク兵が何もできずに射殺され、その場で動かなくなった。
「折口! 無事で良かった! でも、あの3人は何処へ?」
「皆さんなら、第一防柵の方へ向かいました……」
「そっか、すぐ戻らないとだな……」
どうやらすれ違いになってしまったようだ。
東中居は折口に馬に乗るように指示するが、彼女はすぐに乗ろうとしなかった。
「あ、あの、東中居君! あの子も馬に乗せてもらえませんか?」
廃屋の玄関からちょこっと顔出す女の子に東中居は気が付くと、凛々しい顔付きで頷いた。
「ああ、勿論だ。折口のおかげで住民の避難は完璧だ。あとは、俺たちが頑張ろう」
「……はい!」
こうして折口と東中居は、第二波の一部戦力を削りつつ、本隊へ急行する。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月19日
参加申し込みの期限
2013年10月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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