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闇ありて棲み処は澱む<2>
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●地下の道行
地下洞窟は迷路のようにうねった細い道が続いていた。
一行は鬼の紫を先鋒、夜目の効く猫又の
三毛谷 道哉
を殿として、慎重に歩みを進めてゆく。
紫の手には矛が握られている。「穂先があるなら矛にしないか」という道哉の提案で、学と真白が麻多智の穂先をバラした竹ぼうきの柄に括りつけたものだ。
「これ任せていい? 俺じゃうまく扱える気しねーもん……」
学がそれを紫に渡すと、紫は代りに持っていた鉄梃を渡してくれた。
「麻多智の矛か。恐らく後々大事になるだろうから、力任せには使わないでいこう。神具のようなものだったら、毀れては大変だ」
紫は麻多智の矛の具合を確かめるように二三度振り回してそう言ったものだ。
学は鉄梃を腰のベルトに挟み、カメラのバッテリーを予備と取り換える。
取りつけた付属の外付ライトはせめてもの明かりだ。
「うわ暗……狭……怖……!」
怖気づく学のあとに、
マリエッタ・ラシュリエ
が続く。鞄の中のすぐ取り出せるところにドリルとハンマー。利き手は空けて、もう片方の手には松明を掲げている。スマホを光源にするつもりだったが、修がより明るいハシゴ材の松明をもう1本作ってくれたのでありがたく借りた。
ときおり立ち止まって壁に手を触れてみる。
<アーキテクト・アナリシス>で構造がわからないか試しているのだ。
マリエッタは建物の壁や床などに掌を当てて瞼を閉じると内部構造が見取図として瞼の裏に投射されるろっこんの持ち主だ。地上の人工建造物であればもっとはっきりわかるはずだが、自然な洞窟だからか、それとも霊界だからなのか、この洞窟の構造は目の前の闇と同じくらい漠然としたイメージでしかわからない。
「この道でいいはず……もうしばらくいくと分かれ道があると思うわ」
曲がりくねった一本道。分かれ道の先までわかればいいのだが、今見えるのはそこまでだ。
「少しでも先が分かると気が休まるよ」
夏夜が告げる。夏夜は重力の強さを変化させるろっこんの持ち主だが、発動に必要な猫シールを持ち込めなかったためおそらく発動条件が満たせないだろうと説明する。あまり戦力になれないかもしれない。もしかしたら暴走する可能性も――と申し訳なさが滲む夏夜の話を聞いていた豪は、後ろから彼女のちいさな肩をポンポンと叩いた。
「ならその分俺が頑張るから応援してくれ。大丈夫だ」
夏夜は頷いた。
暗くて不安な道行きでは、こういったコミュニケーションがあるほうがありがたい。
「ところで、」
と、マリエッタはやや苦笑いしながら、後ろからついてきている
化神 小次郎
を振り返った。
「その恰好は……?」
「うん?」
小次郎は長い黒髪で、顔立ちも美少女の部類に入る女子だ。
そんな彼女は何故か、美少女戦士風の、身体をピンポイントに守るピンクの鎧を纏っていた。
「えーと。物置にあったコスプレ衣装?」
「鎧だ。プロテクター代わりになるかと思ってな」
気が強い方小次郎だが、おばけや怖いことはどちらかというと苦手だ。
思いがけないことに出くわしたりすると、直ぐテンパってしまうのだ。
だからせめて身を守るものや武器が欲しかった。それがたとえコスプレ衣装であっても。
「で、その手に持ってるそれは……?」
「これか?」
小次郎はめったやたらに釘が打ち込んである魔法少女が使う杖を掲げる。
「釘ロッドだ!」
「釘ロッド……」
「バットに釘を打ち込んで殺傷力をアップさせたものを釘バットっていうだろ? あれを真似て魔法少女の杖に釘を打ち込んだんだ。そしたらどうだ、釘バットならぬ世にも物騒な釘ロッドが爆誕だぜ!」
所詮は小道具だが無いよりマシだ。
それに棒術――というほど正式に学んだわけではないが、長物を振り回すのには少々心得がある。中学時代にスケ番じみたことをしていたことは今となっては黒歴史だが、腕前のほうは昔とったなんとやらだ。芸は身を助くというが、黒歴史も案外、身を助く。
「何だかマヌケな恰好になっちまったが、ここまで来たらもう迷いはねえ。行ける所まで行ってやらあ!」
あ、うん。とマリエッタは曖昧に頷いた。
本人がいいならいいに違いない。
そのまま細い地下道をゆくと、先の見えない暗い穴が二つ現れた。
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闇ありて棲み処は澱む<2>
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
闇ありて棲み処は澱む<1>
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年02月09日
参加申し込みの期限
2022年02月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年02月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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