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闇ありて棲み処は澱む<1>
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●プロローグ
突如。
薄ら寒い外気に頬を撫でられ、
マリエッタ・ラシュリエ
は二度、三度と瞬きをした。
目に映るのはモノクロームの風景。
あたりには虚ろな霧が立ち込め、正面に廃墟となった五角形のマンションが聳えている。
「これって……え、配信でやってた幽霊マンション?」
暇つぶしに見ていた動画配信の中にあった景色が気づけば目の前にある。
「いったい何が……」
呟きに被るように、すぐそばで戸惑う声がした。
「パンダくんの配信見てたら、いつの間にか俺もその場にいるってどういうこと……」
ビデオカメラを手にした少年、
青木 学
だ。
その隣では長い黒髪の少女、
化神 小次郎
が、唖然と額を抑えている。
「なんてこった。何のどっきり企画かと思っていたらガチなオカルト案件だったぜ……」
「なにこれゲームの導入!? ヤダ!」
「やめろよ、余計こわいだろうが!」
学の涙声に、小次郎はぶるっと身震いしてどやす。
気丈にマンションの方を睨んでいるのも怖さを我慢してのことだろう。
マリエッタは彼らも自分と同じ境遇――マタ大生の
笹川 帆太
と
海原 茂
による幽霊マンション探検の配信を見ていて巻き込まれた――と知り、すこしばかり安堵する気持ちになった。
その帆太と茂は、
龍目 豪
に声をかけられている。
「先輩、パンダ、大丈夫か?」
高校時代に探検部の部長を務めたこともある豪は、こういったイレギュラーな事態でもそう簡単には動じない。豪が見たところ、茂も似たようなものだろう。
帆太は幽霊の
餅々 きなこ
や額に角の生えた
鏨 紫
との出会いに衝撃を受けていたようだが、学部こそ違えど同じ大学の同学年である豪に手を差し伸べられ、生来の呑気さがでてきたようだ。
「大丈夫。だってこれ、夢なんでしょ?」
「夢? ああ、夢の中でも俺は助けに行くぜ。きなこちゃんも、安心しろ」
片目を瞑ってみせる。
きなこも頼りにするように笑み返し、それから状況が共有された。
夢と思っている人もいるので、それなりに、だ。
白 真白
が、ひとりごとみたいに思考を口にする。
「幽霊マンションかぁ……きなこちゃんが亡くなった時にはまだマンションなんてなかったよね」
「はい。それはもう、かげもかたちも」
きなこが死んだ数百年前にはマンションなどというものは日本のどこにも存在していなかった。
「そうなるとマンションがっていうよりマンションが建ってる場所の方が関係あるのかな?」
「!」
きなこが視線を上げる。その話をもっと聞きたいという目だ。見つめられたまま真白は続ける。
「きなこちゃんの言う『におう』ヤツがいる場所の上にマンションが建ったとかそういうあれなのかな。もしくはそのヤツがここに移動して今ねぐらにしてるとかも考えられるか」
独白めいた推理に、ありうることだ、と紫も腕組みをする。
「霊界は何が起きるか、何処に縁が繋がるか、誰にも分らないからね」
「そういうものなの?」
真白の疑問符に、紫とはべつの、落ち着いた男性の声が応じる。
きな臭さにかけつけた猫又のミッチーこと
三毛谷 道哉
である。
「そうだね。人間が生きている『現実』より、ここはずっと曖昧だから」
道哉はレトロな闇色の帽子を深めに押し下げ。
「それにしても霊界と寝子島が繋がるように過去と繋がりでもしてるのかねぇ」
キセルを吹かす。
「……面白い。来たからには見届けて帰りたいものだ」
手伝える限りは手伝おう、というあやかし仲間の紫と道哉の申し出はきなこにとってありがたかった。
「ありがとう」
お礼を言いながらふわふわとふたりの頭上を旋回する。
そんなきなこが、あやかしとしては先輩ながらも可愛らしく思えて、道哉は口角をあげる。
「なあ、きなこの好きなものは何だ? 帰ったら奢ってやろう」
「きなこもち」
返答に、よし、と笑む。ご褒美も決まった。
なにかに挑むときこういうことは案外大事だ。
歩き出すときの杖にも心が折れそうになったときの楔にもなる。
ここまで黙って話を聞いていた
八神 修
は、一度皆から離れて門の銘板を見に行った。
マンション『Y』のYとは何の頭文字なのか。
その名を確認しようとしたが、文字が剥げていてよく分からなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年12月30日
参加申し込みの期限
2022年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年01月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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