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希望<ネガイ>が現実<ホント>になるところ。それがらっかみ!
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旧市街のアパートで寝ていた
深縹 露草
は瞬時に目を開けた。掛け布団を吹き飛ばして立ち上がる。いきなり拳を握り、探すような目を一点に向けて声を張り上げた。
「神の声が聞こえたのデース! 彼女を守れと! それならば私は守りマース! エレナ嬢をあらゆる面でお助けするのデース!」
狭い部屋は豪華な応接室に変化した。同時に露草は黒いスーツで身を固める。光沢のあるデスクに肩肘を突いている人物は
剣崎 エレナ
であった。金髪の縦ロールを指で弄りながら横目を向けてきた。
「今日のスケジュールを教えて」
露草に動揺した様子はなく、素早く胸ポケットから手帳を取り出した。瞬時に頁を捲り、一文を読み上げた。
「全室の清掃が終わり次第、朝食を召し上がっていただきます。その後、リモートによる会議が行われ、午前十時にリムジンで空港に赴き、自家用ジェットで日本に向かいます」
「コンサート会場は?」
「今回は特別仕様のトレーラーを手配しました」
「前にリハーサルをしたあれね」
エレナは組んでいた足を解いて革張りの椅子から立ち上がる。背後の窓の景色を眺め、続けて、と言葉を促した。
「場所は寝子島シーサイドタウン駅の手前のコンコースを利用します。事前に許可は取っておりますので、ご安心ください」
「わかったわ。下がって調理に励むことね」
「はい、全力で当たります」
最敬礼で退出した。
エレナは部屋の隅に目を向ける。待機していた
楡宮 遠海
はぎこちない笑みで歩いてきた。両手には大量の色紙を持っている。
「エレナ様、色紙へのサインをお願いできますか」
「面倒ね。私の代わりにあなたが書けば?」
「そ、それは、こ、困ります。世界のアイドルであるエレナ様に書いていただかないと」
「冗談よ」
革張りの椅子に座るとエレナは掌を上に向けた。遠海は色紙をデスクの端に置いてポケットに忍ばせていたサインペンを手渡した。
「肩が凝ったわ。揉んでくれる?」
「え、はい、畏まりました!」
遠海はエレナの後ろに付くと両手で肩を揉んだ。
「もう少し強く」
「はい、これくらいですか」
「強さはいいけど、首筋の方も」
「こんな感じで?」
「親指がいいわ」
遠海は笑ったまま、深呼吸に努める。
「字がぶれるわ。もう少し弱く」
「……失礼しました」
呼吸の間隔が短くなる。
「本当に面倒ね」
言いながらサインを書いていく。半分ほどで手を止めた。
「喉が渇いた。自販機でいいわ」
「今、お持ちします」
「急いでね」
「わかりました!」
急いで一礼して部屋を飛び出す。
「なんなのよ、これは! どうして私がエレナのマネージャーを」
速足の状態で言葉を切った。歯軋りが聞こえてくる。
「違うわ。そんないい物じゃない。下僕よ、下僕! 朝のニュースでエレナを知って、マネージャーに憧れたけど、なんなのよ、これは!」
食堂に突っ込む。壁際に各種、自動販売機が並ぶ。目の前にした遠海は呆然とした。
「どれを買えばいいのよ」
踵を返して、思いとどまる。
「無理、絶対に嫌味を言われる。ここで決めないと」
自動販売機の飲み物を見ると悩みが極端に深くなる。
「おしるこオーレってなに? カレー牛乳って飲み物なの? コラコーラは味が想像できないんだけど」
左手に嵌めていた時計に落ち着きのない目を向ける。
「急がないと。もう、これでいいわ!」
半ば自棄になって選んだ。全速力で引き返し、扉の前で呼吸を整えて笑顔でノックした。
「早くして」
「失礼します」
不自然に頬を盛り上げた状態で部屋に入る。音を立てないでエレナの側にいくと一つの缶を恭しく差し出した。
「よくわかったわね」
「え、それはもう。マネージャーですから」
エレナはプルタブを起こし、直に飲んだ。三口程で口を離し、缶の表面を眺める。
「本場のスイカマヨネーズは濃厚ね。あなたも飲んでみる?」
「私は遠慮しておきます」
「欲がないのね」
素っ気なく答えて飲み始める。
「あ、あのー、寝子島に渡る手続きの途中なので、退室してもよろしいでしょうか」
「まだ終わってなかったの? 早くしてよね」
「わ、わかりました。失礼します!」
慌てて退室して速足で廊下を歩く。
「エレナのせいでしょ!」
紅潮した顔で小鼻を膨らませた。前のめりで自身に宛がわれた部屋に突っ込んでいった。
その頃、露草は調理場にいた。
手早くエプロンを取り付けて居並ぶ調理スタッフに的確な指示を与える。全員が手足となって一斉に動き出す。煮物やスープが次々と出来上がる。
「見栄えは素晴らしい。香りが高く、食欲をそそられます。ですが、このスープは残念です」
一部のスタッフの顔色が変わる。
「私の目は危険を事前に察知します。そう、一瞥しただけで毒物を見抜くことができるのです!」
逃げ出そうとした一人を周囲にいたスタッフが速やかに取り押さえる。全員が優秀なボディーガードを兼ねていた。
「連れて行きなさい」
露草は静かに命じた。毒物が混入したスープは速やかに処分された。
「私がエレナ嬢を守ります」
冷徹な顔で言い切った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年01月31日
参加申し込みの期限
2021年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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