this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
カビカビレイニーデイ
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
10
つぎへ >>
女子寮B棟3階に、
普堂 しおり
の部屋がある。
今日のしおりは雨合羽のフードを目深に被り、タオルで口を覆い、それから水泳ゴーグルと軍手を装着。
これでライフルでも持たせたらジャングルに向かう特殊部隊員である。
カビに立ち向かうには仕方がないにしても、女の子としては悲しすぎる格好。
なので、せめてものお洒落に猫のペンダントを下げている。
ヘッドフォンで明るい音楽を聴きながら、せっせと部屋を掃除。カビを殺して拭き掃除したあと、ドライヤーで乾かす。
幾分マシになった部屋を見回し、それからインテリア用に買っておいた丸太を持ってベランダに出た。
濡れた段ボールの中に丸太を入れ、傷を付けておく。
「せっかくだから謎きのこ育てちゃおっと」
膝を抱えてじっと丸太を見つめていると、むくむくと小さな粒が顔を出してきた。
粒はあっという間に成長して、三種類のきのこが山盛りに丸太になった。やっぱりこの世界には不思議な力が働いているようだ。
きのこは咳き込むように、ばふんばふん、と胞子を散らしている。
ホコリタケ等の腹菌類は胞子をばらまくものがいるというが、これらのきのこも似たように胞子を撒くようだ。
とその時、また轟音とともに男子寮から大量の胞子が打ち上がった。
「あれもきのこの胞子かしら?」
吹き上がる量も足元のきのことはケタ違いだ。あれほどの胞子をばらまくきのこ、さぞ立派なものに違いない。
「これは持ち帰るっきゃないわねっ♪」
まきざっぽに45Lポリ袋、スコップを持ち、しおりは部屋を飛び出した。
「桜花寮の異常事態宣言なのだ!」
毎日朝練と称して猫道走りながら猫ウォッチングしてる
後木 真央
はちょうど桜花寮の前でテオのろっこんに捕まった。
猫でもわかるほどの異常事態。この異変を知らせようと、
八神 修
と
逆巻 天野
にメールを送る。
――修ちゃんは新聞部部長で猫鳴館の外付け脳みそ。
――天野ちゃんは伝説のオカン級面倒見のいい猫鳴館頭脳派。
――2人に相談したらきっと解決するのだ。真央ちゃんはパブロフのネコなのだ♪
『修ちゃん、天野ちゃん、桜花寮キノコパーティカビ吹雪なのだ是非見に来ると良いのだ♪』
わかるようなわからないような、真央クオリティな文面でピポパ送信。
それからフツウを守るため、ねこったーにも“桜花寮はなんでもないよ”アピールの偽装コメントをしようとしたが繋がらない。
「ねこったーが落ちてるのだ……あ、落ちてるんじゃなくて……」
そこで自分が別世界に閉じ込められていることに気付いた。
「参ったのだ……。修ちゃんと天野ちゃんがこっち側にいるとよいのだ……」
真央は自分のジャージにきのこが生えているのに気付いた。
「そう言えばお腹が空いたのだ……このきのこピンク色で可愛いのだ。流石、真央ちゃんは生えてくるきのこもプリティなのだ」
――おじぃにも叔父貴にも絶対見分けられる野草以外食べちゃ駄目って言われたのだ。
――でも神魂やろっこんなら毒は生えないと思うのだだってみんなの願いなら悪くないはずなのだ。
……ぱくっ。
美味しそうにきのこを頬張る……が意外と味はフツウだったので真顔になった。
「おもしろくない味なのだ。けど毒はなさそう……あれ?」
とくんとくんと早鐘のように鳴る鼓動に、真央は戸惑った。
「な、なんなのだ?」
ここ数日、
逆巻 天野
は寮に帰っていなかった。
とある事件で負った
首の痣
で騒がれないよう、知り合いの家に身を寄せている。
「……キノコパーティ? カビ吹雪??」
意味不明な真央からのメールに首をかしげていた天野だが、すぐ意味するところに気が付いた。
窓の外に見える謎のきのこ雲の正体も、朧げにだがこのメールでわかったような気がした。
――カビかどうかはわからないが、菌類増殖って感じなんだろう。
――桜花寮にはアネモネ先輩も……痣を付けた本人、七夜もいるんだろうな……。
痣のことで心配させないよう、スカーフを巻いて首を隠す。
天野は外に出る支度をする。
ちょうどその時、オーブンがパウンドケーキが焼き上がったことを知らせた。
甘く芳ばしいケーキの焼き上がりは完璧だ。
「戻るついでだ。多めにもって行くか」
変な騒ぎにももうなれたと思っていても不意打ちで来るとやっぱりビビる。
友達を迎えに来たはずなのに、
御剣 刀
と
桜庭 円
は、気が付けばこのカビ騒動にまっただ中にいた。
呆然と立っている刀の手から、円の抱いた猫の“にゃーくん”がにぼしを取ろうとして腕を伸ばしている。
「……またテオの世界? きのこ雲すごいなぁ……」
「テオが空間を切り離したということは、つまりもれいび絡みの事件という事か……」
きのこ雲とその膝元にある男子寮を見ると、もくもく煙の上がる部屋が見えた。
「あそこの部屋が原因か?」
「あの部屋って確か、前にろっこんを暴走させる事件を起こした、4組のユウくんの部屋じゃ……」
「ユウ……? まさか
“あの野菜原”
か……」
刀の表情が強張る。
島全土を巻き込んだあのロクでもない事件を思い出し、一気にイヤな予感がこみ上げてきた。
「あ、テオ……」
駐輪所の前を歩いている
テオ
を見つけた。
円はにゃーくんに頬を寄せる。
「にゃーくん、カビ平気? 僕たちしなくちゃいけないことがあるから、あのおにーさんの横で待っててくれる?」
「にゃー」
テオの耳がピクッと反応した。
「は? なに勝手に決めてんだ、てめえ」
面倒臭そうにテオは振り返った。
「この子を巻き込んだのならテオにも責任あるでしょー。僕たちが戻って来るまでにゃーくんをお願い」
「はぁ? 知るかよ」
そっぽを向いてどこかへ行こうとする。
「あ、待って。傘、貸すよ、雨避けになるし」
「いらねぇよ、バカ。猫がどうやって傘差すんだよ、バカ」
「待ってよ。せめてこれを」
持っていたタオルをビリッと破き、にゃーくんとテオのためのマスクを作った。
「うぜぇんだよ。いらねぇつってんだろ……あ、こら、放せ」
「だめ」
首根っこを掴んで無理矢理マスクを付けてあげる。
「……けっ、邪魔くせえ」
ふんと鼻を鳴らして、しゅたたたっとテオは走っていった。にゃーくんもテオを追いかけて走る。
「桜庭は親切だな。それに比べてテオのやつ……」
「いいんだ。神様でも、健康に悪そうなのはちょっとあれだからね」
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
カビカビレイニーデイ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月11日
参加申し込みの期限
2013年09月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!