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彷徨える寝子原人
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船橋部後方。
小さなテーブルや椅子が用意されたそこは簡易な船室であった。
「あ、あの……蓮君……」
ジャージ服の上に探検装備を備え付けた金髪ウェーブの小柄な少女
北原 みゆき
は、室内の椅子に穏やかなに座る坊主頭の男子に声をかける。
「おはようございます、みゆきさん」
保護帽を被った
森 蓮
は丁寧に挨拶をする。彼の装備はタオルや着替えなども持ってきてはいるが他のメンバーに比べれば軽装な部類に入る。
「あ……おはようございます」
思わず、蓮につられて深々とお辞儀するみゆき。
「何か御用でしょうか?」
柔らかに微笑む蓮。
「ええっとね……。龍目先輩がね、あ……探検部の部長なんだけど。今回の探検で帰ってこれない人が出たりしたら不味いから、参加してるみんなの連絡先や洞窟で向かうルートについて聞いて回ってるの」
みゆきは筆記用具を取り出して、蓮の行き先や携帯の連絡先を訊ねようとする。
「なるほど。確かに誰もが無病息災で探検を終えることはよいことです。ですが、申し訳ありません。私は機械には疎く、携帯持っていないのです」
蓮は丁重に詫びの言葉を返す。
「あ……そうなんだね……」
彼の生真面目なほどの丁寧さに少し気圧されながらもみゆきは頷いて、メモをする。
「ですので、そういった点も踏まえ、私も探検部のみなさんと同行したいと思うのですが宜しいでしょうか。そのほうが心配も少ないでしょう」
予め考えていたのか、よどみなく蓮は提案をする。
「え……。あ、うん。大丈夫だと、思う。きっと探検部と同じルート進む人も多いと思うし……」
少しだけ考えた後、みゆきは頷いて許可を出す。本音を言えば探検部の皆に相談したかったのだが、彼女の今回の探検の目標に『強い心を持ちたい』というのがあった。
彼女は弱虫な自分から脱却する為にも、自分で決めて責任を持つという意志を示したかったのだ。
「ありがとうございます。それでは、宜しくお願いしますね」
そんな彼女の葛藤を知ってか知らずか、蓮は感謝の意を示しつつ、再度お辞儀をするのだった。
それぞれの30分ほどの小さなクルージングを過ごす中、1人船内を歩き回る少女がいた。
ツインテールに眼鏡の少女、
桃川 圭花
である。
彼女はどこか不機嫌そうな表情のまま大きなストライドで風を切るようにして歩いている。
「……」
冒険気分で談笑する男女、真剣に探検の準備をするグループや個人。釣り具を用意しているものもいる。
そんな彼らを横目で流し見しつつも、彼女は歩みを止めない。
「はぁ……」
彼女はため息をつく。
あの日
のことがなかなか頭から離れないのだ。
そして、船内を周回すること数回、たどり着いてしまう。
右舷船尾。
そこで寄りかかるようにして座っている少女、ナタリアに圭花はある意味で固執していた。あの日、船上で出会い、そしてなかったことにされた2人の関係は今は白紙。様々な感情と思考が圭花の中で渦巻いた。
「……」
視線に気づいたのか、ナタリアが圭花を見る。
「何か御用でしょうか」
彼女の静かで抑揚の少ない言い回しから圭花は次に使う言葉を吟味する。
「……初めまして。横、いいかしら」
少しの思考の後、圭花は言葉を選んだ。
「どうぞ。私の名はナタリアです。」
淡泊な物言いのナタリアである。
「圭花よ。宜しく。あなたも寝子原人に興味があって?」
圭花は船内をせわしなく動き回る探検部のメンバーや他の探検志願者たちを見遣りながら話題を投じる。
「馬鹿馬鹿しい。そんなものはどこからか侵入した何かでしょう。私にとっては訓練行動に過ぎません」
浪漫や夢といったものをばっさりと一刀両断するナタリア。容赦がない。
「なるほどね。それじゃあ……ご一緒してもよいかしら?」
笑顔の仮面を被り、圭花は提案する。
(あなたみたいに強くなりたいから)
そんな気持ちは表に出さない。
「ふむ……装備は悪くないですね。ただし、落伍者は置いていきます」
ナタリアは少しだけ考えるように圭花の装備を一瞥する。動きやすさを重視した軽装備ではあるが、抑えるところは抑えてあるといった判断らしかった。
「構わないわ」
圭花は決意を込めて頷いた。
様々な思いを乗せたボートが到着を告げるよう汽笛を鳴らした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
動物・自然
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月02日
参加申し込みの期限
2013年09月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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