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化かし狐のお礼参り
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「あらぁ。あなたたちも『狩り』に? ウフフ……」
夏神 零
と
常闇 月
が妖気をたどった先には、血と狂気の宴が繰り広げられていた。狐面に和風のドレス、妖狐のような衣装をまとった
添木 牡丹
=『のばら』がわざとらしく両手を広げて二人を迎える。
「ようこそ、と言いたいところですが……少々遅かったかもしれませんね?」
戦利品を見せびらかすように、
エレノア・エインズワース
は自分の左腕を掲げて見せる。その腕はどす黒くなった血に染まっており、中心からはだらりと狐が噛みついた形でぶら下がっていた。ろっこんの力が薄れたのか、少しすると摂狐の口はエレノアの腕から離れ、どさりと地面に転がる。ぐったりと動かないかと思われた狐の体は、ぴんと跳ね起き、新たな『敵』の襲来に供えようとした。
「さすが妖狐は頑丈なようだ。まだまだ、退治には至らないようでござるな」
零はそう言って、月を見る。九尾人形『紅園』に憑依した月は無言でうなずいた
「ざ~んねん……。いえ、違いますね。まだまだ、狐ちゃんと遊べるんですからねッ★」
のばらは血のように赤い瞳を光らせ叫ぶ。月と零に加わり、近接の間合いに立った。遠くにはエレノアがいて、逃走を許さない。
「あなたが化け狐ですね。この私が相手になりましょう」
最初に動いたのは月だった。妖狐を模した姿の人形に宿った月は、舞うように剣を振るう。夜の空に二つの弧が描かれると、摂狐の背に二本の傷が刻まれた。摂狐はぐうとうなるが、その傷はさして深いものではない。
(何太刀浴びせればおとなしくなるでしょうか。殺したくはありません)
月は妖狐に何の恨みもない。ただ、人間に悪さをするのであればそれを懲らしめなければならないと考えているだけだ。集めた情報から考えれば、妖力の源はおそらく尾にある。月は零と組んで、尾の切断を試みるつもりだった。二人の二刀が鮮やかな軌跡を描き、妖狐を追い詰めていく。摂狐は背を見せれば最後、尾を刈り取られるだろうと悟った。
「こしゃくな!」
一つ、また一つと浅い傷が刻まれていく。摂狐は九尾人形を恨めしげに睨んだ。自分より多くの尾を持つ人形など、不愉快極まりない。あらん限りの妖力でもって、摂狐は動く人形に幻術を放った。人形・紅園に憑依した月は、めまいのような感覚に囚われる。
(こんな幻術、簡単に破る方法が……しまった!?)
紅園は文字通り、糸の切れた人形となってがくんと横ざまに倒れた。花びらのようなスカートから伸びた長いブーツの足をだらりと伸ばし、ぴくりとも動かない。最悪、自分を傷つける痛みによって、幻から逃れようと考えていた月の作戦は失敗した。今の彼女には傷つけられる肉体がなかったのだ。冷たい人形の体の中で、月は自分を『失敗作』と苛む無数の声を聞く。
(私は、私は……やっぱり……義姉さん……)
「月殿!? 月殿! いかがなされた!」
零の呼びかけにも反応がない。幻術に屈するつもりも、戦いに敗れるつもりもなかったが、こうなることは予想を超えていた。標的を零に移した摂狐は、猛攻を仕掛けてきた。野の獣をはるかに超える敏捷性で、零の太刀筋をかわしては蹴りや噛み付きを狙ってくる。摂狐の耳が切り裂かれ、零の手の甲には赤い血の筋が浮かんだ。
(人形の中の月殿は無防備、だが守りながら戦うには……!)
「そろそろ退治されちゃってくださいな」
機を見て、エレノアの水鉄砲から水が放たれる。彼女の能力を体で知った摂狐は後ろに飛び退いてそれをかわした。
「油断禁物ですよぉ♪ キャハハ!」
退避した先にはのばらが待ち構えている。自らの腕から血が流れ続けているのもかまわず、強烈な一撃を叩き込んだ。空高く吹き上げられる妖狐の体を、零が高く飛んで追う。頼りの武器を地に残し、零が手にしたのは札一枚であった。すばやく札を口にくわえ、月明かりの中剣の一閃のごとき手刀を振るう。その狙う先は妖狐の尾。ろっこん『朱雀之舞・翼刃』が空を切った瞬間、摂狐の尾はちぎれて飛んだ。痛みと怨詛に染まった鋭い叫びが響き渡る。
「尻尾はぎとり……っと」
着地した零の手の中には、ふさふさとした妖狐の尾が握られていた。肉体から離れたばかりのそれは、まだ暖かい。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
前回シナリオ
猫又川の狐化かし
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月06日
参加申し込みの期限
2013年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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