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「ほら、人って『相手を傷つけていい理由』を見つけると、暴力に溺れる場合があるんだよ。復讐の対象だから、こいつなら痛めつけていいんだ、って。そうなると歯止めが利かなくなる」
逆巻 天野
は晋狐の隣に立ち、一度は振り払われた手を取った。まるで妹の手を引く兄のような形になる。晋狐は一瞬身を硬くしたが、その手を振り払うことはなかった。
「それは君たち狐も同じかもしれないけど、仕返しを盾に、やりすぎてしまう……そんな結末は避けたくてね」
天野は小さな妖狐を見やる。
「邪魔はしないから、同行してもいいかい? 君たちを守るよ」
晋狐もまた黙って彼を見た。しばらく考えて、ようやく童女の姿の狐は言葉を発した。
「なぜです?」
「僕は天邪鬼なんでね」
天野と晋狐、奇妙な二人組は旧市街を行く。晋狐が気になる音を聞きつけた方向へ向かっているうちに、自然とこの方向になったのだ。
(そういえば、化かされてたおじさんの家はこの辺にあったよね)
天野は思い出す。しかし、晋狐は彼の家に向かう様子はなかった。気になる音は別なところにあるのだろう。どうやら、耳を澄ませているときの彼女はそれ以外のことには注意を払うことができないようだった。天野は晋狐が立ち止まるたび、隣で彼女の安全を確認した。音がすれば道の真ん中でも構わず止まり、目を閉じる少女の手を引き、天野は道の端に寄る。
「お、君は? 一年の」
声に振り向く。立っていたのは二年の
志波 武道
だった。間近の気配を知る感覚すら断って耳をそばだてていた晋狐は、はっと我に返る。おとなしそうな童女の顔にはたちまち獣のような獰猛さが宿った。天野が慌ててその肩を抑える。
「あなたのその気配は……!」
「晋狐、落ち着いて。この人は大丈夫だよ」
「この子が晋狐か! 探してたんだ」
武道は明るい笑顔を浮かべる。怪しいものではないと大きく手を広げ、敵意のないことをアピールした。それでもまだ、少女妖狐の表情が和らがないと知るや、武道は上着に手をかけ、がばっと開く。
「怪しくないよ! なんなら服も脱ごうか! って、それはいいって? ……デスヨネー……」
少女の目がどんどん釣りあがっていくのを見て、緩めかけた服のボタンを武道はゆるゆると戻した。ふっとおどけた調子を真顔に戻して、晋狐と、並ぶ天野に語りかける。
「さて狐の晋狐ちゃん。君らの事情を聞かせてくれるかい? そこの君もおそらく、狐の側にも言い分があると思って来てるんだろ」
武道が先日の狐化かし事件と、此度の妖狐の復讐宣言から思ったのは、彼らにも独自の基準の『フツウ』があるのではないかということだった。
(もし、俺たちが知らずに彼らのフツウを破壊してしまっていたとしたら?)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
前回シナリオ
猫又川の狐化かし
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月06日
参加申し込みの期限
2013年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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