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「また違う音がする……私を呼んでいるのでしょうか」
晋狐は次に、何者かが自分を呼ぶのを聞いた。声のした方に歩き出す。
「狐さーん! こんばんはー! やっと会えたわ」
口調は女性のようであったが、どうにも正体が予想できずにいた理由を晋狐は理解した。「狐さん」と晋狐たちを呼ぶ声の主は、柔らかな物腰ではあるがそれなりに肩幅もある、背の高い人物だった。その人物、
薄野 一月
はおそらく男性、なのだろう。しかし晋狐に出会ってはしゃぎ喜ぶ様子は少女のようでもある。
「こんなすぐ会えると思わなかったわ! しまったなー、油揚げ置いてこなきゃよかった」
一月には狐を懲らしめようとか、説教しようとか言った気持ちはまったくなかった。今晩わざわざ狐を探しに出てきたのは、会って少しでも狐の怒りを発散させてやれたら、と考えたからだった。狐の好物として知られる油揚げも持参して出たのだが、それは先日の事件現場となった猫又川に供えて来てしまっていた。
「狐さんたら、どこに住んでるのかわからなくってね」
にこにこと話す一月に、晋狐は警戒することすら忘れてしまった。
「あなたは何者です? 私たちに何の用があるのですか」
「うーん、特には? 川で化かされ騒ぎがあった日はオッサンばっかり気にかかってよく考えていなかったんだけど、よく考えたら妖狐でしょ、妖狐! なんだかすごいと思ってさ」
「そう……でしたか」
あっけに取られる晋狐を置き去りにして、一月はなおも語る。
「あんたは……この前の狐じゃないほうね。あっちは尾っぽとられちゃったんでしょ? そりゃ、まあ、怒るわよねぇ」
「当たり前です。あに様は人間を絶対に許さないと言っています。私も同じ気持ちです」
摂狐の尾の話になると、さすがの晋狐も厳しい表情になる。それに対して一月は、実に楽しそうなにんまりとした笑みを返した。くすぐりっこを始める子供のようなしぐさで、手指をわきゃわきゃと動かして見せる。
「あら、じゃあどおする~? あたしに仕返ししちゃう?」
「え? 何を……」
「ほぉーら! 狐さん、待て待てぇー!」
一月は笑いながら摂狐を追いかけ始めた。明るい見知らぬ人間の男性がよくわからぬ理由で妖狐に会いたかったと言い、会うなり追いかけて来る。事態が理解できないまま、晋狐はパニックを起こして逃げ出した。
「きゃーっ!」
「ほらほら、捕まえちゃうぞー! 逃げていたら仕返しなんてできないわよ?」
「きゃーっ! きゃーっ! 人間怖いー!」
妖狐の少女は必死の形相で逃げ惑う。逃げても逃げても、足の長い一月の追跡を振り切れない。とうとう変化も解いて、小さな狐の姿に戻って一目散に闇夜に消えて行ってしまった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
前回シナリオ
猫又川の狐化かし
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月06日
参加申し込みの期限
2013年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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