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寝子島高校
<基本給+歩合>寝子島デジタルマッピング
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朝・寝子島シーサイドタウン駅前ロータリー
季節は紫陽花。雨が多く鬱屈となりやすい時節だが、空は雲一つない快晴。夏を感じる日曜、
梅戸 有留
にとっては「最高のバイト日和」になった。控えめでアルバイト以外に大した生きがいがなく、学校ではほとんど目立たない有留だったが、今回のアルバイトの出だしは、ちょっとした人気者になれたのだ。
「有留君ちょっとこっちに来るのだ」
バイト参加者それぞれペアを組み、どこの地図を撮影するか相談している中で、
後木 真央
が猫の手で手招きしている。すぐ横に
八神 修
。
「俺と後木はあえて型を破って、寝子高の裏手から九夜山を登ろうと思うんだが、どうだ?」
「地図に載せてもらえない猫鳴館のことを知ってもらうのだ!」
池の主で騒然となったアルバイト
でも一緒だった2人に誘われた有留。素直に照れて後頭部を掻くが、マッピングリストへ目を落とすと、困惑した。
「うーん……でも、こっちのルートはリストに載ってないし……」
グルグルの社員に背負わされたままのカメラを振り返り見る。
「地図には載っていないから、きっと歩合は大きいのだ」
説得を続ける真央。
「もしもらえなかったら……どうしよう」
「梅戸は確実にお金を稼ぎたい理由があるんだな」
有留の微妙な表情を、修は汲んだ。小さくうなずく有留。
「そうか、なら仕方ないな。後木、猫鳴館は俺たち2人で目指そう」
「分かったのだ! お互いの目的のために、頑張るのだ!」
「ごめんね」
2人の笑顔に見送られ、有留が去ろうとしたとき、
「へぇ、あんた達も猫鳴館に寄るクチかい……」
桜崎 巴
が割り込んでくる。
「そうなのだ。巴ちゃんも猫鳴館に行くのだ?」
小さくうなずくと、口に人差し指をあてる。
「あんまり大声で吹聴するのはやめときな? 社員に聞かれたらやっかいかもしれないんだから」
「まあそういうわけだから、有留も黙っておいてくれ」
「うん、分かったよ」
別れを告げると、3人はカメラを取りに行く。再び一人になった有留。
「梅戸君」
「有留さん……」
立て続けに、男女2人に声をかけられる。今日の有留はなぜか引っ張りだこだ(マスター嬉泣)。
「複数で組んだ方がいいらしいし……バイト経験豊富な梅戸君と組みたいなと思ったんだけど」
以前引越しのアルバイト
で共にせっせと物を運んだ、平凡属性フレンドの
佐藤 英二
だった。
「私はバイトが初めてで……有留さんはバイトに詳しいと聞いているので、お話を伺いたくて……」
丁寧な口調なのは
御巫 時子
。
えーっと……こういうときはどうしたら……。
これまでの人生でこんなにお誘いを受けたことがないので、有留、キョドりにキョドった後、大きく一回うなずく。
「よし、3人で一緒に行こう!」
有留の提案に、英二と時子は笑顔で賛成する。
ロータリーのまばらだった30数名は、少しずつかたまりを作っている。その中にあって
弘明寺 能美子
は孤立していた。誰かと視線を交わしたとして、ぷいと自らそっぽを向く。故意ではなく、反射的なものに近かった。本心としては、みんなとバイトを楽しみたいのだが、思考と行動が見事に一致しない。加えて、
(あんな重たいもの背負って、服がすれて傷になったら大変よ)
カメラを憎らしげに見る。
(ようは奇麗な映像が撮れればいいんでしょ。だったら)
メイドを呼んで背負わせればいい。携帯を取り出し家へ電話をかける。
と、視界の先に見覚えのある人影。
「あれはまど……桜庭さん?」
小柄な
桜庭 円
が、大きなカメラをスタッフに支えられて背負っている。今にも後ろへ倒れ込みそうな、アンバランスな光景だ。
(彼女1人じゃいくらなんでも危ないわ……うん、そうしよう)
能美子は自分に言い聞かせると、携帯を閉じ、恐る恐るといった面持ちで、円の元へと寄る。
「わっ、能美子ちゃんだ!」
円の屈託のない笑顔が、能美子を迎えた。
こちらはグループ決めなどどこへやら、ロータリーにずらっと並んだ特殊カメラをうっとり眺める者がいる。
「えーっと、どうかしたのかな?」
グルグル社員が声かけしても、反応はない。
「素敵……」
大天使 天吏
はただただカメラの機構に見とれるばかりだ。
(テレビで野生の特集しているときは、こんなカメラ使っているのかしら)
顔を綻ばせ、カメラにそっと手を伸ばす。
(あの美しい自然を作り出す人みたいになれるなんて嬉しいわ)
「あのー、君は一人で撮影するのかな。大丈夫?」
ぽかん、とした顔で社員を見上げる。
「あの……このカメラ、画素数はどれくらい? 毎秒何枚ペースで撮影されているの? ピントはどうやって調節しているの?」
「えーっと……(なんか面倒な子が来ちゃったな)」
バリバリ理系の不思議ちゃん、天吏。社員が答えずとも、満足そうに何度もうなずいてカメラをさすっている。
「この機械って万が一壊したら……バイトってどうなります?」
天吏に気を取られている隙に、
逆巻 天野
が別のカメラを背負いだしていた。
「ちょ、ちょっと、一人で背負うのは危険だよ! (マイペースなの多過ぎだろ寝子島の若い子!)」
「お、っとっとっと」
よろける天野。ずらっと並んだカメラたちの間を、一本足つま先立ちで縫い抜ける。
「きゃーー!!」
グルグル社員の悲鳴がロータリーに響いた。
「ちょっと僕には重そうだな……他に何か仕事ってないんですか?」
「ある! ある! 事務の仕事! あるけど、まずはその地雷原から離れて!」
と叫ぶ後ろで、天吏が一人でカメラを背負いだす。
「だー! 君も!」
数百万の機材が目の前でぞんざいに扱われている様を、真の価値を知っているだけに見ていられない。
「では行ってきますね」
角のポストに封筒でも入れに行くような涼しい顔で、カメラを背にした天吏はスタスタと歩いて行く。
「機械壊すの怖いし、コツコツした作業得意だから、事務の仕事やらせてもらえませんか?」
と、天野。
「うん分かった、分かったからカメラ置いて! 怖いから!」
「はい」
承諾を得られるやいなや、さっきまでの重たそうにしている姿は何だったのか、片手で楽々カメラを置く。
「……本当に寝子島の人たちって、変わっているんだなあ」
ため息とともにつぶやく。
「え、何か言いました?」
「いや、なんでもないよ」
努めてさわやかに返すグルグル社員の、表情の裏側を見逃さない天野だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月13日
参加申し込みの期限
2013年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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