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ロンリー*ドーリー*グローリー
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今朝のニュースのことを調べていたらすっかり遅くなってしまった
霧谷 朧
。
(遅刻ついでにカフェテラスでサボろうかなぁ)
吸い寄せられるように少女の眠るカフェテリアに近づいていく。
霧谷が扉に手をかけようとすると、待ったが入った。
「待て」
双葉 仄
だ。
「中で何が起こっているか、わかっていないようだな」
「えっと、」
「のほほんと、能天気な出て立ちを見ればそれくらいわかる」
「能天気……確かによく言われるかも」
ケタケタと霧谷が笑う。
(おお、受けた……!)
受けたのがよほど嬉しいのか、双葉は口元を緩めている。
だが、目的は見失わない。
「今カフェは取り込み中だ」
「……何が起こってるのか聞いてもいいさ?」
双葉は現状を説明した。
(といっても、全てウェブ版世界征服部に寄せられた情報なのだがな)
どうやら逆巻のネコッター情報が巡り巡って、彼女の元にたどり着いたらしい。
寝子高学食にクマと病人、今朝いなくなった少女がいるということも双葉は把握している。
霧谷は彼女の話を聞くうちに、頭から血が引いていくのが自分でもわかった。
「……今の話、本当なんさ?」
霧谷が尋ねると、双葉は心外だと言わんばかりに鼻を鳴らす。
「それを確かめるためにここにいるのだ」
呆然とする霧谷を置いて、双葉が戸を開けようとする。
「俺も行くさ」
急に真剣になる霧谷を双葉は怪訝な目で見る。
双葉は霧谷の思惑がわからない。ただ真剣だということだけはわかった。
「勝手にするといい」
何を許したのだろうか。双葉は考えてみる。
(うーん、わからないなど、久しぶりだな……)
少し不満げに双葉は霧谷を見る。
「あ、それとちよちゃんの名前を出さないで欲しいんよ」
「何故?」
「無駄に怖がらせたくないんじゃん?」
声を抑えつつ、霧谷がけらけらと笑う。
(食えない男だ)
この世のものは全て私のものだというのに、と漏らしながらも双葉の口は笑みを浮かべていた。
扉は開かれる。
真辺 伸行が窓ガラスを叩いたため、クマはさらにカフェの奥へ後ずさっていた。
クマの体が壁につく。
桜、最上、小山内がなにを言っても耳を貸さない。
そんな中、双葉と霧谷は騒動の渦中に飛び込んできた。
前情報を得ていたため、状況を理解するのにさほど時間は要しない。
霧谷は知らない人たちに声をかけるのを一瞬ためらってから、目立たないように、ちよちゃんの名前を出さないで欲しいと言って回る。
双葉は静かに輪の中に入っていく。
笠原 ひびき
はクマの顔を脳裏に刻み込むように注視した。
(何か森のくまさんとか思いだすな)
真剣な表情をしながら、頭の中ではぼんやりとそんなことを笠原は思い描いていた。
警戒を深める一方のクマ。
(女の子のろっこんで動いてるんだろうか)
考えてはみるが、答えは出ない。
少女を見る。
薄手の長袖パジャマを着ていた。
(いくら今日天気がいいとはいえ、女の子をあの恰好のままにしとくわけにはいかないし、ブレザーの上着でも掛けてやりたいな)
笠原は今日、冬服を着ていた。
それは夏服では寒いと判断したからだ。
その上着を少女に掛けようにも、クマとの距離は開くばかり。
(やはり、試すしかないか)
状況を確認し、双葉はゆっくりと廊下へ出た。
(クマは何故ここへ来たのか)
おそらくここに居る全員が抱いている疑問を双葉は改めて自身に問いかける。
(少女が望んだ? 知人がいる? 学校に来たかった? なにかを探して? 迷い込んで?)
いくつもの候補が浮かんでは消え、その繰り返しだ。
あまりにも情報が少なすぎるため、すべて憶測の域を出ない。
双葉は携帯電話を開く。
ネコッターでも世界征服部でもなく、確実に情報を提供してくれる人々と連絡を取るために。
「あ、この番号は寝子島病院で間違いないか?」
『はい、こちら寝子島病院でございます。』
「登校中ちよちゃんらしき子供も見かけた」
『っぁ』
電話の向こうで息を呑んだのがわかった。
『ちよちゃんが歩いてるんですか?』
少女は重病人という話だったはず。
(今まで悪戯や誤報も多かったろうから警戒されるかもしれん。よく考えろ)
微妙なニュアンスを混ぜながら、双葉は咄嗟に考えたセリフを吐いていく。
「いや、背負われている。
どうせ遅刻だから、今、後を追っているのだが、目的になるような場所はわかるか?」
『本当なんですか? ちょ、ちょっと待ってください、今、警察の方に……』
「こちらは急いでいる。担当には後で伝言してくれ」
『え、あ、はい』
「今わかるのは背の低い……男か女かはよくわからん。とりあえず、寝巻きの少女を背負っているという怪しげな輩だということだ」
電話の向こうで必死で記録している音が聞こえる。
双葉はそれを確認して、悩むふりをしながらまくし立てる。
「場所は寝子高近く、どこに向かっているかは、よくわからん。とにかく追いかけている」
返事もない。書くことに集中しているようだった。
「場所は? 犯人に心当たりは? いや、この際なんでもいい。なにかわかることがあれば教えて欲しい」
『……あ、はい』
自分に問いかけられていることさえわからなくなるほど相手は混乱していた。
(有力な情報は得られないかもしれないな)
気がつかれないようにため息をつく。
『あ、えっと、新島 ちよちゃんは、えっと、ご両親はお忙しい方で……いえ、その、』
「もっと、わかりやすく頼む」
双葉にとっては十分すぎるほどの言葉だったが、より情報を得るために強気に出る。
『ほとんどお見舞いにはいらっしゃってません。でも人に恨まれるような人たちではありませんし、犯人に心当たりは……』
「ちよちゃんの様子に変わったところは?」
『いえ、特に……あ!』
「なんだ?」
『大したことじゃないんですけど、寂しいのかよくひとり遊びをしてました』
「ほぅ」
『クマのぬいぐるみと話したり……クマがいるからちよは寂しくないのっていつも言っていました』
「わかった」
『あ、あの、ちよちゃんは……?』
「よくわからん。あ、見失いそうだ。一旦切るぞ」
『は、あの』
なにか言いたげな相手を無視し、会話を強制終了。
(そこまで詳しい話を聞くことはできなかったが、これ以上は危険だ)
双葉は少女の日常を思い浮かべる。
(寂しくてたまらないのだろうな)
再び携帯を触る。
今度はねこったーで新島ちよの情報を呼びかけるために。
人間関係について知りたい、といったような内容をつぶやく。
自分の知っている情報は出さずに、あくまで野次馬風を装った。
双葉の奮闘をよそに、学食内の空気は相変わらず重たかった。
その空気を払いのけるように
毒島 林檎
は一歩踏み出す。
「そこのクマ!」
クマは頭だけを毒島に向ける。
「その子をどうするつもりだ? もし話が分かるなら足踏みを二回しろ」
毒島を値踏みするようにジッと見つめ、しばらく経ってから、クマは右足を二回鳴らす。
その動きをしっかりと確認して、毒島は深くうなずいた。
「よし、質問するぞ? 今からは、はいなら二回足踏み、いいえなら一回だ」
視線を外すことに抵抗があるだろうクマのために、毒島は足でのサインを伝える。
クマは二回足踏みをした。
「その子に危害を加えたか?」
迷わず一回。
「その子は君にとって大事な存在?」
こちらもすぐさま二回。
「その子は怪我か病気をしてるみたいだけど、助けたいから協力してもいいか?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月31日
参加申し込みの期限
2013年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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