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青空に一筋の金が走る。
桜井 ラッセル
だった。
一直線に噂の地を目指し、窓越しに中を見て声を上げる。
(いたよ!? でっけー)
その視線は中のぬいぐるみに向けられる。
状況を把握しながら、落ち着いて考える。
(迷子なのか?)
ぐったりと眠っている、パジャマを着た女の子に気がつき、ニュースがよぎる。
クマはやさしく、大事そうに抱きしめている。
桜井は押し黙った。
(よくわかんないけど、クマはあの子を大事にしているんだな)
普段はあの子がクマをあんな風に抱きしめているのだろうか?
知ることのないだろうことを考えて、桜井は物陰に降り立った。
桜井と同時に飛び出した
御剣 刀
、その御剣と合流した
桜庭 円
が食堂の扉をゆっくりと開けた。
その二人に続いて、こっそり後木も中に入る。
後木は見つからないように机の陰に隠れ、携帯を開く。
『ちよちゃん見つけたのだ!』
逆巻と八神に宛ててメールを送信した。
御剣と桜庭はゆっくりとクマと少女に近づき、状況を理解できないまま、宮祀が少女の脈を測ろうと首に手をかけているところを目にする。
(ちよ、ちゃん?)
御剣には倒れている少女はニュースで見た少女、に見えた。特徴も一致する。
尋常ではない少女の様子と、宮祀の手。
加速する思考。
御剣は声を荒げる。
「何をやってるんだっ!」
宮祀の体がびくっとはねる。
『かたなくん、おちついて』
小山内がサッとスケッチブックを出す。
ふわりと、インクの匂いが御剣の鼻を刺激した。
熱が引いていく。
そのタイミングでピロリと逆巻の携帯が着信を告げた。
『おどろかせてごめんね』
小山内が謝るが、クマの緊張が周りに伝わった。
御剣の声、携帯の音。
確かにそれも緊張の要因だったが、それ以上にその後ろに続く来訪者を警戒してのことだった。
「本当に居た……しかも大事そうに少女を抱えてる?」
開かれた扉をくぐり、
毒島 林檎
が呟く。
『わぁ! って、あの子重症じゃない!』
ひとり激しく浮き沈みする毒島を落ち着かせるように
折口 ゆづき
が裾を引っ張る。
彼女たちに続いて、
御鏡 聖
、
風雲児 轟
、
笠原 ひびき
、変身を解いた
桜井 ラッセル
も食堂に足を踏み入れる。
(クマがあの女の子を運んできたのでしょうか)
御鏡は少女の様子を見て、顔を歪めた。
(保健委員として放っておくわけにはいきません)
それにしてもどう近づけばいいのだろう。
クマの警戒を感じ取り、御鏡の中に不安が広がった。
風雲児は想像していたものと大きくかけ離れた状況に思考がついていかず、目を回す。
(えっと、動いてるクマが女の子を抱いていて、今朝、病院から女の子がいなくなったってニュースが)
彼の中でひとつの答えを導く。
(まさかあの子が!?)
結論が出て、また思考の渦の中へ。
(だとしたら病院に戻さないといけねーが、その前にあのクマは一体なんだ……? あいつがちよちゃんを連れ出したのは間違いなさそうだが……)
風雲児はそこまで考えて周りに視線を移す。
(まずコミュニケーションを、と思ったんだが、)
さきに到着した面々を見て、すでに試みているのだろうことを風雲児は理解した。
笠原 ひびき
は辺りを見渡した。
(多分、ここに集まった人たちはもれいびなんだろーな)
暗道 忍
は新たに到着した人垣に隠れるようにしながら、両目をカっと見開き、少女を凝視する。
ろっこんのチカラで、少女の弱っている部分が光って見える。
(コイツは……)
暗道には、全身が光って見え、少女その物が光の塊のように映る。
あまりの眩しさに目を閉じそうになる。
(多分これ全部病気で弱ってる所ってことか。ああ、よく今まで……)
彼の中に鬱々とした思いが立ち込める。
桜庭 円
は意を決して、警戒しているクマに手を差し伸べる。
クマは身を引っ込める。
(焦るな、ぼく)
自分に言い聞かせながら桜庭は陽気に挨拶をする。
「ぼくは、
桜庭 円
よろしくねっ」
桜庭は握手をしようよと首をかしげてみせる。
『円もお友達だよ!』
最上がテディを動かし、握手を促す。
そうしてようやくクマは桜庭の指の先に触れた。
「よく出来ましたー!」
怖がらせないように気をつけながら、桜庭はクマの頭を撫でる。
クマも気持ちが良さそうに体を揺らした。
(……大丈夫かな?)
距離感を掴みきれず、桜庭は迷いながら、少女の手に触れた。
急にクマが立ち上がる。
眠る少女を横抱きにして。
「あ、ごめん、」
目の端にとらえた針のあと。
桜庭はその毒々しい鮮やかさに奪われた意識を急いでクマに向ける。
クマはついに座っていられなくなった。
それほど状況に怯えている。
「辛いね。一緒に普通に過ごしたいのかな?」
味方だよ。
そういう気持ちを込めて、桜庭はクマをなだめようとするが、クマはジリジリと後ろに下がっていく。
『円は怖くないよ』
『まどかちゃんは、あなたたち、きずつけない』
すかさずテディがフォローをして、小山内もスケッチブックを見せる。
しかし、その二人からもクマは距離をとってしまう。
ピロリン。ここで八神からの返信が後木へ届いた。
クマのイライラがますます大きくなった。
さきほどついたばかりの
緋紅朱 赫乃
は敏感にそれを感じ取って一所懸命にお辞儀をする。
「こん、にち、は、クマさん。私、は、緋紅朱、赫乃と、いいます」
言葉だけでは不十分かもしれないと、スケッチブックも取り出すが、時すでに遅し。
クマは大きく後ろに跳躍する。
緋紅朱の隣に立つシグレは、緋紅朱を庇うように抱きしめる。
いままでの可愛らしい仕草など忘れてしまうような華麗な足さばき。
クマに近づこうものなら、このまま窓ガラスを破って外に飛び出していくのではないだろうか。
誰もが似たような危機感を覚えた。
(……どうやら人違いだったようで安心、という訳にもいかねぇな?)
緋紅朱たちと同じころに食堂にやってきた
吉祥寺 黒子
は状況を危惧し、声を荒げた。
「おい、そこの熊!
てめぇ、その子に何してやがる?」
この瞬間、場の空気は完全に固まった。
「ああ、しゃべれねぇみてぇだなぁ。俺の質問に顔の動きで答えろ」
緊迫した空気を壁一枚隔てた、寝子高屋外。
「ぬー……眠いねぇ」
遅刻ギリギリで登校してきたつもりの(実際は遅刻確定なのだが)真辺 伸行が食堂へ近づいていた。
ひょっこりと手近な窓から中を覗くと、クマが女の子をお姫様抱っこしているのを確認した。
「……ぬ?」
一瞬、夢だと思って三角座りをする。
そして、目線を合わせて見てみるが、景色が変わることはない。
(おおー、やっぱり現実みたいだねぇ)
真辺はのほほんと中の状況を見つめる。
(女の子とお忍び旅行って訳でもなさそうだし……大丈夫なのかなぁ)
首を傾げてクマの様子を伺う。
そして、窓ガラスを叩いた。
一斉に視線が真辺に注がれる。
「クマさん、クマさん。女の子をお布団に寝かせなくていいのー?
ふかふかお布団の方が……あれ、聞こえてるかなー?
あー聞こえてるみたいだね。なんなら此処におふとん持って来ようか?
くまさん自体もすっごくふかふかだと思うけれど」
満面の笑みを浮かべ、真辺はひとり楽しそうに話しかけた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月31日
参加申し込みの期限
2013年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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