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【道筋の途中】
以前、友人とふたりで「望む過去を創造する館」なるものに遭遇したことがある。
友人は希望を叶え、今は失ってしまった声のある日常を送ったのだろう。
しかし、
御剣 刀
は「別の過去を選択することは今の俺を否定するのを同じ」と応え、記憶以外の過去を見ることはしなかった。
だからだろうか。刀は相対する成長した自分に対して、声をかけることも、ましてや触れることなどできなかった。
それが実体なのか、妄想なのか、夢なのか、現実なのか。刀には判別がつかない。ただひとつだけ。
「これはあの猫のろっこんと見て間違いはなさそうだな」
寝子島神社へ向かう道すがら出会った白猫。首にかけられた作りかけの時計がその猫の「フツウさ」を奪っていた。
フツウでないもの、それすなわち落神に由来する可能性のあるもの。
それを見つけた瞬間刀は迷うことなく白猫を抱き上げていた。不思議と抵抗する素振りを見せず、白猫は青い瞳をまっすぐに刀に向ける。
カチカチと動き続ける秒針が止まり、刀の前には成長した自分の姿があった。
そして、何もできないまま時間だけが過ぎていく。
未来の自分、それを知ろうとすることは現在の積み重ねの結果を知ろうとすること。
それは今、自分がやろうとしていることの否定に繋がるんじゃないか。そんな考えが刀の頭の中を回る。
別の過去は見ない、と選択した。しかし現れた成長した自分は否応なく突き出された。
ならばこれ以上のアプローチをかけないまま、この不思議なろっこんの影響が及ばなくなるのを待つべきか。
思考を巡らしながらも、刀は成長した自分から目を離さない。鋭い目つきのまま互いににらみ合う。
「っ!?」
動こうとしない刀に痺れを切らしたのか、成長した刀がいつの間にか手にしていた真剣を振り上げた。
振り下ろされた刃から咄嗟に庇おうとした腕に、同じように真剣が握られているのを見て、刀は反撃とばかりにその腕を振りぬいた。
成長した刀は難なく受け流し、間合いを広げる。口元にはわずかながら笑みが浮かんでいた。
刀は小さく舌打ちをする。
「いきなり何しやがる……上等だ」
一気に間合いを詰め、斬りかかる。しかしどんな太刀筋も受け止められ受け流され、まるで相手にされていない。
成長した刀は自分から斬りつけるような動きを見せないまま、ただ淡々と刀の刃を受け止めていく。
それはまるで、お前の動きはすべて知っているとでも言われているようで。そして防ぐその手は自分が懸命に練習しているにも関わらず未だ習得できていない技も含まれていて。
苛立ちが刀を振るわせる。それは焦りなのか羨望なのか、それとも、それ以外か。
一度斬撃の手を止め、距離を取る。
「なんなんだよ、お前は」
自分でもよくわからない質問を口走ったと思う。成長した刀は応えず、次は自分の番だと言わんばかりの勢いで踏み込んできた。
刀も必死でその刃を受け止めるが、小さな違和感を感じる。
「手加減してるつもりか!?」
明らかに刀が“受け止められる範囲”での攻撃に、刀は苛立ちを露わにした。
笑みを浮かべたままの成長した自分自身に、渾身の一撃を振り下ろす。
成長した刀はそれを受け流すと、返す刀で刀の首を刎ねる。
刃が首に当たるか当たらないかのところで、成長した刀の唇が何か言葉を刻んだのを、刀はしっかりと目に焼き付けた。
首筋が熱くなり、ああ、斬られたのだ、と刀は思う。
痛みがなく、ただ“熱い”そんな感覚だ。そしてその熱が引かぬうちに刀は見慣れた道へと戻ってきていた。
「……ちっ」
舌打ちをしながら首元に手を添える。当たり前だが首はきちんとつながったままである。
「あれが未来の俺なんだとしたら、あの強さまでは必ず手が届くはずだ。なら俺は、それ以上の強さを手に入れてみせる」
拳を握りしめ、寝子島神社への道を走り始める。
「負けてたまるか!」
刀の決意に満ちた声を聞きながら、白猫は塀の上を悠々と歩いて行く。
春貴は持っていた飲み物で喉を潤しながらその後をついて行く。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月14日
参加申し込みの期限
2013年12月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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