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【右の花と左の花】
『びじゅつかんに いこう』
芸術科の生徒として、特別展示に興味があるのだという
小山内 海
に誘われて、
御剣 刀
は美術館にやって来た。
「ちょうど俺も気になる作品があったんだ」
『ぜんしん と ていたい?』
素早く動く海の手が記す文字に目を走らせて、刀はうなずく。
「少しおかしな噂を聞いたんだ。もしも神魂の影響があるんだとしたら、悪い事が起きないか確かめておきたいと思ってな」
持参したスケッチブックに何か返事を書こうとした海の手が止まり、美術館の入り口に目を向ける。
「どうした?」
海につられて刀も振り向くと、そこに目の覚めるような青い花柄のチャイナドレスを着用した
ブリジット・アーチャー
の姿があった。
たなびく金の髪に目の青にも似たチャイナドレスをまとう少女は、とほうもなく目立っている。
「よう、ブリジット……って、その格好はどうしたんだ?」
目を引く装いに息をのむ二人に、ブリジットは笑顔を向けた。
「こんにちは、ふたりとも」
『ブリちゃん、そのふく どうしたの?』
「なんとなく、このところチャイナドレスを無性に着たくなってね。ネットで衝動買いしたの」
和服は持っているけど、チャイナドレスはなかったからと話すブリジットに、海がうなずく。
「どうかしら、これ。似合うでしょう?」
くるりとターンを決めるブリジットに、周囲の注目が集まる。
『にあってると おもうよ』
「……うん。すごく似合ってる」
刀の声がわずかにうわずり、目はブリジットに釘付けになっていた。
この惹きつけられる感覚はなんだろうと、刀は戸惑う。
そんな刀の視線に、ブリジットも気がついた。
「あら。刀が見とれるほど、私ったら似合っているのね。わかるわ、やっぱり金髪の美女にチャイナドレスなんて、萌え要素てんこもりだもの」
などと、独りごちて納得顔だ。
実のところ、ブリジットも刀も、
とある出来事
の影響を受けているのだが、そうとは気づかずに、海はその様子を見ていた。
(刀くんが、チャイナドレスに見とれてる。もしかして、ああいうのが好きなのかな)
もし刀が好きだというならば。
(……今度、買ってみようかな)
こっそりと海は思うのだった。
「それで、今日は誰かの個展かなにかをやってるのよね?」
「特別展示のほうだな」
「なんぷうくさこ?」
『ちがう。はえ そうこ』
「はえ? これで、はえ? いつも思うけど、漢字の読みって難しいわね」
「まあ、そうだな。東風とか南風とか、普通には読めないよな」
『とくべつてんじが みたい』
常設展示のほうは見たことがあるから、今日は特別展示のほうを優先させたいという海に、ブリジットと刀は同意した。
「そうだな、小山内はよく来ているんだろう。だったら小山内についていくよ」
『たのしみ。きっと しげきになる』
海とは専攻が異なるが、プロの彫刻家の作品に触れたなら、きっと何らかのインスピレーションが得られるはずだ。
「海らしいわね。それじゃ、さっそく見にいきましょう。なにやら目玉があるらしいじゃないの」
「ああ、この作者さんにしては珍しいモチーフの作品が展示してあるらしいな」
『いこう』
三人は連れだって、特別展示室へと足を向けた。
【前向きになる方法】
安本 マコト
と
青野 海仔
は、特別展示室で、話題の作品『前進』と向き合っていた。
「触ると前向きになれるという評判だが、安本さんはどうする?」
海仔に訊ねられて、マコトはとまどう。
「うーん……、マジで触っていーのかなー」
特別展示は、思った以上の来場者でにぎわっている。
せっかく来たからには、『前進』には触っていきたい。
(触っていいのかー。どこに触っちゃおうかなー!)
一度伸ばした手を、マコトは引っ込めた。
(よし、おっぱ……! いや、待て待て、おっぱいはさすがになー)
触ったらいい気分になれるかもしれないが、すぐ隣には海仔がいるし、にぎわう来場者に混じって学芸員の姿もある。
(に、二の腕ならいいかな……?)
ぎこちなく、指先で二の腕をなでた。
「おー!?」
像に触れたことで気持ちにふんぎりがついたのか、やる気が溢れてきてマコトは思わず声をあげた。
「どうした、安本さん」
「すっげー、青野、俺、頑張るからなー!」
「うむ?」
今なら何でもやれそうだ。
(彫像パワーすげー! そうだよな、高校生活、楽しまないとなー!)
マコトは夏に向けて、あれこれと計画を練りだした。
(まずバイトしてー、そんで彼女作って-! あ、そうそう芸術も楽しまないとな!)
「やー、マジでやる気出てきたわー」
意気込むマコトを見て、海仔も感心したようにひとりごちる。
「ふむ、何やら安本さんも思うところがあったか」
安易に『前進』に触れず、葛藤の後に気持ちを新たにした様子のマコトに、わずかな親近感を抱く。
手を伸ばせば届く距離に、『前進』が展示されている。
「青野は? 触んなくていーの?」
「そうだな、……まあ、私は止しておこう」
マコトの問いかけに、海仔は静かに首を振った。
前向きにはなりたかったが、像の力を借りる必要はないように思うのだ。
自分の力でなんとかすべき事柄だと考えて、鑑賞だけにとどめておくことにした。
「そー?」
「こうして眺めているだけでも、自分を見つめ直す機会が与えられるようだとは思わないか」
触るのか、触らないのか。
彫像の問いかけに、ここに来た人々は己を見つめなおすのだろう。
「美術館ってのも、新鮮でいいもんだなー」
上機嫌でつぶやくマコトに、同意を示す。
「ところで青野さー、ここで会ったも何かの縁ってことで。帰りにお茶して帰ろうぜー」
「何だ、私とか?」
意外な誘いに、海仔はやや目を丸くしてマコトを見つめた。
「まあ、まだ日も高いしな。茶の一杯ぐらいはいいか」
「よーっし、行こーぜ、行こ-!」
クラスメイトとお茶というのも悪くない経験だろう。
そんなことを考えながら、海仔は足取りの軽いマコトについて、喫茶店へと向かうのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月18日
参加申し込みの期限
2013年08月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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