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【寝子島ってどんな島?】
単身で美術館を訪れた
桜庭 円
は、常設展示を眺めながらしきりとうなずいていた。
「ふんふん……。寝子島由来の品だって、興味ぶかーい!」
現在暮らすこの島がどんな文化を経てきたのか、近頃円は興味を持つようになってきていた。
(完全に島! だもんねぇ。独特な風習とかあってもおかしくないよね?)
「あっ、このぼろっちい棒は何だろ?」
竹製らしい棒の先に、猫の手がくっついている。
円は近くを通りかかった学芸員の箕輪 亘を呼び止めた。
「すみませーん、係員さん。これの解説おねがーい!」
「はい。どちらでしょう?」
「これだよ、えーっと、箕輪さん? あっ、ボクは桜庭円。よろしくね!」
ネームプレートを見て挨拶する円に、箕輪も頭を下げる。
「こちらこそよろしくお願いします。こちらは落神神社にあったという孫の手ですね」
「孫の手って、背中かくやつ?」
「ええ。なんでもかつて落神が自ら使用された孫の手なのだとか」
「えっ、それって本当!?」
「いえ。そう言われているというだけです。作られたのはけっこう新しい時代のものなので」
「そうなんだぁ。ねえ、他にも落神の伝説に関連したものとかってあります? 最近ボク、興味があって」
「落神伝説は、過去に起こった大規模な天変地異が形を変えて伝わったものだと言われていますね」
「箕輪さんは落神の存在を信じてないってことー?」
「さあ。私からはなんとも。けれど、落神を題材にした作品はいくつかございますよ」
「こちらは、かつて神が座したといわれる岩を描いたものです」
「神さまが座った岩……?」
(ってことは、ののこちゃんが教室で使ってる椅子も、いつか美術館に並ぶのかなぁ?)
「こちらの、『神々の混沌』という名の絵画も、伝説を元に描かれたものですね」
「うわあ、ぐちゃぐちゃだねー」
「『混沌』ですから」
「そっかぁ」
(ののこちゃんみたいなのがいたんだなーって思うと、あんまり混沌って感じはしないんだけど。実際のところはどうだったのかなぁ?)
「そーだ。猫子島独自の文化って、どういうのがあったのー?」
歩きながら、円は箕輪に訊ねた。
「最も顕著なのは、自然を大切にするという姿勢でしょうか」
「あー、自然はわりと豊かだもんねぇ。動物も多いし!」
「郷土料理にも、山菜や海産物を使ったものが多いですしね」
「おいしーよねー!」
「とうにすたれてしまいましたが、かつては落神を奉る神事もあったようですね」
「資料あるの?」
「数は少ないですが、こちらに数点」
箕輪に案内されながら、円は興味深くかつての寝子島に思いをはせた。
【クラスメイトとばったり】
図書館の脇を過ぎ、美術館が見えてきたところで、
青野 海仔
はつぶやいた。
「ここか。しばらく来ていなかったから楽しみだな」
海仔は美術部員だ。
現在特別展示をしているという彫刻は専門分野ではないけれど、何らかのインスピレーションを得ることもあるだろうと、興味を抱いて足を運んだ。
「せっかくだからな、常設展示からゆっくりと見ていくか」
美術館独特の雰囲気を楽しみながら、ひとつひとつ作品を眺めていく。
ここに展示されている全てが、何らかの思いの果てに形作られたものなのだと考えると、芸術とは何なのかとあれこれ思いをはせてしまう。
「あれー、青野じゃーん」
いささか軽薄な印象を与える声に呼び止められた。
振り向くと、クラスメイトの
安本 マコト
が手を振っている。
「おや、安本さんか。珍しいところで会うものだな。あまりこのような場所で会うイメージが無かったが、安本さんも芸術科だったな」
美術館を訪れるタイプにしては、普段の態度が浮ついていすぎるのだと、言外に指摘する。
「うん、俺もねー、初めて来たんだわ。寝子島って高校になってから来たからさ、知らない事も多いんだよねー」
「なるほど」
結構勉強になるもんだとつぶやくマコトに、海仔は訊ねる。
「やはり安本さんもあれか、特別展示に興味があって来たのか」
「ああ、南風 草子だっけ? いやよく知らないんだけどさ、なんかチョーゼツすげーっぽいね?」
「うむ。私もまだ見ていないのだが、評判からすると力作のようだ」
「天を仰ぐ女性の像なんだってねー」
「女性の裸像と男性の裸像が対になっているというが……、む、まさか安本さん?」
いかがわしい目で芸術作品を眺めるつもりかと、ついうがった見方をしてしまう海仔に、マコトは慌てた様子で首を振る。
「わー、何その目!? ち、ちげーし別に裸像だから見たいってわけじゃないしー!」
「ううむ」
「ひでーよ青野、信じてねーし。いや俺もさ、目の保養っつーかね、いい作品に触れて得るものがあったらいいなーとかさ、糧になるかなーとかさ、思うわけじゃんよー」
「なるほど、そうか」
マコトの動機が自分と似たり寄ったりのものだったことに、海仔は驚いた。
「これはすまなかった。互いに良い作品に出会えるといいものだな」
「だよねー。あっ、ねーね-、青野。せっかくだからさ、一緒に回らない?」
「安本さんとか? ふむ、構わないが」
うなずく海仔に、マコトはこっそりこうささやいた。
「いや、実はね-、美術館スゲー静かで、一人だとちょっと居心地悪かったんだよねー」
【待ち合わせて美術館】
互いに待ち合わせの時刻よりは少し早めに到着した
氷雨 潤一
と
真辺 伸幸
は、そろって美術館へと入館した。
「すいません、本日はご一緒していただき……」
学校で顔を合わせたときに、潤一が美術館へ行きたいと口にしたため、二人で足を運ぶことになったのだ。
「ひーちゃん先輩と美術館に来られて、わくわくなのよー。お天気もよくてー」
「ええ。穏やかな良い天気ですね。ご一緒してくださったお礼に、後で美味しいものでも食べに行きましょう」
「おいしいもの、すてきねぇー」
「ええと、そうですね。近くに和風の喫茶店があるので……、そちらでいかがでしょう?」
「賛成なのよー」
「真辺さん、甘い物は好きですか?」
うなずく伸幸に、お茶の葉のマークが目印の店なのだと話しながら進む。
噂の彫刻が気になるのだという潤一の要望で訪れた特別展示室で、ひとつひとつ作品を眺めながら、伸幸は潤一から解説をうけた。
「自分の知っている範囲では、ですが……。この毛並みに見られるような荒々しいタッチが高い評価につながっているそうですよ」
「やあ、何だか動き出しそうよねぇ」
「躍動感が伝わってきますよね。素晴らしいです」
潤一の話に耳を傾ける伸幸も、素直なリアクションを返してくれる伸幸に説明する潤一も、どちらも楽しそうにくつろいだ表情をしている。
「おっと」
杖の先端を柱にぶつけて音をたてた潤一に気づいて、伸幸が気遣わしげな眼差しを向けた。
「ひーちゃん先輩、足って痛いのー……?」
普段は車椅子を使用することも多い潤一だが、この日は足のリハビリをかねて杖で移動をしている。
「いいえ、これは実は……。かつて、事故にあいまして」
穏やかな声で、潤一は事故にあったときの様子を手短に語った。
「妹もそのときに亡くしてしまいましてね」
「妹さんー……」
伸幸が悲しそうに顔をゆがめる。
「ああいえ、足はもう痛くないので大丈夫です。それに、自分は前向きですしね」
「うんー。痛いのは、つらいよねぇ。もう痛くないなら、俺はそれで、ねぇ……」
安心させるように微笑みかけて、潤一は伸幸の頭をなでた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月18日
参加申し込みの期限
2013年08月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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