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「まったく、なんなのかしら。いまいましい……」
口ではそう言うものの、
弘明寺 能美子
は文字たちの声が、力ないものであったことを思い返して気になり始めていた。通りを歩けば、『■■島街道 200m先』や『■■電バスのりば』といった、見ているだけで気味が悪くなるような穴だらけの看板が目に入る。マナーの悪い輩が投げ捨てたのか、道端に転がるサンマさんのラベルの寝子島サイダーも、今日は『■■島サイダー』になっていた。
「どうかしたか? 弘明寺。ああ、名前が気になるのか?」
御剣 刀
が心細げな様子の能美子に声をかける。だが、帰ってきたのはいささかきついまなざしと無言だった。
(うおッ!? にらまれた……。最近の様子からいけると思ったんだが、なれなれし過ぎただろうか。調子のっちまったかな)
(ああやば。いらついてたからつい……)
「ご、ごめん」
「……別に」
ささいなすれ違いは小さな言葉で和らげられる。が、どうにもぎこちない無言の時間が続いた。能美子は刀に少し遅れて歩いていたが、通りかかったバス停の前で足を止め、『■■電バスのりば』にそっと手のひらをつける。
(これを壊れているとみなしてくれるかどうかは、わからないけど……)
触れることのできない穴がうがたれた看板に、能美子は自らのろっこん『役立たずの逆さ時計』の力を注いだ。刀が気づいて戻る、その気配を察知して能美子は短く言う。
「少し待ってて」
停留所の看板は、看板としての用を成さなくなる以前の姿を垣間見せる。
はっきりと文字が見えるが、それは今の文字を見失った能美子には理解できない。とてもなじみがあって、よく知っていて、普段は意識することすらありえない身近な文字二つが、きちんと所定の場所に収まっていた。ところが突然、二つの文字は身じろぎをするように左右にねじれ、すぽん、すぽんと飛び出した。看板は穴空きになり、用をなさない今の姿になって、逆さ時計の力はそこで途切れた。
「要するに……家出みたいなもの?」
人に話せば、あまりに荒唐無稽だと笑われてしまうだろう。だが、もし文字たちが、自分の境遇に疲れて逃げ出したのだとするならしっくりくる。能美子には、文字たちの理由がよく理解できる気がした。
(本当は、私には別な名前がある。ノジカという名前。光の中にいたころの、私。ノジカはどこにいってしまったのかしらね……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月10日
参加申し込みの期限
2013年10月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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