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第35回 寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!
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「ラブ・インジケータ……」
出場者が愛を叫ぶ度にキラキラとピカピカと様々な色に輝くハート型の大型ランプを見仰ぎ、
嘉渡洲 稀跡
は小さく呟いた。
(私なら……)
宝石や鉱石、路傍の石。綺麗な石であればどんな石にでも興味を示す石好きは、雪花石膏の色した髪を揺らす。あのきらきらしたステージに立ち、石類のことを語ればランプは何色に輝くだろう。
語られる愛に比例して眩しさを増しているようにも見えるラブ・インジケータに思い出すのは、子供のころ、祖母と一緒に見た仮装コンテスト的な番組。
(ゲージの形は違うけど……)
これだけの愛が叫ばれているのであれば、あのハート型ランプがただ光るだけなのはもったいない気もする。
(ラブの力が貯まるとかないのかしら……)
キラキラでピカピカな愛が貯まれば貯まるほど、ナニカいいことが起きるとか。ナニカ不思議な力に変換していいことに使えるとか。
(……あるといいわね)
緑柱石の瞳をほんの僅かに細める稀跡の視線の先、ラブ・インジケータの下のステージに最後に立つは実行委員のサンマさん。
「楽しめたかー!? お待ちかねの結果発表、行っくぜー!」
客席に起こる拍手と歓声が号砲代わり。
「まずはビーチ☆プリンセス賞から!」
サンマさんが張り切った声を放った途端、ラブ・インジケータがピーチにアップル、ソーダにミルクにオレンジに、色とりどりのアイスキャンデーのきらきらした光に輝いた。
「アイスキャンデーでキュートなパフォーマンスを見せてくれた
橘 明里
!」
「あいすをあいすー!」
ぱたぱたっと駆けてきた明里がステージの真ん中でくるくるっと回ってにっこり笑う。
「続いてビーチ☆プリンス賞だぜ!」
ラブ・インジケータの光は一目惚れまっしぐらの情熱ハートな赤。
「王子様も真っ青な真っ正面からの告白! 狗条 光!」
「何度でも言うぜ! 怜ちゃーん、好きだー!」
逃走を図り最早客席には姿かたちもなくなった大好きな女の子(?)に向け、光は諦めない心で叫び続ける。
「それじゃあ、次ね」
「あっ」
サンマさんからマイクをひょいと取り上げ、今度は
富士山 権蔵
もといフジコ先生が艶やかに微笑む。頭上に輝く光はふわふわな祝福のピンク色。
「ビーチ☆カップル賞は息の合ったパフォーマンスと永遠の愛を誓った
志波 拓郎
ちゃんと
高梨 彩葉
ちゃん」
「わ、やったよ拓郎!」
「やった、……うん、でもやっぱり恥ずかしい、かな……」
客席に向けて元気いっぱい手を振る彩葉に手を引かれ、片手で顔を覆った拓郎がステージの真ん中に立つ。
「いいですねえ、ずっと仲良しカップルでいてくださいね」
中沢 リッカルド
町長がにこにこ顔でふたりを祝福する。
「そうそう、私がイタリアのソレントで――」
「続けて行くわよ。ビーチ☆アスリート賞!」
朗々と声を響かせるフジコ先生を、元気いっぱいの赤が照らし出す。ついでに寝子島第一体操の音楽が流れ始める。
「さあ、一緒に踊りましょう。
古尾 桐子
ちゃん!」
「ひゃっはー! とーちゃーん! ゆーしょーは逃したッスけど、今日のごはんはゴージャスにしてくれッスー! 寝子島体操第一ー、よぉーいッス!」
桐子と客席の人々とそれから審査員や実行委員たちみんなでキレのある寝子島第一体操を決めてから、フジコ先生は息も切らさず次の受賞者発表に移る。
「次はビーチ☆キャット賞よ。来年は、姉妹のような片割れのような子と一緒に来れたらいいわね。
恵御納 夏朝
ちゃん」
ラブ・インジケータの夜と朝の間のような黄金色した光を浴び、夏夜は物静かな表情で一礼する。内心の焦りは一切表に出すことなく。
「はい、では次はビーチ☆ドレッサー賞ですね」
フジコ先生からマイクを受け取り、今度は中沢町長が眼鏡をくいと押し上げる。頭上に輝き始める光はプールの底から見上げた空のような水色。
「水に濡れたシャツと競泳水着がベストマッチング! シンプルに素敵でした。
水上 桜
さん!」
「寝子島、大好きだよー!」
「続きましてはビーチ☆ファニー賞。色んな意味で客席の視線を釘付けにされたこのお二人、
上穗木 千鶴
君と
八十八旗 信彦
君」
ミラーボールにも似たノリノリでギラギラな七色の光に合わせて流れ始める音楽は、『タイタニャック』のメインテーマ。
「タイタニャックだよ、ちーちゃん!」
「いやだからこれは違うんじゃないかな、信彦くんっ」
「次はビーチ☆セクシー賞、――なのですが……」
困ったように言葉を濁す町長に、何事かと客席がざわめいたとき、
「ちょーっと待ってくださいっすー!」
「いました! 見つけました!」
スタッフTシャツ姿の
紗雪 幽
と
楡宮 遠海
がステージ裏から飛び出してきた。
「こちらへどうぞ」
「足元に気をつけてネ」
佐藤 英二
と
志波 武道
、スタッフたちの手でステージへ押し上げられるのは、両手に屋台料理をたくさん持ったままの
巫部 紫苑
。
「えっと、ご迷惑をお掛けしました……?」
ラブ・インジケータのセクシーな深い紫色の光をおっきいおっぱいに浴びつつ、紫苑は胸の谷間に落ちたソフトクリームを指ですくってぺろり。
「きゅう……」
ビーチ☆セクシー賞受賞者のセクシー具合に気絶しそうになりつつも、次の受賞者発表のため
浜 マンボウ
君は気を確かに持ってステージに立つ。
とてとてと超鈍足でステージの真ん中まで歩き、頭上から降り注ぐ優しい鬱金色の光にびくりと震える。
「ビーチ☆スターの発表のその前に、審査員特別賞を発表するよぉ。ほんとは出場してくれたみんなを表彰したいんだけど、ごめんねぇ……ビーチ☆ワーキング賞だよぉ」
ひれで器用にマイクを持ち、がんばって声を張る。
「お仕事着がかっこ良かったよぉ、
エリオット・E・シートン
さん」
「あ、はい。ありがとうございます。マンボウ君はかわいいですね」
「きゅう!?」
エリオットの微笑みに足元をふらつかせながらもなんとか持ちこたえ、マンボウ君はまだ頑張る。
「つ、次はビーチ☆コスプレ賞だよぉ」
ぴかーん、と輝く涼やかなライムグリーンのひゅうっと気を遠くしつつ、受賞者の名前を呼び上げる。
「魔法少女ミスティックアリア、
落合 まゆら
さん。パフォーマンスもすごかったよぉ、ぼくはあんなに動けないから羨ましいんだよぉ」
「世界に大いなる神秘の輝きを! 魔法少女ミスティックアリア!」
「きゅう!」
魔法少女のポーズのかっこよさに思わず気絶してしまいそうな身体をぐっとがまんして、ついでに頭上でふうわり灯るふわふわしたミルク色の光にもきゅっと身を固めても、マンボウ君はまだまだがんばる。
「ビーチ☆キティ賞なんだよぉ。猫さん浮き輪もパフォーマンスもとってもかわいかったよぉ、
曖浜 瑠樹
くん」
「わぁー! やったよぉー!」
大丈夫? と心配してくれる瑠樹の優しさが嬉しくて失神しそうになるマンボウ君のひれから、サンマさんがさっとマイクを取り上げた。休んでろ、とマンボウ君を審査員席に追いやる。
「よーし、次だ! ビーチ☆チューニ賞! チューニとは中原より来たりし認識されし勇者って意味だぜ! こいつは将来ビッグになる予感がするぜ!
折河 樹
!」
「見ているか、我が盟友光よ! 俺の輝きが神々の黄昏を食い止めたのだ……!」
「んなわけあるかー!」
宵闇な赤紫の光を浴びて決めポーズで語る樹の頭に、客席から
観月 光
が全力で投げたミニハリセンがスパーンといい音を立ててヒットした。
「お、ナイスヒットだぜ」
マンボウ君なら一瞬で気絶しそうなハリセン投擲にも一切動じず、サンマさんは次の受賞者発表に移る。
「ビーチ☆ミュージック賞! コンテスト開始の号砲に相応しい熱い演奏だったぜ、
綴 柚枝
!」
「この夏をまだまだ楽しんで行こうぜー!」
夏の海のような鮮烈な青の光のもと、柚枝がエレキヴァイオリンを激しく掻き鳴らす。ステージさえ震わせる大きな拍手と歓声が返事の代わり。
「もう一個、音楽関係だ! 濡れた身体で聞かせてくれたぜ! ビーチ☆ラップ賞、
吉住 志桜里
と
卵城 秘月
!」
月明りとも太陽も光ともとれる眩いばかりの白光が躍る中、志桜里と秘月は視線を交わらせる。
「おめでとう、志桜里君」
「秘月のお陰でもあるわよ」
短い言葉と笑みの後、パン! ふたりは高らかにハイタッチ!
「友情ってのも熱くていいよな! ってことで次も友情関係、いやライバル関係か? ビーチ☆ナイスファイト賞、
源 竜世
と
タイラ・トラントゥール
!」
殴り合った後の河川敷に沈む夕陽の真紅なライトの下、竜世に背中を押されるようにしてタイラが出て来る。
「やったなタイラ!」
「……そうだな」
満面の笑みな竜世の隣に立つ一見仏頂面なタイラの目元にも、小さく小さく、勝気な笑みがある。
「ってことで特別賞はこれだけだ! 本当はあいつにもそいつにもやりたい賞があるんだが、キリがないから勘弁してくれって釘さされちまったからには仕方ねえ。ステージに立ってくれた全員がカッコ良かったのは絶対だからそこんとこは覚えといてくれよ!」
マイク片手に呼びかけ、サンマさんは一呼吸置く。
「それじゃ、お待ちかねのビーチ☆スター賞の発表と行くぜ! 準備はいいかー!?」
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阿瀬春
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
61人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月25日
参加申し込みの期限
2019年06月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月01日 11時00分
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