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第35回 寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!
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波の音に重ねて、たくさんのひとの歓声や拍手が、楽し気な笑い声が聞こえてくる。
「ん、」
潮風に頬を撫でられ、
恵御納 夏朝
は瞼をもたげた。眠気の残る瞳を瞬かせ、ゴザの敷かれた板間に身を起こす。
(海の家、か……)
水着姿の人々が飲食を楽しむ景色をしばらく眺めていて、
(……夏朝、こんなところでうたた寝かい?)
恵御納夏朝の心のうちで普段は眠る別人格であるところの夏夜は小さく笑んだ。汗に濡れた襟元を摘まんで近くで回る扇風機の風を送り込んでいて、傍に置かれた鞄を目にする。夏朝の部屋でよく見る夏朝の鞄の口には、猫柄のシールで貼り付けられた猫の顔のメモが一枚。
『ビーチ☆スターズ、楽しんでね』
メモに記された夏朝の文字をしばらく眺める。
(まさか)
鞄を開いてみると、荷物の中にはいつもの夏朝のものとは違う水着が一式。ご丁寧に『夏夜ちゃん用』のメモも同じく猫シールで貼り付けられている。
(……わざとか夏朝! 確信犯か!)
夏朝が別人格の自分用にわざわざ選んで購入したらしい水着を手に、夏夜は肩を震わせた。笑うべきか怒るべきか分からない複雑な気分のまま、それでも夏朝が折角用意してくれた水着を海の家の更衣室で身に着ける。
黒猫をイメージさせるシックな水着姿で個人更衣室から出たところで、隣の更衣室から出てきた栗色の髪の女性と鉢合わせた。
青い瞳に引き締まった身体、耳やおへそのピアスが印象的な外国人らしい女性と小さく会釈を交わし合う。
「それにしても暑いねえ、こういう時は海で涼むに限る」
達者な日本語で話しかけられたからか、僅かに目を丸くする少女が仔猫じみて見えて、
ティオレ・ユリウェイス
は高く結い上げた髪を揺らして快活に笑った。
「日本語は大体判るよ」
星幽塔から唐突に寝子島に飛ばされてくることにも随分と慣れた。
(今日も今日とてネコジマ、と言ったところだね)
あちらとは違うこちらの習慣等にも少なからず馴染んだ、とは思う。最初のうちはトラブル続きで、己の運もそろそろ尽きたかと諦め気味ではあったが最近は少なからず持ち直して来ているような感もある。
(まあ、上がっているとも思えぬが)
仔猫のような少女と前後して水着を購入し更衣室を借りた海の家を出る。
「あっ、そこのお二人! ビーチ☆スターを目指してみませんか!」
急に話しかけられ何かと思えば、どうやら浜辺で開催されている水着コンテストの出場者の勧誘らしい。
「あっ、ええと、ええっと、……おねーさんニホンゴ、ワカリマスカ? ワタシびーちすたーずジッコウイイン!」
ブロークンな英語どころではないカタコトニホンゴで話しかけられ、容姿からして外国人に見える星幽塔民なティオレは小さく苦笑い。そう言えば以前星幽塔で知り合ったネコジマの住人が、ネコジマでは『アメリカ人』ということにしておけば無難、と言っていた。
「いいよ、日本語判るから」
「いや勧誘というか指名なんですけどね! 強制出場なので悪しからず!」
同時に指名を受けた夏夜と顔を見合わせている間に、実行委員はひらひらと手を振って次の指名者を探しに向かってしまった。
「なんか面倒なことになっちまったねえ……」
やれやれと肩をすくめるティオレの隣、夏夜が困惑したように周囲を見回す。ここにいない誰かに助けを求めるような仕草をほんの一瞬してから、少女は小さな息を吐いた。
「まあ、チャッチャと済ませるか」
でもその前に、とティオレは夏夜の顔を覗き込む。
「ちょっとばかり、海で身体を冷やしていかないかい?」
それとも、と海の家の前に並べられたテーブルを見遣る。海の家の屋内だけでなく、青空の下でもたくさんの人々が飲食を楽しんでいる。
「何か腹に入れていく方が良い?」
魚介の串焼きにやたらに豪華な丼物に麺類に、テーブルの上には目にも美味しい食べ物ばかり。
「あっ、おねーさーん! ビーチ☆スターを目指してみませんかー!」
先ほどの実行委員がテーブル席で海の幸な串焼きを堪能していた長い黒髪の女子高生にも声を掛けている。
「ビーチスターズコンテスト。要は水着コンテストですね」
「ほう」
内側を水色に染めた黒髪を潮風に揺らし、
千歳飴 楓子
は眠たげな水色の瞳を瞬かせた。ビーチに来ていたのは海の幸目当てではあったが、
「ビーチスターズコンテスト」
妙に賑やかだと思えば、そういう催しが開かれているらしい。
「指名させてもらっても?」
「賞金は?」
ほんの少しだけ遠慮がちに問うてくる実行委員に、楓子は片眉を跳ね上げ鋭く問い返す。
「出ません」
「出ないのか……」
「あっ、でも、サンマさんフィギュアがもらえます! なんと非売品!」
「うむ。まあいい」
串焼きをもぐもぐと食べ、楓子は立ち上がる。どうせ出るなら優勝を狙ってやろう。
「あと愛も叫べます!」
「愛か」
次の出場者指名へと繰り出す実行委員を見送り、楓子は少し考え込む。楓子が愛するものはもちろん――
(ふむ)
エメラルドグリーンのビキニの肩に羽織ったスカジャンのポケットからスマートフォンを取り出す。起動させるアプリは最近新しく始めたソーシャルゲーム。
アイドルが艦隊を組んで迫りくる敵をリズムタップで撃退するというゲームの高難易度ステージを軽くクリアし、楓子はスマホ片手にステージへと向かう。
(目指すは優勝……もあるが、)
折角のこの機会、最近のめり込んでいるゲームの魅力をこの浜辺のみんなに知らしめることとしよう。
スマホ片手にステージを見つめ、張り切って歩き始める楓子の脇、おっきなおっぱいをぽよぽよ揺らし、
白 真白
が駆けて行く。
「おや、白氏」
同学年で隣のクラスの小柄で胸の大きな女子に、スマホゲームの関係もあってアイドルにはちょっとうるさい楓子は声を掛けた。百二十センチ足らずの背丈におっきなおっぱいとしか言いようのないおっきなおっぱい、それに加えて幼い顔立ちとくれば、楓子チェックが入らないわけがない。
「いやー、盛り上がってるね」
白く長い髪を風になびかせ、真白は明るく笑い返す。
「出店も沢山出てるし、楽しむぞー」
「うむ、それが良い」
小柄な身体でおっぱいを揺らしてぴょんぴょん元気よく跳ね回る真白を微笑ましく眺める楓子の隣、
「良いですね」
さっき去ったはずの実行委員が並んだ。楓子とこくりと頷きあい、真白に呼びかける。
「そこ行くおねーさーん! おねーさーん!」
「……ん、私のこと呼んだ?」
「コンテスト出場者に指名しまーす! 詳しいことはこちらのおねーさんにお聞きくださーい!」
「え?」
呼びかけてあとのことを楓子に託し、実行委員は今度こそ去った。
コンテストや屋台に盛り上がる海岸で、楓子と真白は見つめ合う。
「私がコンテストに参加?」
「楓子も参加する。共に行くとしよう」
「いやー、まさかコンテストに参加することになるとはねぇ」
コンテストは道連れとばかり連れだって歩き始めながら、楓子と真白は頷きあった。
「水着は持ってきてたからまぁいいけどさ」
見て、と真白は持っていたバッグを開く。中に納まる白いビキニに、楓子はいつも眠たげな目を思わず剥いた。ビキニはビキニでも、あまりにも布地が少ないように見えるのは見間違いだろうか。この布地の少なさでは真白のおっきいおっぱいのほとんどがはみだしてしまうのではあるまいか。
「よーし、出ると決まったからには優勝目指して頑張るぞー」
水着入りのバッグを胸に抱いてご機嫌な真白を見下ろし、
「……ああ、まあ、……」
楓子は曖昧に頷く。
「お互いに頑張るとしよう」
さっきすれ違った長い黒髪にエメラルドグリーンのビキニの女の子は良かった。スカジャンを肩に羽織っていても隠せないスタイルの良さが際立っていた。
(隣のロリ巨乳な子もきっとウケがいいよね)
いや爆乳か、と
真境名 アリサ
は海色の瞳を軽く細める。海辺へ遊びに来ていても、水着の女の子の品定めをしてしまうのは最早職業病と言っていいのかもしれない。
(あと少しで夏も終わるもんね)
水着の女の子たちを海やプールで見られる季節もそろそろおしまい。
(あたしたちは一年中仕事で水着だけど)
木天蓼市内の水着ガールズバーで副店長を務めるアリサは、今日は店の女の子たちを引きつれてのこの夏最後の海遊び。
(季節感が狂いまくってるな)
一年中水着姿で仕事場に立つせいでそれを実感するも、真夏の日差しの下で水着姿ではしゃぐ女の子たちを眺めるのは悪くない。折よく今日は水着コンテストも開催されている。
「じゃ、のんびりステージ見物でもしよっか!」
さんせーい、と明るい声で笑う店の子たちを連れ、客席の一角に陣取る。ステージをみんなで眺めて早速始まるのは、
「あの子スタイルいいし、水着のセンスもいいよね」
「後で声かけてみる?」
「あら、残念。まだ高校生かー」
品評会じみたスカウト会議。
ラブ・インジケータなるハート型ランプが何回か輝くのを眺めて後、アリサは飲み物を買いに店の子たちの傍を離れた。
(喉乾いちゃったなー)
女の子たちとキャアキャア話すのはとても楽しい。ガールズバーのキャストであることもあって、店の子たちはみんな基本的に明るくて楽しい子たちばかり。
(ビールとか飲んじゃう?)
それともトロピカルカップルドリンクをみんなで回し飲んだりしちゃおうか。人々で混み合う海岸をガールズバー仕込みの足取りで泳ぐようにすり抜け、屋台の通りに向かう。
「あの! 指名させていただいても……!?」
唐突に声を掛けられ何のナンパかと思えば、どうやらコンテスト強制参加の指名らしい。
「だめでしょうか……」
妙に気弱な態度の実行委員に、元よりノリのいいお姉さんはにっこり大らかに笑う。
「いいよー」
「ありがとうございます!」
最敬礼して忙しそうに去る実行委員にひらひらと手を振り、アリサは手近な屋台で瓶入り炭酸飲料を買う。
(見物気分だったけど)
ぐっと飲み干し、口の中でシュワシュワ弾ける甘さで気持ちを入れ替える。
「ま、いっか」
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担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
61人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月25日
参加申し込みの期限
2019年06月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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