this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~革命編~
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
…
18
つぎへ >>
【再会】
白 真白
の手には、万年筆。
ブリジット・アーチャー
の手には、スパナ。
恵御納 夏朝
の手には、一振りの剣。
それらが糸で織布を編むように宙で交差し合い、回転し……光となって弾けて。
「ありがとうニャァ。長いこと、すまなかったニャァ」
レオの胸の中へと吸い込まれていきました。
「……レオ! 無事だったんですね。良かった……」
たまらず飛び出した
綾辻 綾花
は、レオをむぎゅーっ! 抱き締めます。
彼を心配していたみんなからも、ほっと安堵の息が漏れました。
「これで、記憶は戻ったのかしら?」
ブリジットが尋ねると、レオはどこか控え目に、小さくうなずきます。
「ああ……思い出したニャ。全て」
「そっか。ありがとう、護りねこさんたち……」
夏朝は、出会うことの叶わなかった三匹の護りねこたちへと、感謝の言葉を捧げます。彼らはきっと、遠い昔を生きたねこたちだったのでしょう。ずうっとずうっと、王の記憶を大切に守っていたのでしょう。
と、
『くっ、うっ、このっ、動け、動けってばっ』
水槽の中でじたばたと身体を動かし、なんとか逃げようとしているイルカのルフィ。夏朝は万が一の逃走と状況の悪化を懸念して、ルフィの移動水槽へぺたりとねこシールを張ると、ろっこんで重くしてやりました。これでなにがあっても、安心です。
「あ。なんだ、もう終わってるじゃないの」
「レオ、ケガとかしてない? なにかされなかった?」
水上 桜
や
水戸 健吾
を始め、おさかなファイターに乗り込み華麗なドッグファイトを繰り広げた面々も、ここに無事帰還を果たしました。
合流した彼らはひとしきり互いの無事を確かめ合うと、自然、その目はレオとルフィ、ネコトピアの要人……要生物? たちの間を行ったり来たり。
『お……王よ。レオ。全てはネコトピアのため……あなたと、私たちが作り上げてきた、このすばらしき都の未来を願って』
「分かっているニャ」
『っ、記憶など、戻らなければ良かったのに! あなたが眠ったままなら、ただここに在れば、私が理想郷を再び……!』
驚くほどに落ち着いた仕草でで、レオはルフィを制します。
「分かっている……お前はお前のやるべきことを、真っすぐにやろうとしただけ。悪いのは、オレ……」
旅好きで飄々として、のんびり屋で、お気楽で能天気で。メスねこ好きで。
そんな姿と今の彼は、どこか違って見えました。
そう……彼こそは、ネコトピアの王。
「で、だ。説明はあるのか?」
夜海霧 楓
の声色にいくばくかのトゲがにじむのは、無理からぬことではありました。
トワ・E・ライトフェロゥ
を少なからずの危険にさらし、こうして自身も巻き込まれているのです。納得のいく説明を求めるのは当然のことと言えましょう。
「この都市で、なにがあった? 記憶を封印したのは誰だ。なんのためだ? この都市をどうするつもりなんだ? お前たちは」
「カエデ……」
楓のそでを、トワはきゅうと握ります。
「オレは」
レオは言葉を呑み、躊躇いにうなだれました。
封印されるほどの記憶にどれほどの重みがあったことか、想像に難くありません。
「オレは……」
痛々しく陰鬱な沈黙が、しばしあたりを支配します。
イルカのルフィでさえ、水槽の中を物言わずたゆたうばかり。
「……オレは……」
「言いにくいなら、俺が言ってやろうか」
重苦しい空気を切り裂くように、彼らの耳を打った声。
これまで身近に存在を感じていながら、姿を見せることのなかった、彼の声でした。
「レオ。おまえは、逃げ出したんだ」
「…………テオ?
テオドロス・バルツァ
?」
レオは状況も忘れたように、破顔しました。
「ひ、久しぶりだニャァ! テオ~! 何百年ぶりかニャァ!」
「さあな。もう忘れちまった」
「相変わらずクールだニャァ。それにしても、懐かしいニャ……!」
場にそぐわないこの明るさこそが、本来のレオなのでしょう。みんなも知っている、いつものレオです。
初めてここに姿を見せたテオは、『ねこ』のように二本の足で立っています。
きょとんとした顔を浮かべたみんなのなかで、
椿 美咲紀
が口から漏れるように言いました。
「テオとレオは……知り合い、なのです?」
「うむっニャ! 子どもの頃、ずいぶんいっしょに遊んだもんだニャ」
「それじゃあ……」
うまく発せられなかった美咲紀の言葉を、
八神 修
が繋ぎます。
「レオは、天界の出身なのか?」
「ん? ああ、そうニャ。オレはもともと、天界ねこニャよ」
美咲紀も修も、それにみんなも。いつかに訪れたことのある、あの風景を頭に思い描いたかもしれません。訪れたことがなくても、もれいびなら人づてに聞いたこともあったかもしれません。
天界
。テオ、それにらっかみ・
野々 ののこ
の故郷。ゆるやかでのどかな時の流れる、そこは楽園でした。
天界には多種多様な神々に天使たち、それにたくさんの『ねこ』たちの姿がありました。レオもかつて、そのなかの一匹であったというのです。
レオの軽い調子を吹き飛ばすかのように、テオは重苦しく、大きくうなずき言いました。
「そう。事の発端は、天界での出来事にさかのぼる……レオ。おまえが語りたくないのなら、俺が語ってやろう。こいつらにはその権利がある、そうだろう?」
「…………」
そうしてテオは、彼にしては珍しい饒舌で、過去を紡ぎ始めたのです。
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
…
18
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~革命編~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~ネコトピア編~
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月15日
参加申し込みの期限
2019年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!