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遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~革命編~
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【王の帰還】
『あと少しだ。気張れ、お前ら』
「「応ー!!」」
テオの(珍しい)激励に、
桜庭 円
と
御剣 刀
も奮起!
円はシーサーペントの音波爆弾を散布し、炸裂させて逃げ場を失くしたところへ、尾から伸びた巨大ブレードで一刀両断し、ロボットを真っ二つに斬って捨てました。
「やったね、にゃーくん」
ふにゃお!
刀とホホジロザメはぐんぐん突撃し、どかん! ぼかん! 直線状のロボットたちを次々に、重戦車のごとく打ち破っていきます。とどめには、がぶりと噛みつき攻撃!
「終わりが見えてきたな!」
ロボットたちは着実に数を減らし、戦場は慌てふためくイルカたちでいっぱいです。
源 竜世
と
タイラ・トラントゥール
は、なんだかんだで抜群のコンビネーションを発揮します。
「タイラぁ!!」
「言われなくともっ……!!」
バショウカジキとメカジキ、そのスピードを活かしてロボットたちを翻弄しつつ、前後から鋭い吻で挟み撃ち。ずががん!
「へへっ! やったな、タイラ!」
イルカたちが思わずひるんだところへ、
夜海霧 楓
&
トワ・E・ライトフェロゥ
の駆るシャチが滑り込み、体当たりからゼロ距離のハープーンガンを叩き込みます。狙いは徹底して手足や武器で、機動力や戦闘力を奪われたロボットからはすぐさまイルカが飛び出しました。
「説得できなかったのは、カナシーデスガー」
「そろそろお前も学ぶべきかもな。世の中ってのは、世知辛えもんだ」
トワがありがたい薫陶を授かるその横では、
水戸 健吾
が奪ったロボットを操り魚雷をしゅどんと放ちます。
「今だよ、タコさん!」
それをイルカロボットがひょいと避けたのは、計算ずくのこと。隙を逃さず、相棒たる巨大タコさんの放つ水中銃がしゅどどどどんっと炸裂し、ロボットは背部のエンジンを撃ち抜かれて沈黙しました。
「あと……少しっ」
あたりは海底の薄暗さを脱出し、差し込む陽光は海面が近いことを知らせています。
ロボットをその向こうへと逃してしまえば、世界には混乱が訪れることでしょう。猫のいない世界……無味乾燥として潤いのない、まったくもってつまらない世界の訪れが、すぐそこに。
「そんなこと、させるもんかぁっ!!」
水上 桜
。普通じゃないフツウに翻弄される少女は、未来へ向かって叫びます。
「これ以上、私の普通を乱さないでよねっ」
巨大イカは全速浮上。頭頂の衝角でロボットたちを切り裂きながら、先頭を行く一体めがけ突撃していきます。
海面まで、あと100メートル。強烈なGが、桜をコックピットに縛り付けます。
「絶対に……逃がすもんか……!」
残り50メートル。40メートル。30。20。10メートル。5、4、3、2、1……、
「いっけええええええ!!」
ゼロ!
水圧のくびきから解き放たれ飛び立ったロボットは、青空の中。けれど自由を謳歌する間もなく、弾丸のように飛び出した巨大イカの衝角に貫かれて、再び海へと逆戻り。
海上に浮かぶクルーザーでぷかぷかぷかり、アイビキ中などこかの国のカップルが目を丸くしておりましたけれど、ま、問題ないでしょう。写真を撮られたわけでもなし。
『……よくやった。ロボットどもは、これで全て戦闘不能だ』
ほっとしたのか、吐息とともに聞こえたテオの声。みんなはお魚ファイターといっしょに、歓喜を叫びました。
かくして。
『な……あれだけのロボットを、全て破壊したと言うのですか!?』
「そうみたいだね。仲間たちがやってくれたよ。ルフィ、悪いけど君の企みはここまでだよ」
万条 幸次
の言葉は控えめではあれど、力強くもありました。
王の間。からっぽの王座の前で、彼らは対峙しています。
イルカのルフィ。車輪のついた移動水槽に乗り、再び現れたネコトピア宰相。その表情を彼らに読み取ることはできませんでしたけれど、少なくとも声に驚きがにじむようにも思えました。
「ねえ。もうやめようよ?」
白 真白
は、静かな眼差しで語りかけます。
「無理やり猫ちゃんたちを連れて来たって、この街を好きにはなってくれないよ。猫とお魚のための街なら、好きになってくれないと意味が無いでしょ? ルフィ君に悪気が無いのは分かったけど、ほんとにこの街が好きなら、もっと違う方法を考えないと……」
『うふふふ』
唐突な笑いに、彼らは目を丸くしました。先ほどまでの驚愕が、そこには感じられなかったからです。
しゅどどどどどど……低く響く音は、空気ドームの向こうから。
ロボットです。先ほどとは比べ物にならないくらい無数のイルカロボットたちが、再び海面めがけ上昇を始めたのです。
「そんな……!?」
『ロボットの代わりなんて、いくらでもあるんですよ。お仲間も頑張っておられるようですが、いつまで防ぎ切れますか?』
そしてロボットは、ここにも。がしゃがしゃとやってきたイルカロボットたちに、彼らはまたたく間に囲まれてしまいました。
『ネコトピアの復活は止められません。そしてあなたたちは、ねこと猫と魚たちの王国にとって排除すべき異分子。そろそろ退場していただきましょうか』
「気に入らないわね……」
朝鳥 さゆる
は、徹底抗戦の構え。今まで手にしていなかったナイフを抜き放ち、きらりと瞳の奥に危険な光を宿します。
「命令されるのは好きじゃない」
無論のこと、ネコトピアの繁栄やら衰退やら、ねこと猫がどうとか、フツウがどうとか、さゆるはそんなことに興味などありません。
ただ、彼女はほんの少しだけ、どこかに憤りを感じていたかもしれません。不意に見せられた過去の幻影は、摩耗しきったはずの心へ確かに新しい痛みを刻み込みました。
とはいえ……ロボットたちの数はどんどん増えていき、いつの間にやら多勢に無勢もいいところ。いくら荒事や不思議現象にも慣れた寝子島住人といえど、さすがに太刀打ちできるようには思えません。
ぎり、と奥歯を噛み締めた幸次。
「ここまでなのか……!?」
「……んニャ。そーでもないニャ」
はたと。そんな声が聞こえた、その瞬間に。
『……!? これは……ロボットが!?』
「止まった?」
ぴたり、ロボットたちは電池が切れたように、まったく動きを止めてしまいました。お腹の水槽では、イルカたちが必死にがちゃがちゃとレバーを倒したり、計器を確認したりしていますけれど、ぴくりとも動きません。
窓の向こう、空気ドームの外でも、停止したロボットたちが上昇をやめ、一斉に沈んでいくのが見えました。
『ななな、なぜ……』
今度は本当に慌てた様子で、水槽の中落ち着きなく身をくねらせるルフィ。
そして。
「この街の全ては、ネコトピア王の味方だからニャ。オレの自由にならないものなどない……ほとんどないニャ」
『うわ!?』
突然、ルフィの移動水槽が暴走を始め、ぎゅるるるるん。そのうち壁にどかんとぶつかって、ひっくり返ってしまいました。きゃしゃな支柱で支えられた頭でっかちな水槽は、倒れたら自分で起きることはできないようです。
『お……王よ。お、お早いお目覚めで』
とて。とて。とて。その歩調は、なんら変わりません。
気の抜けるような足音とともに、彼は再び、姿を現したのでした。
「苦労かけたみたいニャ、みんな」
「「「レオ!!」」」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~ネコトピア編~
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月15日
参加申し込みの期限
2019年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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