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遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~革命編~
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【王の記憶を求めて:おさかなサイエンス技術棟(3)】
「これが『護りねこ』?」
「の、持ち物というところか」
ブリジット・アーチャー
と
八神 修
、
椿 美咲紀
の探索も、いよいよ大詰めといったところでしょうか。
合流を果たしたその部屋に待ち受けていたのは、最後の仕掛け。そして透明な壁に仕切られた向こうの部屋にぽつんと置かれている、一本のスパナでした。
技術棟にはいくつも見られた工具のひとつではありながら、明確に違うのは、それがゆっくりと回転しながら、ふわふわと宙に浮いていること。
そしてぼんやりと現れた、ねこのまぼろしでした。
「なんだか、声を潜めてますね。なんて言ってるですか?」
やけにひそひそと小声での会話に、三人は耳を傾けます。
『工場長からの報告でニャァ。休止してた生産ラインを使って組み立てているニャ』
『……ルフィか』
『確認するが、こいつはお前さんの許可を得ての指示じゃあニャいんだニャ? レオ』
『誓って、違うニャ。戦闘用のロボットなんて、ニャんのために必要だというんニャ? このネコトピアに!』
『このままでは、住人の不満を抑えることはできまい。と、あいつは考えたんだろうニャ』
『……やはり……』
『ンニャ?』
『やはりオレたちは、<チエ>を手にするべきではニャかったのかもしれんニャ……』
王の記憶が封じられたスパナ。それを手にするには、扉を開くためのパズルを解かなければなりません。
つまり、チューブをとおるお魚たちの誘導がカギ!
「よし、じゃあ始めよう。しかし、ここは少し暗いな。給餌ボックスのほかにも、魚を誘導する手段があればいいんだが」
「それなら、私に任せてちょうだい」
思案する修に、ブリジットは自信たっぷりに言いました。
なにをするのかと思いましたら、ブリジットはおもむろに、指をぱちり。
「おお♪ 明るいのです!」
「走光性を持つ魚は多いからね。これで誘導できるはずよ」
ブリジットのろっこん、その進化能力を使えば、指差したところにぺかーっ。光を当てると、首尾よくお魚たちが集まってきてくれました。
チューブはクモの巣めいて部屋中を走り抜けていて、そのうちの4本が繋がる中央のボックスへ4色のお魚を導き、4つのランプを点灯させなければならないようです。
「チューブの中にも扉があって、ひとつが開くと別のひとつが閉じるようだな。美咲紀、地図を作れるか?」
「おまかせなのです!」
迷路のように繋がるチューブをひとつひとつたどり、美咲紀はマップをこしらえていきます。いちいち全体を確認しながらの作業と、手元に図があるのとでは、ずいぶん効率が違うことでしょう。
「ブリジット、あそこを照らしてくれるか」
「OKよ、修」
ぺっかーーーっ☆
ブリジットがチューブの一点を照らし、魚が集まってきたところで、修が給餌ボックスの赤をぽちり。赤いお魚がチューブ内の扉を開くと、今度は青い魚をその向こうへ動かし、別の扉を開かせました。
「シュー君、そこの扉を開いてくださいな」
「ここか? ここの繋がりはまだ把握していないが……根拠は?」
「カンなのです♪」
「なら信じよう。美咲紀のカンは当たるからね」
三人で協力して、お魚をあっちへ動かし、こっちへ誘導し、試行錯誤しながら仕掛けを解いていきます。
「ここの扉は……赤なのです!」
「なら、次は緑だな。よし、ひとつ目のランプが点いたぞ」
「こっちは青ね。これで、ふたつ目!」
「緑のお魚さん、こちらへどうぞ~……っと、これで三つ目なのです!」
修の頭脳、ブリジットのめい推理、そして美咲紀の冴え渡るカンがそれぞれに力を発揮し……やがて。
「黄色の魚を導けば……」
「これで四つ目、最後よ!」
ボックスへ最後のお魚がするりと入り込めば、黄色のランプがぱっ! と灯ります。
三人の目の前で、透明な扉がぷしゅうと空気に押され、開きました。
修が手を伸ばし、ふよふよと浮いているスパナをつかみます。
「これが……工業区長『スパッタ』の持つ、王の記憶か」
ひんやりとした感触が、時の流れの重みを感じさせました。
【王の記憶を求めて:イルカ族の秘密研究室(3)】
「あれ?」
「あっ」
不意に顔を合わせて、
綾辻 綾花
と
恵御納 夏朝
は目をぱちくり。
「私、『おさかなサイエンス技術棟』を探していたはずだったんですけど……」
「一部が繋がってたんだね」
いつの間にやら、綾花は秘密研究室へ迷い込んでいたようです。
そばには、
朝鳥 さゆる
と
万条 幸次
の姿もありました。
さゆるは腕組み、どこかつまらなさそうに、
「で。ここは何? ずいぶん暗いわね」
「この感覚……さっきの幻覚が始まる前の感じに、ちょっと似てる?」
なんて幸次が眉をひそめた、次の瞬間。
「わ!?」
ぬるい水のなかをばしゃんと通り過ぎる感覚を経て、彼らはなにやらぼんやりとしたもやが立ち込める、曖昧な風景に落とされました。
「いたた……こ、ここは?」
おしりをさすりさすり、綾花が立ち上がると。
「あれ……? アルク?」
ちょこん。そこにいたのは、白黒猫。かつて綾花や夏朝を壮大な冒険の旅へと誘ってくれた、アルクでした。
ふにゃん? と小首を傾げてしっぽをたしたしたし、なアルクだけではありません。よくよくみると、あたりには綾花の見覚えのある猫たちがあちこちで、にゃあにゃあ! んな~、ふにゃふにゃん!
「レオに、
シリウス
も? あっ、
クロワ
まで……!」
「か、かわいい……!」
予期せぬ猫ねこパラダイスに、夏朝も大興奮!
猫を飼っている幸次も、思わず顔がゆるりと緩んでしまいます。
「すごいなぁ、猫だらけ! こんなまぼろしならいつでも大歓迎……」
「ねえ。それはいいんだけど」
口を挟んださゆるはもちろん、盛り上がる三人に水を差そうなどと思っていたわけではないはずです。
けれど彼女が指差した先では、実にのっぴきならない事態が進行中なのでした。
「なに、あれ?」
「「「……!?」」」
ずずずずず。
ごごごごご!
「おっきくなったのでーすー」
巨大
ゼロ・シーアールシー
、出現!
地を揺らし、空を揺らし、ゼロはどんどんどんどん、大きくなっていきます。
「これは、ゼロの昔の夢なのですー」
ゼロの大きさは、とどまることを知りません。まさしく、無限です。
「わーーー」
足元にいた誰かも、猫たちも、もう砂粒ほどにしか見えません。どんどんどんどん、大きくなっていきます。
無限、などという言葉がもはや生易しいほどです。一瞬ごとにゼロは大きくなっていき、それは無限と無限を、無限にかけ合わせ続けるようなスピードです。
無限。無限。ああ無限。
「?? なにか出たのですー」
無限に大きくなり続けるゼロは、やがてその内に世界を内包するようになりました。ゼロが大きくなるたびに世界は生まれ、その世界もまた肥大化していきます。大きくなった世界はやがて、その内部に新しい小さな世界を誕生させるのです。
無限に増える入れ子の世界たち。そしてそのなかのひとつに、
「わあ、綺麗な島なのですー」
ゼロは寝子島を見つけました。なんて美しい世界なのでしょう。おまけに島が猫の形をしています。なんて可愛らしい!
ちっぽけな島を擁するちっぽけな世界が気に入ったゼロは、大きくなるのをやめました。
そうして彼女はふらり、寝子島へとやってきたのでした。
なーんて! ほんとかどうだか分かりませんけれど、ともかくゼロはどこからともなく取り出したつまようじで、ぱちん! 泡を弾いて、全ては押し寄せる波に流されていきました。
ふと、我に返ると。
「……えっ?」
そこは薄暗い、イルカ族の秘密研究所。その最奥に、幸次と夏朝、綾花とさゆるは立っておりました。
ゼロの姿はどこにもありません。
代わりに、
「あ……あったよ! きっとこれがそうだよ!」
それは、一振りの剣。もちろんねこ用でして、幸次が持つとナイフにしか見えませんけれど、さび付いたそれは確かに、騎士団長『ケン』の愛用する品であったようです。
その証にか、みんなの目の前に現れたのは、いかつい甲冑を着込んだ一匹のねこ。まぼろしはうむっとうなずき、高らかに叫んだのでした。
『──時は来た!』
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~ネコトピア編~
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月15日
参加申し込みの期限
2019年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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