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遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~革命編~
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【誰がために】
こぽこぽぷかり。海中の古代都市、ネコトピアを包む空気ドームの向こうには、こぼれ出た泡がぷかぷかと漂います。
そして、深く青い世界を切り裂くように……しゅどどどどどど!
「あーっ! イルカロボット、行っちゃうぞ!」
源 竜世
が指差して叫んだように、しゅどどどどっと泡の尾を引きながら上昇していくのは、イルカロボットたちの群れ。あれらは世界中を襲撃し、この世のありとあらゆるねこ、猫をネコトピアへと強制誘致するつもりだというのです。
竜世の隣で、
タイラ・トラントゥール
も歯噛みします。
「なんとかしなければ……いやまあこれは夢なんだが、よく出来てはいるにしろ。しかし夢とはいえ、世界中で混乱が巻き起こるのを黙ってみているのはどうも寝覚めが悪っ、て竜世!? どこへいくんだ!?」
「わかんねー! けど、なんとかしなきゃ!」
とにかく行動! やみくもに駆けてゆく竜世を、タイラは慌てて追いかけます。どこへ行ってなにをするのかも分からないまま。
「レオ……!」
「レオ君!」
綾辻 綾花
と
恵御納 夏朝
は、イルカのルフィと囚われたレオが消えてしまった床をさすりさすり。そこにはもはや継ぎ目すらなく、まるで初めからなにも無かったかのようです。
「……レオを助けなくっちゃ。にゃんこのいない世界なんて、考えられません!」
「うん! でも、どうしたら……」
夏朝が自然、すがるように視線を流したのは、
八神 修
。お隣には
椿 美咲紀
の姿もありました。
修はあくまで落ち着いた佇まいで、静かに言いました。
「なにか打つ手があるんだろう? 聞かせてくれ。テオ」
『…………ああ』
彼の声は、どこか沈んでいるようにも思えました。もちろんいつもクールな彼ですけれど、どこか、なにか。みんなには少しだけ、違っているように感じられました。
沈鬱な声は続けます。
『やるべきことはふたつ。海上へ向かうロボットどもを止めること』
良く聞けよ、と言い置いて、
『あのガキたちが向かった先に、発進ドックがある。訓練された戦闘魚を操れば、ロボットどもにも対抗できるはずだ』
「海中ドッグファイトってわけ? 上等」
フツウに翻弄される
水上 桜
の口調はどこか刺々しく、すっかり頭に血が上っているようです。
「OK分かったわ。あんなロボット、全部ぶっ壊してやるんだから!」
なんとも頼もしいこと!
気合十分な桜を始め、その後も何人かがドッグファイトへ名乗りを上げました。
『もうひとつ、やるべきことがある』
「三匹の護りねこ! なのですね?」
ぺか、といつもの調子で明るく言ったのは、美咲紀です。
『ああ。居住区長プレハブ。工業区長スパッタ。騎士団長ケン。その痕跡を探せ。きっとなにか残しているはずだ』
「そうか。では、行動開始しよう。あまり時間もないようだ」
修はあえて、テオに質問を投げたりはしませんでした。
唐突に声をかけてきた彼。これまでずっと、こちらを見守っていたのでしょうか? クールで不愛想、些事には興味もなさそうな彼が、なぜ?
(無理に尋ねれば、いろいろ歪むかもしれない。単に恥ずかしがっているのかもしれないが)
全ては、いずれ分かるのだろう。ひとまずそう結論付けることにします。
こぽこぽ、ぷかり。しゅどどどど! ドーム外に連なる不穏な泡を見つめつつ、彼らは行動を開始しました。
「なるほど。事情は分かったよ」
もちろん、戸惑いがないわけではありません。なにしろ
万条 幸次
がネコトピアを訪れることとなったのは、突然でした。
それでも彼はこくり、うなずいて見せました。
「俺にも大切な猫がいるし。強制的に連れてくるなんて、そんなの許せない」
「なら決まりだね! レッツゴー!」
白 真白
がびしりと指を差し、歩き出します。彼らはネコトピアのどこかに存在するという、『三匹の護りねこ』を探すつもりです。
「よし、じゃあ俺たちはロボットをなんとかしよう」
「僕もいくよ!」
御剣 刀
が当然のごとくに荒事方面への参加を表明すると、
水戸 健吾
も彼なりの理由でそこへ乗っかります。
(遊びじゃないって怒られるかもしれないけど。ロボットと戦うなんて、アニメみたいで面白そう!)
そんな子どもらしいわくわくだって、こんな状況では役に立つことでしょう。遊び心であれ、立ち向かう勇気であれ、ピンチを華麗に覆す原動力にはなるのです。
桜庭 円
と
ブリジット・アーチャー
が心の内に掲げた動機もまた、似たようなものではあったかもしれません。
「ブリちゃんはどうするー? ボクはドッグファイトに参戦しちゃおうかなって!」
「円はそうよね。ああいうのは頭脳担当の私の専門外だから、任せるわ」
そんなわけで円はドックへ、ブリジットはネコトピアの中心へと向かうことにします。愛猫にゃーくんとコーネリアもしばしのお別れです。にゃあにゃあにゃあ。
「よし……行こう!」
猫たちの未来のため、幸次は足を踏み出します。
夜海霧 楓
もまた、事情も分からずネコトピアをめぐる騒乱へと放り込まれたひとりです。
「やれやれ。ま、いつものことだけどな」
彼のかたわらでは、
トワ・E・ライトフェロゥ
がうずうずとした顔を浮かべています。
「ロボットも追いかけないといけないんデスケドー、レオも探さないとデス。AH、こういう時にカエデが居てくれたらー! って思ってたらいつの間にかいたのデス、もしかしてエスパー?」
「そりゃテオのやつだろ。あいつに飛ばされたんだよ、手伝ってやれって」
「ナルホドー」
きらりと瞳を輝かせたちび姫は、少なくとも今回のトラブルの原因ではない……のですけれど、楓はなんとなーく彼女の髪をぐしゃぐしゃっとやってやり、ひとつトワの抗議を受けました。
「事情は道々説明してくれ。時間ねーんだろ?」
「sure!」
駆けてゆくふたりの後ろ姿を、ぼんやりと眺めて。
「ま……ここまで付き合った縁もあるかしら」
とりわけ目的があるわけでもなく、
朝鳥 さゆる
はうつろに歩き始めます。ネコトピアに興味などないものの、さりとてここで退屈するのも芸がないように思えました。
その横をてててとついてくるのは、
ゼロ・シーアールシー
。
「……あなたも行くの?」
「無理矢理ねこさんをさらうのはよくないのですー。なので護りねこを見つけて、ルフィさんを止めるのですー」
「意外にまともな理由ね」
脈絡なく勧められた謎団子を遠慮しつつ、さゆるは思います。どこか胡乱なこの少女と比べてすら、自身の営みはどれほどに空虚なことだろう。
くつと口元を緩めた、さゆるの笑みを目にする者はありませんでした。
ネコトピア王宮の頂点。
テオドロス・バルツァ
は孤独に佇みながら、動き出した彼らを見守っています。
そうして低く、つぶやきました。
「……レオ。お前はいつまでたっても、俺に世話を焼かせやがる……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~ネコトピア編~
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月15日
参加申し込みの期限
2019年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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