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スーパーサンマ大祭 ~炭は燃えているか~
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【あなたへの贈り物】
人の流れからはずれた場所で少し休憩することにして、
夏神 零
は
魂行 凪
に、用意していたプレゼントを手渡した。
「これを凪ちゃんに。受け取ってもらえるじゃろうか」
包みをあけると、中には羽扇と黒い大きなリボンが入っていた。
「……ありがとう。……うれしい…………」
「リボンは拙者のとおそろいなのじゃ。結んでもいいかのぅ?」
「うん……」
髪をかきあげて頭に回し、サイドで結ぶ。
リボンは肌触りも良く、灰色の髪の凪にはとてもよく似合っていた。
「羽扇は、凪ちゃんは青龍で風を操る軍師のイメージじゃからの、緑の扇が似合うと思うたんじゃ」
「零……、これ、プレゼント……」
「うむ? 凪ちゃんから拙者にでござるか」
「そう……」
凪が取り出したのは、彼女のトレードマークともいえるポンチョだった。
「これ……、おそろい……。……零、着て……」
「おそろい……で、ござるか。あいわかった」
零は上半身裸になって、もらったポンチョを身にまとった。
「……にあう…………」
「少し照れくさい気もするがの、ペアルックというやつじゃのぅ」
同じものをまとっていると、二人の距離も少しばかり縮んだように思えた。
その様子をうっかり目撃してしまった
四野辺 蘭月
は、ぶんぶんと大きく首を横に振った。
「さっ、淋しくないもん! 一人でだって、買いモンとか、そんなのいつものことやし!」
それでもやはり、友達と一緒に来たかった。
見せつけられるように、仲むつまじいカップルなどに遭遇してしまったならなおのことだ。
「せっかくバイトのシフト、あけてもらったのになぁ……」
こうなったら、とことん祭りを楽しむしかない!
そう蘭月は心に決めた。
【美容室にて】
草薙 龍八
は信じていた。
かつて、サバイバルスクールの師匠が教えてくれたのだ。
『女性を浴衣姿にすると、見とれる馬鹿が出てきて玉突き事故を誘発するテロ』というのがあるらしい。
「大混乱間違いなしだな」
そのために、彼は
浮舟 久雨
、
伊賀 解理
、
大田原 いいな
の三名を美容室へと連れてきたのだ。
「まずは浴衣選びだ。これは最大の難関でもある。一番似合う浴衣を俺が選んでやろう」
「うむ、頼んだぞ」
ずらりとならんだ繊細な柄の浴衣を前にして、久雨は大人しく龍八のアドバイスに耳を傾けた。
「浮舟は髪の色合いが明るいからな。少し色味はひかえて、紺の絣地に撫子の花と竹垣模様を組み合わせた物にしよう」
「いい色だな。しかし……撫子か」
優美な花柄の浴衣に、久雨はとまどいを隠せなかった。
浅葱色の帯と合わせると、なかなか大人びていて素敵に思える。
「……見事な見立てだな。感謝する」
「髪もきちんとセットしてもらえ。浴衣に似合うかんざしも選ぼう」
「さて、次は……」
龍八は解理と向き合った。
「ぼ、僕は、スパッツだけは……、スパッツだけは死守するぞぉぉ……!」
「うるさい。わかったから大人しくしていろ」
あれこれと合わせてみたあげく、龍八は白地に赤い縦のラインが入っている浴衣を選んだ。
涼しげに金魚が泳いでいて愛らしい。
「伊賀は普段白衣を着ているからな。赤い線の太さがそれぞれ違っていて面白いだろう」
「うぅ……、金魚の柄はかわいいけど……。子供っぽくはないかね?」
「何を言ってる。子供だろう」
「こっ……、子供ではないぞ! 断じてっ」
「わかったわかった。ほら、帯は紅色のにしてやろう」
「草薙氏! ひとの話を聞いているのかね!」
「足元や小物にも赤を取り入れてみるか……」
「だーかーらーっ……!」
そうして最後に、いいなの番がやってきた。
「おい、いいな。いい加減に観念しろ」
がるるるる……と、いいなは龍八を威嚇している。
「怖い顔をしていると、せっかくの浴衣が泣くぞ」
「なんじゃ、草薙。儂はこれか」
龍八には敵意をあらわにするいいなも、浴衣を着付けてくれる人には強く出ることができず、結局渡された浴衣を着用することになった。
「うぬぅ……、浴衣てろとかいうわりには、真っ当な柄じゃの」
紺地に紫陽花の、きれいな浴衣だ。
「……帯はどうして朱色なのじゃ」
何かのいやがらせか? と、いいなは首をかしげる。
「よし。三人とも、髪や小物にまでこだわりぬいてコーディネートするぞ」
――美容室を出て、着飾った三名を、龍八は祭り会場まで送り届けた。
「最後にこれを渡しておく」
「ばんそうこう?」
「そうだ。下駄や草履は履き慣れていないと、こすれてまめができるからな」
「……親切じゃのう?」
微妙な顔で口々に礼を言われて、龍八は胸を張った。
「抜かりはない。これで完璧だ」
あとは成果を待つだけだと、三人に激励の言葉をおくって、龍八は人混みへと姿を消した。
その後ろ姿を見送りながら、解理は名案を思いついた。
「ぐぬぅ……、はっ! そうだ、こうなったら草薙氏におごらせてやる!」
好き勝手にこのような格好をさせたのだ。
出店の食品をおごってもらうくらい、安いもののはず。
「ってわけで、待つんだ、草薙氏……!」
解理は龍八を追って駆け出した。
「……うぬぅ、走りにくいぞ、この野郎!」
一方、『うさぎ屋』の屋台へと戻りながら、いいなは思い悩んでいた。
(草薙は以前、儂に『性別は関係ない』と言っておったのに……)
それなのになぜ、『女性を対象とした』今回のテロに自分が含まれているのか。
この矛盾は何を示すのかと、考えを巡らせていた。
(いや、矛盾ではない。奴は、『性別』で区別はしておっても、差をつけてはおらぬのじゃ!)
そう思い至り、いいなはすっきりとした表情をみせた。
今回のテロも、『女性に着せる』このに意味があるだけなのだろうと、いいなは考える。
(……何だ、実に面白い思考回路ではないか)
いいなの顔に浮かんだ微笑みは、ふんわりとした優しいものだった。
「叔母上、今戻っ……」
「お、いいな戻ってき……、あたしゃ『満月ちゃん』だよ!」
いいなに気づいた
宇佐見 満月
が、迫力のあるガンを飛ばした。
「あっ、『満月ちゃん』、戻りましたぁ!」
満月が、着飾ったいいなを見つめて、背中をたたく。
「よーっし、似合うじゃないか。さあ、とっとと売り子しな!」
「はひぃ! 呼び込み!? い、いらっしゃいませぇ……っ」
慌てていいなは、手を洗って支度を始める。
浴衣姿で手伝ういいなは、お客さんから「かわいいね」と、声をかけられるたびに、落ち着かずにじたばたとするはめになった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
柊いたる
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月18日
参加申し込みの期限
2013年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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