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スーパーサンマ大祭 ~炭は燃えているか~
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【お祭りも、だんだん準備ができてきて】
「これが祭りか……。どんなものがあるのだろう」
浮舟 久雨
は、初めて見る祭りのもように、物珍しげな眼差しを向けた。
「あれは、……浴衣か」
(先ほどからぽつぽつと見かけるな。興味はあるが……、どんなものを選べば良いかも見当がつかんな)
諦めかけた久雨の肩を、突然つかむ者がいた。
「うおっ、何だ!?」
うっすらと笑みをうかべて現れたのは、
草薙 龍八
だ。
「よう。見たところ、あんた浴衣に興味があるようだな。祭りといえば、浴衣だ。着せてやるからついてこい」
「浴衣を? 私に着せるのか?」
「そうだ。祭りに浴衣を着用しないなど、不心得にもほどがある。俺が見立ててやろう」
驚く久雨だったが、少しためらったのちにうなずいた。
「そうか、せっかくの祭りだからな。ぜひ教授してほしい」
(ありがたい話だ。着てみたくとも、センスに自信がなかったからな)
「ふん、素直じゃないか。いいことだ」
魂行 凪
と
夏神 零
は、仲良く寄り添って、出店を見て歩いていた。
今日はデートだ。
零はラフな服装をしていたが、……凪は、いっそうラフな私服を着用していた。
かわいらしいポンチョは彼女によく似合っていたが、中に何も着用しないのが彼女の流儀だと知っている者には、ちらちらと覗く素肌は目の毒だ。
「零……、あれ」
「何か食べたいものでも見つけたのかのぅ?」
「……あれ、食べる……」
凪が指さしたのは、チョコバナナだ。
チョコレートコーティングされたバナナに、カラフルなチョコがふりかけられている定番の品だ。
「……零、……おおきいの、欲しい……」
「お、お、おお。了解したのじゃ、共に食べよう」
舌っ足らずな凪の口元を凝視して、零はぎこちなく返事をした。
人波をはずれたところで、色違いのチョコバナナを一本ずつ手に持って食べていると、凪が零の名を呼んだ。
「ん、どうしたのじゃ」
「……あーん」
口を開いて、チョコバナナを差し出してくる凪の、バナナと口を見比べる。
「あーん……、じゃな」
互いのチョコバナナを食べさせあって、どちらもおいしいと、零は微笑んだ。
あまり表情の変わらない凪も、眼差しは穏やかだった。
「祭りの場所は、ここかぁ……」
サンマさんが祭りを主催すると聞き、
伊賀 解理
も一人で会場を訪れていた。
(盛り上げるのはひとにまかせておいて、僕はまったり楽しませてもらうとしよう)
「しかし……、ううぅむ」
凪と零がむつまじくチョコバナナを「あーん」しているのを目撃してしまった解理は、顔をこわばらせた。
(カップルやら仲良しグループやら、そんなのばかりじゃないか。ぼっちで回る僕は、もしや希少種……!)
それでいいじゃないかと自分をなぐさめつつも、どこか虚しい。
「む、伊賀。いいところにいるな、ついて来い」
「ふわぁ!?」
久雨をともなった龍八に、腕を引かれてよろめいた。
「なっ、な、何をたくらんでいるのだね、今日は!?」
「人聞きが悪いな。……しかしまあ、正解だ。本日は、浴衣テロを敢行する!」
「浴衣……、テロだとぉ?」
(それはどうも、おつかれさまなことじゃないか。テロ行為にはお日柄もよく……って!)
「だからって僕を巻き込むなぁぁっ」
「出会ってしまったからな。却下だ。ほら、行くぞ」
ぐいぐいと腕を引かれて、よたよた歩く。
「ひとの話を聞けえぇぇっ……」
「こうしている間にも、仇敵草薙は何をたくらんでおるのかわからんのじゃ……」
さっさと抜け出して索敵に行きたいと考えている
大田原 いいな
だったが、叔母の
宇佐見 満月
にがっしりとつかまってしまった現状では、難しい。
「さぁて、とっとと支度するよ、いいな!」
「叔母上~、後生なのじゃ~」
ろっこん『TRANSMUTE』が発動し、成長した女性の姿へと変貌を遂げたいいなが、うったえた。
(髪も伸びて、邪魔なのじゃ。しかも叔母上に、化粧まで……!)
「化粧ごときでぐだぐだ言わない! 大人の女のたしなみさね♪」
「儂はまだ、高校生じゃ……」
「そんなに嫌なら、とっとと縮んで戻っちまいな!」
生地を混ぜつつ、呆れた様子で満月は言う。
(うぐぐ……、致し方ない、早く落ち着いて元に戻るのじゃ)
満月にせかされ、八つ当たり気味にキャベツの千切りを大量に作る。
「お」
「む? ……げげっ、仇敵草薙ぃ!」
店頭で足を止めたのは、なぜか女子生徒を二人も引き連れた龍八だ。
「ああ、すまないねぇ、今いそがし……ん? あんたその目、何か企んでるね?」
満月の言葉に、龍八は不敵な態度で首をかしげた。
「ほう、察しが良いな」
「いい目じゃないか。気に入った。でもあたしゃ忙しいからね、いいな持っていきな!」
「ふんぎゃぁぁ!?」
歯をむくいいなを、問答無用で龍八に押しつけて、満月は再び生地を混ぜていく。
「叔母上、相手は凶暴なてろりすとじゃぁ!」
「テロだかなんだか知らないが、好きに使いな!」
放り投げられたいいなを受け止めて、龍八はがっちりと胴体をホールドした。
「無体はよすのじゃ。そもそも貴様、何を考えておる!」
「浴衣を着せようと思ってな。意志は問わない。協力してもらおう」
「ゆっ、浴衣じゃと!? 世迷い言を……っ」
逃げだそうとするいいなを捕まえたまま、龍八はずんずん歩きだした。
「……浴衣を着るというのも、大変なのだな」
久雨が困惑の眼差しをそそぐなか、龍八は三人の顔を順にスマートフォンで撮影した。
「草薙氏、写真なんて撮って、どうするのさ……」
「この写真を添えて、美容室の予約をとる」
「儂は了承しておらーん!」
苦情を無視して、龍八は解理といいなを見比べた。
「浮舟は髪飾りで魅力を出す方向で整えて貰えばいいが……、問題はこの二人」
「僕の何が問題だっていうんだい!」
「わからないのか? 最低でも髪を整えて……、いや、プロの手を借りて徹底的に仕上げてもらうぞ。覚悟しろ」
「むぅ……」
「安心しろ、着付けの予約もしてあるからな」
「草薙氏……。手際が良すぎて、僕は少し不気味だよ……っ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
柊いたる
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月18日
参加申し込みの期限
2013年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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