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スーパーサンマ大祭 ~炭は燃えているか~
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【清掃の意気込み】
亜魚隈 猯利
は、美化委員だ。
日頃から
寝子ヶ浜海岸の清掃を行っている彼は、慣れた仕草でさっそくゴミを集めていた。
「集めたゴミの回収と、費用の負担はどうなってるんだ」
サンマさんを呼び止めた猯利は、トングを持つ手を止めて、こう訊ねた。
「回収業者には連絡済みなんだぜ。費用のほうは、ちょいと足りてなくてなぁ」
年度頭に申請していなかったため、市からの補助金がろくにおりなかったのだと、サンマさんは説明した。
「でな、回収した資源の売り上げ金を回すことにしたってわけなんだが、正直なところ、それでもちょいとばかし足りねえ。そこでコイツの出番ってわけだ!」
サンマさんはサンマ色にペイントされた募金箱を高々と掲げてみせた。
「これを会場に設置してだな、善意の寄付をありがたく使わせていただこうって腹づもりなんだぜ~! いえーい!」
「そうか。わかった」
ゴミ処理の手配が済んでいるというなら、あとは集めるだけだ。
「そこの看板の場所に集めればいいんだな」
業者が収集しやすいよう、道路に面した海岸の端に収集場所が定められている。
「その通りなんだぜ、頼もしそうな兄ちゃんだ。頼んだぜ~!」
猯利の手には、ゴミ袋が三種類用意されていた。
『可燃物』、『不燃物』、『資源ゴミ』と、分別しつつ袋に放り込んでいく。
「スプレーか。これは別だな」
ガス抜きの必要があるものはさらに分けて置いておき、大型ゴミは後でまとめて解体しようと考えた。
そんな猯利の元に、
桜庭 円
がやってきた。
「わあ、ずいぶんと手際がいいねえ! けどさ、せっかく人手があるんだから、皆で分担して作業しない?」
まず、大型ゴミと小型ゴミを集める人に分かれて、小型ゴミは一度まとめてから分別した方が早いんじゃないかと、円は提案した。
「そうか。では俺は大型ゴミにとりかかろう。力のある者とない者とで分担したらどうだ」
「おっけー!」
「うわぁ、巫女さんだぁ!」
御鏡 聖
の気合いの入った巫女服を見て、
神楽 舞
が驚きの声をあげた。
「ええ、寝子島を大いに盛り上げるイベントだと聞いたものですから、衣装にも気をつかったほうがいいかなと思いまして」
「かわいいよーっ!」
「ありがとうございます。舞さんも清掃ですか?」
「そうなの! きれいな砂浜目指して、たくさんゴミを集めようね!」
「そうですね、頑張りましょう」
今日は天候にも恵まれて、絶好のお祭り日和だ。
しかしそのぶん紫外線も気になったので、聖は軍手をはめる前に、日焼け止めを塗ることにした。
「舞さんも塗っておいたほうが良いですよ。これ、どうぞ」
「ありがとう! 聖ちゃん、気が利くね~!」
浅沼 柳司
は、二人のすぐ後ろで、どうにかゴミ拾いを楽しんで行うことはできないかと考えていた。
「まともにやると面白ないんよなぁ。そうや、イベントにしたらどうやろ」
「何か考え事ですか?」
柳司の声に気がついて、聖が振り向く。
「んーとなぁ、せっかくのイベントやから、清掃も楽しんでやれたらええなと思うてるんよ」
「まあ、それは素敵ですね」
「そうやろ? 皆でできるような……、決めた。俺はゴミで城を作る!」
「お城ですか?」
「海言うたら、砂の城やけど、ゴミ拾いやからな。ゴミで城作ったら面白ないかな」
ゴミではなく、城作りの材料だと思って集めたほうがやる気が起きると言う柳司の意見に、聖はうなずいた。
「子供は喜びそうですね」
近所に住む親子連れが清掃作業に参加している。
「場所は、そうやな。片づけがしやすいように、収集場所の近くがええな」
「そうですね。少し手前の広い場所でやれば、目も行き届いて安心ではないでしょうか」
「よっしゃ、決まりや」
「では私は、皆さんが安全にイベントを楽しむことができるように、危ないゴミを手始めに片づけてしまいますね」
「ありがてえな。そんじゃ始めるとすっか!」
「舞さんもご一緒にいかがですか?」
「もっちろん。張り切っていこーねー!」
【小型ゴミ班の収集模様】
軍手とゴミバサミを装備して、カゴを背負ったメイドさん、
檜扇 唱華
が次々にゴミを集めていく。
『綺麗なねーちゃんに捕まるなら本望じゃのう!』
そんな軽口をたたく空き缶は、背中のカゴへ。
『俺、生まれ変わったら女の子に口づけしてもらうんだ~』
夢見がちな運動靴はゴミ袋へ。
「ここのゴミ、運んでいくねー! たくさんあるから、すぐたまっちゃうね」
集めたゴミの袋をリヤカーに積んで、円が声をかける。
「はい、お願いいたしますわね。集めがいがありますわ」
にこやかに唱華は頼んだ。
小さなゴミを集めておくと、円がリヤカーで収集場所まで運んでくれるのだ。
そうこうする間にも、ゴミたちの声が唱華に語りかける。
『そこの女中! 偉大なる我の姿が見えぬと申すか!』
「あらあら、どちらでしょう?」
『ここだとも。いいか、女中。たとえ我を倒そうとも、いつか現れる第二、第三の我が……』
「はい、魔王ごっこはここまでですよ。ぽいっと」
『ぐぬぬぬぬ……! まあ良い。女中の分際でよくやったと申しておこうか』
どのゴミも、拾ってやると満足げな声をあげる。
円のリヤカーの目的地、収集場所の近くでは、柳司がボランティアの人々に呼びかけていた。
「おーい、今から集めたゴミを利用して、城作りを始めるでー!」
タイヤは土台に、ペットボトルは窓に。
手近な材料で見本を見せると、子どもたちが目をきらきらさせて集まってくる。
「皆で協力して、いろんな素材を集めてくるんや。ただし、危ないものはアカンからな」
「はーい!」
元気よく返事をして、子どもたちが駆けていく。
「あらあら、かわいいですね~」
「ねー!」
聖と舞が、子どもたちの様子を見守りながら、ステンレス製の熊手を手に、ガラスなどの危ないゴミを率先して拾っていった。
「あっ、そこの男の子、収集所は危ないよー!」
舞が声をあげて、聖がゴミの山に登ろうとしていた男の子をたしなめる。
「怪我をしては大変ですよ。さあ、私たちと一緒に、砂浜をきれいにしましょうね」
ゴミ袋を一枚渡して、子供に安全なゴミを選んで集めるようにと声をかける。
「ねえ、舞さん。こうして皆で作業をするというのも、楽しいものですね」
「うん。海も空も、広々としていていい気分!」
「本当に、普段寝子島神社の境内を掃除しているのとは、気分も雰囲気も違っていて、……浜辺がきれいになっていくのも素敵です」
柳司と一緒になってはしゃぐ、子どもたちの笑い声も、聖の耳に心地よく届いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
柊いたる
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月18日
参加申し込みの期限
2013年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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