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アリえない不法投棄 from 宇宙
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「俺たちは後方支援だ」
そう言って修がみゆきに手渡したのは、園芸用の水鉄砲。買い物帰りに転送された修は、他にシャンプーやミネラルウォーターも携帯していた。
「はい」
「中に水とシャンプーの混合液が入っている。胸部の気門を撃て。蟻は窒息して死ぬ」
(足手纏いにだけは……)
前衛で戦う仲間の背後から、アリの胸部めがけて鉄砲を撃つ。
アリは無生物でありながら、その生産力の一部を空気のナニカで担っているようだった。気門をふさがれると、しばらくあがいたのち、じっと動かなくなった。
「命中さえすれば、殺虫剤よりも効くな」
「うん!」
修とみゆきが順調にアリを駆除しているそばで、苦戦を強いられる者もいた。
「な、な、なぜじゃー!」
大田原 いいな
。得意のロケット花火がなぜか決まらない。
「もう一発! 笛花火点火!」
ピューと初夏の砂浜にふさわしい音が鳴る。しかし、アリに向けて射出したはずのロケット花火は角度を変え、満天の星空へと空しく打ち上げられていく。
「なぜじゃー!」
いいなの不調は彼女自身のせいではない。すぐそばで水鉄砲を放つみゆきのろっこん「ミス・ディレクション」のせいだった。が、そんなことはいいなもみゆきも、知る由もない。
「ぐぬぬ」
顔を紅潮させ、悔しさをにじませながらも、逃げるしかないいいな。気がつけば彼女の周囲にはをアリの群れ。今にも蟻酸を吐き出さんとしているのは明らかだ。そして一匹がいいなの服を溶かす。
「!」
悔しさと恥ずかしさで心拍数が100を越え、ろっこん「TRANSMUTE」が発動。ただでさえ切れ切れだった服が、グラマラスないいなのボディでぴっちぴちになる。ところどころから下着が覗き、カップに収まりきらない豊満なバストがたゆたうところまで見えてしまう。
「危ない!」
さらなるアリの蟻酸に、
旅鴉 月詠
が割って入り、スケッチブックの盾。すでに予備のメイド服に着替えているが、こちらも数カ所穴が開いてしまっている。2人の姿は、非常時の眼福。
「うおおー!」
前線にいながら思わずガン見してしまう
初島 優
の横を、凄まじきスピードで突き抜ける者がいる。
「ひゃっほーい!」
魅惑の海に飛び込もうとするのは、もちろん
横嶋 下心
だ。
「見せて、揉ませて、触らせて!」
いいなの突き出た胸と、月詠のフリルから伸びた太ももに、果敢にもソフトタッチしようとする。
「貴様……!」
わがままボディのいいな、ブチ切れる。
「がふっ!?」
足の甲を踏みつけると、全身を倒れ込ませるようにして、
キン。
下心の股間を蹴り抜いた。
その始終を見ていた男たちも身震いする。
(アリー……)
遠くなる意識の中、下心はその日できた異星からの友に視線を送っていた。
(俺はただ君と友達になって……おっぱ)
結局触ったり揉んだりはできなかった。視界は途切れる。
欲望のままに生きた下心。無言のまま、砂浜に身を沈めた。
「ふむ、仇敵に教わった護身術はそれなりに使えるようじゃの」
と、いいなものんきなことは言っていられない。長を倒したとはいえ、アリたちはまだわんさかいる。
「そうじゃ、ちょっと手伝うのじゃ」
「ほう」
月詠を引き連れ、拾い集めた漂流缶詰の山へ。
「すけっちぶっくに入った酸は、また取り出すことが可能かの?」
「ああ、破れば」
「では、この缶の上で破ってもらおうかの」
紙を割き絵を破損させると、ろっこんが解除され蟻酸が勢いよく缶詰にかかる。
「そしてこれじゃ」
たまたま駄菓子屋帰りのところを転送されたいいながポケットから取り出したのは、ゼリー。
「ぜりぃをここへ忍ばせて……」
缶詰の中へと入れた。
「ふん、弾切れか」
空になった水鉄砲を捨てると、修は後ろへ引き下がる。
「私も……」
みゆきも攻撃手段を失う。衣服は破れ、小柄ながら発育のいいムチプヨとした体が見え隠れしている。
アリを一匹ずつ各個撃破していった砂浜組だが、止めどなく流れ出てくる黒い行列に疲弊を感じずにはいられない。相手は底を知らない人工無脊椎、こちらは生きる有機。背は海、まさに背水の陣へと立たされていった。
「?」
小山内 海
の能力を借りて小石を飛ばしていた
桜崎 巴
がアリたちの異変に気づく。
彼らは軒並み触覚をウネウネと動かし、何かを感知するようにして、攻撃の手を休めた。
そして全員が、同じ方向を歩み始めた。
「なるほど、アリらしいっちゃアリらしいね」
ゼリーを添えた缶詰の山。アリの本能が、甘いものへと群がらせる。
そして今缶詰たちは、蟻酸との酸化還元反応を終えて、周囲に水素を充満させていた。
「今度は決めるのじゃ!」
アリたちが缶詰の山を我れ先にと目指す。ある者は他の者の上に乗り上げ、またお互いに触覚を触れさせあっている。その光景は超高画質で見る、アリの生態を調査したドキュメンタリー番組のようでもあった。
「スケッチする時間はないか」
月詠が低くつぶやく横で、大人げなくいいながロケット花火を乱れ撃った。周囲3メートルにみゆきはいない。
全ての花火がアリたちの黒い合間を抜け、缶詰から沸き立つ水素と結ばれたとき——
鈴島の海岸線に鋭い光が集まった後、ボンという爆発音が鳴り、しばらくして積乱雲のような煙がもうもうと立ち上がった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月20日
参加申し込みの期限
2013年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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