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アリえない不法投棄 from 宇宙
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アリの巣内の構造は複雑だ。それは塚というよりも塔であり、何百のアリが棲息しているという意味では、コロニーに近いかもしれない。
一夜にして築かれた、鈴島の自然に浮かぶ異様なコロニーには、様々な目的から作られた部屋があった。そのうちの一つ、中でも十分なスペースを確保され、厳重な監視下に置かれる部屋が、コロニー中央の深部にある。
そこは俗に“餌置き場”と呼ばれている。天井にはぽっかりと穴が空き、星と月がのぞいている。そこを登って脱出するのは至難の技だろう。
今、ここに収容されているのは3名。
「……」
弘明寺 能美子
は足を抱えて座り、無言でじっとしている。
「はっはっはっ」
彼女と一緒に捕獲された
菅波 火蜂
は、もう一度ろっこん発動条件を満たそうと、広い室内を走っていた。
そして残る一人、
佐藤 英二
は、餌置き場入り口にいる数匹の見張りアリのほうを見ながら、深く考え込み棒立ちしていた。
なんとか、彼らとコミュニケーションする方法はないだろうか。
英二が目論んでいるのは“和解”。鈴島で繁栄する限り、寝子島や他の場所を脅かす存在にはならないのではないか、というのが彼の持論。
ポケットには小腹が空いたときのためにクッキーやチョコが入っている。これを、巣の最奥にいると予測される女王アリに献上し、和解の方向へ持っていけたら。
(甘すぎる理想論かもしれないけど……フツウの高校生な僕には戦うのは無理。ダメもとでいいから、頭を接触させて、コミュニケーションに挑戦しようかな)
見張りに接触すべきか否か。英二は本気になって迷っていた。
新入りが、二匹のアリに連行されやって来たのはそんなときだ。
「ねえ女王に会わせてよ! お願いだから」
晴海 飛鳥
が放り込まれる。
「きゃ! 昆虫のくせに!」
尻もちついたところを撫でつつ、周囲を見渡した。
「ここは……」
「餌置き場よ」
能美子が説明する。
「ほー!」
興味深そうに、室内をカメラでパシャパシャする飛鳥。
「のんきね。じきに餌になるかもしれないのに」
「僕たちで力を合わせればあんな奴らヒトヒネリだ!」
熱く語る飛鳥だが、その声は悲しく餌置き場の壁を反射するだけで終わった。能美子と英二は戦えるろっこんを持っていないし、火蜂はろっこん発動条件を満たすため奮闘中。今反乱を起こしても分が悪い。
「誰かが助けにきてくれるのを待つしかないわ」
諦観を込めて言うと、ポーチからのど飴を出し、包装を解く。
「ってそれのど飴!」
能美子に飛びつく飛鳥。
「ちょうだい」
「な、なによ。お腹空いてるの?」
返事を待たず、飴をつかむ指先を無理やり口へ持っていく。
「ちょ、ちょっと!」
頬の内側で転がるのど飴。飛鳥のろっこんが発動する条件がそろった。
「よーし、下がってて」
部屋の中央に立つと、両手を口に添えて、見張りのアリの背めがけて叫んだ。
「女王アリに会わせろー!」
ろっこん「ソリッドボイス」。「女王に会わせろー!」の声はブロックになり、アリに続けざまにぶつかっていった。
「もういっちょ、悪く思うなよー!」
ブロックはガタガタガタリとアリに積み上げられていく。
「すげぇ」
火蜂が呆気に取られている一方で、英二がブロックを越え餌置き場を出て行く。
(女王を説得して……この争いに終止符を!)
「よし僕たちも行くよ、女王のところへ!」
「あぶな! こっち向いて話すな!」
そんなおとぼけをやっている内に、飛鳥の声を聞きつけたアリが、入り口や天井の穴から押し寄せてくる。
「くうこれ全部私のブロックでやるの!?」
このままだとブロックまみれになって、脱走どころではなくなってしまう。
スッ、という空気の切れる音がした。
直後、天井から壁を伝って下りてきたアリの一匹が、真ん中を切れ目にして、真っ二つに割れた。
「ふむ、今の舞いはまずまず」
札を口にくわえた
夏神 零
が上空から飛び降りてくる。
「月の奇麗な夜でござるな」
ろっこん「朱雀之舞・翼刃」を披露するにふさわしい夜だった。
襲いかかるアリ。舞うように避けると、手刀を振るう。空気を鳴らす刃がアリの頭部と胸部を切り離した。
「そなたらの親玉に会わせてくれぬかの? と言葉で言っても分かってもらえぬか」
月光を浴び、零は舞う。そのそばではがさつなまでに、ブロックが積み上げられている。
巣の中央部で、アリたちは確実にその絶対数を減らしていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月20日
参加申し込みの期限
2013年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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