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突然の決戦は寝子ヶ浜海岸
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「おお、マオマオとシェンシェンがいるネー。ナニみんなでブチ殺そうとしてヤがりますカ!」
憤慨する小月に対抗するかのように睡蓮が声を上げた。
「うぉうっ!? な、なんですかなんですかっ。皆さんが戦っている、あのでっかいのはっ!」
「アレはシェンシェンね」
小月は真顔で言い切った。理解の範疇を越えた内容に少し頭が冷えたのか。睡蓮は落ち着きを取り戻した。
「とりあえず刺激しないようにしましょう。バトルはバトル担当の方に丸投げ、ではなくてお任せです」
「なんだ、あのスライムは」
板チョコを齧りながら
望月 神無
が冷静な声で言った。
「スライム違うネ。シェンシェンね」
「なかなかに痛いな」
「ナカがイタイのか? どこネ、わちきに任せるヨロシー。イタイのイタイのトンビになれ」
神無は睡蓮に目をやり、行くか、と声を掛けて共に歩き出した。待つヨー、と小月が後を追いかける。
一分と経たない間に梢とラッセルが到着した。
「すでに相当の人が集まっていますね。桜井君、私たちも急ぎますよ」
「はぁ~、荷物持ちは辛いねぇ」
それとなく口にした愚痴は、私はか弱い女性ですから、と笑顔で一蹴された。二人は目立たないように木の側に移動した。
「スライムは二体います。決定的な写真を撮るには、やはり人の数は多い方がいいでしょう。デジカメのセルフタイマーはセットしておきました」
「んじゃ、やりますか」
ラッセルはしゃがんで胸元に下がった金色の鍵を握る。見る間に身体が縮まって一羽のカナリアに変化した。人の姿の名残で首輪には鍵が下がっていた。
「デジカメを付けますよ」
梢はカナリアを鷲掴みにした。用意したデジタルカメラを背中に乗せようと試みる。
「な、なんですか。暴れないでくださいよ」
カナリアは羽をばたつかせて必死の抵抗を見せた。頻りに鳴き声を上げる。
「ま、待てよ。締め過ぎだ。もう少し紐を緩めてくれ。あ、そこはダメ。小指がデリケートゾーンに当たって、お婿に行けなくなる、だそうです…」
近くにいた時子は伏し目がちに大胆な内容を口にした。
「もしかして、鳥の言葉がわかるのですか?」
「鳥さんはお友達だから…」
「通訳として採用します!」
きょとんとする時子の手を梢は両手で握り締める。縦に振って強引な握手を交わした。
人が群がる一体は避けた。同種の存在を神無は観察するような目で見る。
「水の塊に見える。あの丸いのが核だとすると、生物になるのか」
神無は足元にあった木彫りの人形を投げ入れた。内部で溶けた、というよりも消滅に近い。
「木は溶けるのか」
目に付いた小石や貝殻を次々と投げた。全部が跡形もなく溶かされた。
「そんナ、美味しくなさそうなモノばかり、かわいそうヨ」
小月は袖に手を突っ込んで中華まんを取り出すと、拳ごと体内に突き入れた。
「そうデスか。とても美味しいデスか。よかったデスね」
「理不尽なところから出した中華まんも効果なしか」
神無は残りが少なくなった板チョコに目をやった。考えるまでもない、と自分の口に放り込んだ。
「マオマオお友達になるネ。どこからキタですか? どこイキマクリますか? キョウは天気が最高デスね」
小月は脈絡のない会話を笑顔で続けた。
「人間の言葉にも反応なし、と」
「なにか探し物でもしてるのかもねぇ」
燃えるような色の髪で現れたのは
不破 ふわり
であった。名前の通り、柔らかそうな胸をしていた。
「その二つノ中華まんは驚異的ネ」
「自前なのであげられないのですよーぅ」
「探し物をしていると思う理由はあるのか?」
神無の問いにふわりは柔らかい笑みで言った。
「中のタマタマが何かを探すようにぃ、忙しなくキョロキョロとぉ、動きまわってるんですよーぅ」
「……タマタマとは核みたいな物のことだよな」
「それ以外に何があるのですぅ」
神無は豪快に笑った。顔は赤面に近い色になっている。
「なんか私も楽しくなってきましたよぉ」
ふわりは零れ落ちそうな胸を揺らして物を拾い集めた。
「探し物はぁ、これですかぁ?」
流し込むように与えては瞬く間に溶かされた。
「なにが望みなのでしょうかねぇ」
頭頂の撥ねた毛先はアンテナのように左右に揺れる。数秒で答えを見つけたのか。勢いよく縦に動いた。
「あ、わかりましたぁ。漂流物で私を誘ったんですねぇ。でもぉ、あげられるものは制服くらいなんですよねぇ……もしかしてぇ、人肌の制服希望ですかぁ。そうなんですねぇ、そうに違いないのですよーぉ」
ふわりは制服のボタンを外して躊躇いなく投げ込んだ。溶けたのを目にしてシャツまで捧げた。
「やりますねぇ。まだ足りないのですかぁ? では、気前よく下もいっちゃいますかぁ」
「こんなところで脱ぐと警察のお世話になるぞ」
直視を避けるかのように神無は横目で言った。
「平気ですよぉ。ここは海岸ですしぃ、きっと水色のビキニに見えますよぉ」
神無の無言の視線を受けて、な~んて冗談ですよーぉ、とふわりは笑って返した。
「これを着ていろ。貸しだからな」
「ををを、ありがとうございますーぅ」
神無は自分の制服を脱いでふわりに渡した。のろのろと袖を通して両腕を振る。
「手が隠れちゃいましたねぇ。それと胸がちょっと苦しいですよぉ」
ふわりは笑顔の中、再び鋭い視線に晒されるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月11日
参加申し込みの期限
2013年02月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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