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突然の決戦は寝子ヶ浜海岸
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カナリアの背中に無事にデジカメは装着された。時子の通訳は大いに役立った。
「桜井君、空からの撮影は任せましたよ」
梢はカナリアが乗った手を高々と上げた。羽の調子を試すかのように羽ばたく。
「了解、スライムをばっちり撮影してくるぜ、だそうです…」
時子の通訳を待って、カナリアは大空に飛び立った。羽を懸命に動かして小さな身体は大きく上下する。その最中に短い鳴き声を連発した。
「これはキツイ、友情パワー全開だ、チーズケーキが食べたい、だそうです…」
「空では手出しができません。彼にがんばって貰うしかないです」
梢の言葉に時子は、そうですね、と同意を示した。
「上からの攻撃は俺に任せろ」
突然の声は上空からだった。両手を翼のように広げて
奈良橋 博美
が飛んでいた。水平の身体は空中で丸まり、標的に飛び蹴りの形で襲い掛かる。近くにいたカナリアは、けたたましい鳴き声で横に逃げた。
「そのまま突っ込むと服が溶かされるぞ」
瞬間の声に博美の肉体が反応する。蹴り足を軸に前方へと回って着地した。被害は最初減に抑えられた。
「俺の靴とズボンが……」
履いていた靴下まで溶かされ、膝から下が完全な素足となった。
少し離れた場所に座っていた
旅鴉 月詠
はスケッチブックをインスタントカメラに持ち替えた。博美に向かって全力で走る。長い髪は激しく揺れて岸壁に打ち付ける白波のようだった。
月詠は砂地に横向きで滑り、素足を中心にシャッターを切った。現像されたフィルムは指の間に挟んだ。
「俺なんか撮って、どうするんだよ」
「そこに被写体となる生足があるから」
月詠は様々な角度でシャッターを切り続けた。もう少し足を開いて、と一端のカメラマンを気取った。
上空ではカナリアがデジカメの撮影で急降下や旋回を駆使した。飛行の速度から相当な疲労が見て取れる。
その最中、爽やかな鳴き声が降ってきた。時子は動きを止めて聴き入る。
「これ以上は無理。身体が熱くて焼き鳥になりそう。最初の木のところに戻る、だそうです…」
「仕方ないですねー。あとは逆巻君の解析に期待しますか」
梢は用意した鶏肉を素っ気なく投げた。溶かされた結果を一瞥して踵を返した。
図書室の長机の一隅で本が平積みになっていた。背表紙の文句から大半が郷土資料と分かる。
天野は一冊を読み終えた。目頭を指で揉み、積み上げた本に手を伸ばす。
隣りに座ったアネモネは開いた頁に微笑みを浮かべる。細かい文字の中に白黒の写真が収められていた。古い家屋の庭には無数の花々が咲き誇り、目にした者に色まで想像させた。
アネモネは本を、そっと横に押しやった。
「モノクロ写真なのに、花々が活き活きとしていると思いませんか」
「そうですね。引き続き『生物について』調べてください」
「はい、わかりました」
何事もなかったかのようにアネモネは次の頁を捲った。
室内に着信を告げるメロディが流れた。天野は素早くケータイを手に取り、メールに添付された画像を画面の限界まで引き伸ばす。
横からアネモネが覗き込んだ。
「あら、男子の制服ですが、女性の方でしょうか。凛々しい姿できれいに写っていますね」
「確かに写りは悪くありません」
空を背景に博美が片足を突き出していた。次の画像で天野の眉間に浅い縦皺が入る。
「横顔のアップもよく撮れていますね」
ええ、と天野は震える声の相槌を打った。
時に写り込む博美の画像を素早く流して、ようやく一枚の画像に行き着いた。前後の物と見比べる。
「アネモネ先輩、これを見てください。決定的な一枚が撮れました」
「……今までの写真と違って、ピントが合っていないのでしょうか」
天野は指で操作した。前後の画像は複数の人や物が鮮明に写っていた。
「この生物の能力がはっきりとしました。アネモネ先輩、一緒に海岸まで付いてきてくれませんか」
「私が役に立てるのでしょうか。争い事には不向きだと思うのですが」
「お願いします」
天野は真剣な表情で頭を下げた。祈るかのように強く瞼を閉じる。
「……途中でタオルなどの買い物もしませんと。素足がとても寒そうでしたので」
「ありがとうございます」
天野は珍しく声を弾ませて席を立った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月11日
参加申し込みの期限
2013年02月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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