this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
寝子島の風にのって、ぱたぱたぱたぱた
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
春休みのまたたび市動物園は大盛況だ。
「うわぁ、とっても背が高いですねー!」
岡瀬 結華
が目の前のキリンを見上げ、ほわーと口を丸くした。その瞳はきらきらと輝き、頬は綻んでいる。表情が変わりづらい結華を小さな女の子に戻してしまうのは、やはり動物園マジックだろう。
「確かにすっげー首長いッスね!」
結華の横で頷くのは、
玖珂 新
だ。ついつい強い眼光を放つ元ヤンの新だが、今日ばかりはわくわくと、スマホでキリンを撮っている。
苺飴を口に転がしていた結華がキリンを見つめ、突然うんうんと頷いた。
「……お腹が空いたの? 待ってね、今あげるから」
結華はろっこん【あなたの気持ちを教えて】を発動させたのだ。彼女が枝を差し出すと、キリンは美味しそうにそこについている葉をムシャムシャ。
「美味しい? よかった」
ふわり、と結華が笑った。その瞬間の優しい笑顔に新はついつい見とれてしまう。
(女子ってこんなに柔らかく笑うとか、知らねーし……)
喧嘩の仕方は知っていても、女子の生態についてはてんで詳しくない。それでも、不思議な縁で仲良くなった結華といるのは楽しかった。何より、彼女が構えないで元ヤンの自分と対峙してくれるのだ。
新はそっと、結華とキリンの写真を撮った。後で彼女に見せようと思いながら。
「アハハ、いっぱいあるからちょっと待てって!」
白いもふもふ達に囲まれるのは
紗雪 幽
だ。
ふれあい広場はウサギなどの小動物達と触れ合える。様々なアルバイトに精を出す幽だが、ちょっと疲れる事もある。そんな春休みの今日、少し癒やされてみようかと動物園に来てみたのだ。
「お前ら、可愛いなー」
差し出したニンジンを食べるウサギ達を見ながら、幽が和む。……あー、動物園っていいな。
「……動物園でバイトとか、よくね?」
ふと幽が呟いた。飼育係は無理でも、売店とかなら。
「そしたらお前らともいっぱい会えるな」
いいかもしれない。幽はもふもふのウサギを抱っこすると、楽しそうに頬擦りをした。
サルのエリアのある檻の前に、人が集まっていた。
「リスザル達と触れ合いませんか? 30分だけの限定ですよ~」
飼育員の声が響く。檻の前の柵には、リスザル達が並んでいる。どうやらふれあい広場とは別に、時間によっては触れ合える動物もいるようだ。いいタイミングだねと、3人で遊びに来ていた
鴻上 彰尋
、
七夜 あおい
、
八神 修
は参加する事にした。
「うわぁ、小さくて可愛い……!」
あおいがそっとその背中を撫でた。リスザルは首を傾げたが、大人しく撫でられるままになっている。あおいの横で修が目を細め言った。
「リスザルはサルの中では大人しいし、人懐っこいんだよ。ペットにする人もいるくらいだからね」
そんな修の肩にはまた別のリスザルが、ちょこんと大人しく乗っている。修が優しく撫でてやると、「キキッ」と嬉しそうに鳴いた。
「確かに凄く人懐っこいな……っと?!」
腕にリスザルを乗せていた彰尋が息を呑んだ。リスザルが突然ぴょんと腕から飛び降りたのだ。あおいも修も驚いて彰尋の方を見る。ところが。
当のリスザルは彰尋の腕にしっぽを巻き付けて、ぷらぷらと遊んでいる。そしてまたくるりと器用に彰尋の腕に戻った。
「人懐っこくて……元気なんだな、リスザルは」
目をぱちぱちさせながら彰尋が言うと、リスザルは元気に「キキッ!」と応える。
3人は思わず顔を見合わせ、楽しく笑い合った。
「可愛かったね~」
「今度は弟と妹も連れてきてやろうかな」
「リスザルか……。飼うとなると大変だけど、いけるかな……いやでも既に俺のとこは大所帯だし……」
リスザルと楽しい時を過ごした3人。あおいがぴょんと彰尋と修の方を向き、元気に言った。
「さあ、次はどうする? 私は……フードコートに行きたいな!」
そう言えばもう日も高い。男2人は破顔した。
「「異議なし!」」
ハンバーガーにしようか、ホットドッグにしようか。わいわいと3人は歩き出した。
ガラスの城の中は、亜熱帯だった。
ここは、鳥類エリアの一角。ガラス張りのこじんまりとした温室の中に、鳥達を放し飼いにしているのだ。
「そう……あなた達もお変わりないのね、良かったわ」
そこに、少女の姿があった。肩に、手に。餌も無いのに色鮮やかな鳥達が彼女を止まり木にしている。
大天使 天吏
は鳥達の言葉に耳を傾けるように穏やかに頷いた。
それは彼女のろっこん【鸚鵡芝居】なのかは分からない。余りに彼女と鳥達の存在が自然すぎるのだ。まるで、彼女から美しい羽が生え、彼らと飛んでいってしまいそうな。
ガラスの城の中で、彼女はいつまでも鳥達と語らう。
「うわぁ、すおーさんとってもお似合いですぅ。何となくぬめっとした所がヘビさんとお揃いですねっ♪」
首に巨大なニシキヘビの花子を巻いている
如月 蘇芳
の横で、
天宮城 因
がきゃぴりん♪ と毒舌を吐いた。
何の因果かこの動物園でバッタリ出会ってしまった天敵2人。お互い「逃げたら負けだ」とぐいぐい歩いていたら、ニシキヘビの写真コーナーで係員に呼び止められてしまったのだ。
「でもすおーさん凄いですねっ。因はか弱いからそんな重い動物首に巻くなんて、絶対無理ですぅー」
「アハハ、そうでもないよ。て言うかそんなか弱くないだろ。全国のか弱い女子に謝りなよ」
毒には毒を。端正な顔で蘇芳は因にピシャリとやり返した。爽やかな笑顔を浮かべているのに彼の目はちっとも笑っていない。しかし対する因だって、ハートが浮かぶ可愛い瞳を、挑戦的に細める。
「ヘビさんにも好かれるなんて、種族を越えてもお尻の軽いすおーさんはモテモテなんですねっ」
「羨ましいのかい?」
「まさかぁ! ヘビさんはすおーさんに巻き付いてよく気持ち悪くならないなぁって感心してるんですぅ」
「ハハ、ヘビにだって選ぶ権利はあるからね。因君より俺の方がマシなんだろうよ」
ビュオオッ。ブリザードが笑顔を崩さない2人の間を吹き抜ける。そこに係員がカメラを構えて言った。
「じゃあ彼氏さん撮りますよー。彼女さんともうちょっとくっついて下さーい」
ギンッ。2人は同時に振り返った。
「彼女」
「彼氏」
「「……なんかじゃなーい!!」」
「動物園は大盛況ですねぇ、アーサー兄さん」
「本当に」
狼の檻の中で言葉を交わすのは
エリオット・E・シートン
と
アーサー・T・シートン
だ。兄のアーサーはこの動物園に、エリオットは水族館に勤務している。
「うん、調子は良さそうですね」
アーサーは飼育担当の狼を撫でてやる。狼は気持ちよさそうに目を細めた。
エリオットはその様子を感心しながら眺めていた。
アーサーに頼まれ手伝いに来たエリオット。海と陸の違いはあれ、飼育員の彼は即戦力として手際よく仕事をこなしていく。が、しかし。
(僕が狼の檻に入れるのは、アーサー兄さんのお陰でしょうね)
そう、それはアーサーと狼に強い絆があるお陰だ。よく分かる。だって兄と狼の姿は、自分が水族館で海獣達と触れ合う姿に重なるのだ。
(動物に心を開いてもらうのは嬉しいですよね)
エリオットはひとり微笑んだ。僕と彼らも、こんな風なのでしょうか……。
「……エリオット?」
「あっ、何ですか? アーサー兄さん」
エリオットは、慌てて返事をする。アーサーは狼を一撫ですると、立ち上がった。
「この後広場で動物のクイズ大会をするんです。そちらも手伝ってくれますか?」
「はい!」
エリオットは大きく頷いた。
抜けるような青空に、たくさんの来園客。これならクイズ大会も盛り上がりそうだ。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
寝子島の風にのって、ぱたぱたぱたぱた
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
KAN
蒼色クレヨン
巴めろ
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
グリーンシナリオ(0)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月25日
参加申し込みの期限
2018年12月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!