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寝子島の風にのって、ぱたぱたぱたぱた
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はたしてここは、夢か現か。
ともあれ、時は1月1日。
辺りをぐるりと見渡せば……干支の一翼を担うので有名なイノシシが大量発生!?
さて、その中には、険呑な個体もいるようで。
猛る大イノシシに向かって、一切の淀みなく竹刀を構えるのは、
御剣 刀
だ。
「やれやれ。新年早々慌ただしいな……」
「――さあ、かかってこい!」
バチバチバチッと火花が散れば、刀と行動を共にしていた
小山内 海
はちょっぴりあわあわ。
口元に手を宛がって、海は、神秘的な青の双眸に心配の色を滲ませる。
(刀、無理しないでね?)
なんて胸の内に願っても、暴れイノシシを放ってはおけないのが刀。
けれど、声の形を得ない海の気持ちが伝わったみたいに、刀は海へと眼差しを遣って、
「海、このイノシシは俺が落ち着かせるから怖くないぞ。安心してろよ」
という具合で、海のことを不器用に、けれど真摯に気遣った。
そうしてまた、油断なく神経を研ぎ澄ませる刀の横顔を目に、
(怖がってるんじゃなくて、刀が心配なのに……)
と、海は刀の鈍感っぷりに小さく眉を下げる。けれど。
(……刀の気持ちは、嬉しいな)
だから海は、愛用のスケッチブックの頁に、すらすらすらっとペンを走らせた。
紙の上、叫び声の代わりにとびきり大きな文字で書いたのは、
『刀、頑張って!』
という、全力のエール。
スケッチブックを天高く翳したならば、刀はそれを眩しげに見て、ふっと目元を和らげた。
と、その時だ。
「リタは! リタはいま、かぜになっているのだわー!」
ばびゅーん! と刀達の脇を通り過ぎていったのは、イノシシ……を駆る
リタ・カルネイロ
。
リタが竿で操る美味しいお野菜に惹かれて、イノシシは大爆走の真っ最中。
大きくなったら『すてきなレディ』に、と夢見ているリタ。
その着物姿は立派に小さなレディといった愛らしさだけれど、
「はやいわ! はやいわ! びゅんびゅんね!」
と着物の袖をぶんぶかはためかせている様子は、中々のおてんばっぷりだ。
けれど、星を散らしたように煌めく金の瞳には、リタのわくわくがバッチリ映っている。
だから、暫し、ぽかん、としていた刀と海、それから暴れイノシシまでもが、
「おーい! 気を付けて遊べよ!」
『落っこちないようにね!』
「フゴッ! フゴゴ!」
と、我に返るや、リタを優しく見守るような気持ちになるのだった。
「まかせて! うふふ、とってもすてきでたのしいのだわ! どんどんいくわよ!」
「うひゃー! すっごく面白そうなんだよー!」
颯爽と走り去るイノシシ(背中にはリタの姿が!)を見留めて、
鈴原 天音
は瞳をきらきら。
興奮に両の拳をぎゅっと握れば、頭のアホ毛もぴょこんと揺れる。
「すごいね! お兄ちゃん!」
「本当だねぇ。ぼく、びっくりしちゃったよぉ」
ほわわん、とのんびりした空気を醸し出している
鈴原 空
も、妹の言葉にこくと頷いた。
頷いたその拍子に、アンテナみたいなアホ毛が、ぴょこたん、とお辞儀をする。
「きっと、風が気持ちいいんだろうねぇ」
ほわほわにこにことして言ったなら、
「そうに違いないよ! うーわー! ちょっと羨ましいなー!」
なんて、天音は力強く応じたあとで、握った手をちょっとぶんぶんした。
そんなテンションMAXな天音の姿を、空は、あたたかな目をして見守っている。
「おれも、イノシシと遊びたいな! ねー、にーちゃん!」
無邪気に緑の双眸を輝かせるのは、
滝原 カノン
だ。
すぐに、兄の
滝原 レオン
へとふくふくと弾む声を投げたが、
「……にーちゃん?」
何故だか、大好きな兄からの返事がない。
きょとりとしてレオンの方へと顔を向ければ、
「わー! 可愛いね、にーちゃん!」
と、次の瞬間には、光を集めたような声がカノンの口から漏れた。
カノンの声につられて、天音と空の視線もレオンの腕の中へと移る。
そこには、丸くて可愛らしいちびイノシシが、ちょこんと収まっていた。
「わわー! れおにーちゃん、いつの間に!」
「ふふふ。れおくんったら、顔がゆるゆるになってるよぉ」
天音の言葉に続いた、幼馴染の空のからかうような声音に、はたと我に返るレオン。
レオンは、空のことをじとりと見据えると、
「ゆるっ……!? いつもゆるゆるしてるのは、お前の方だろうが」
と、ちびイノシシを柔らかく撫でる手は止めないままに、苦い声を零した。
けれどレオン、口元がやっぱりちょっと緩んでいるのを隠し切れていない。
ついでに、頬もほんのり紅潮している。
だって腕の中に、キュートでもふもふな温もりを抱えているのだから。
「にーちゃんにーちゃん! おれも触ってもいい?」
すっかりちびイノシシの虜になっているレオンの着物の袖を、カノンが小さく引く。
レオン、途端にちゃんと兄の顔になって、
「ん? ああ、勿論いいぞ。但し、優しく、優しくな?」
と、ちびイノシシの頭をカノンの方に向けてやった。
カノンのかんばせに、眩しさ全開の笑顔の花が咲く。
「うん、わかった! 優しく、優しく……あ! 見て、すりすりしてくれたよ!」
「っ……!」
カノンの手に頬を擦り寄せるちびイノシシの可愛さに、レオン、無事に胸を撃ち抜かれるの巻。
「わたしも! わたしも、なでなでしたいんだよ!」
「ぼくも混ぜてほしいなぁ」
「待て! 順番だ、順番! この子が疲れたらどうするんだ!」
鈴原兄妹に向かって声を張るレオン、すっかり、保護者の如き様相である。
足元がくすぐったいと思って目線を下に移せば、
「小さなイノシシ……うり坊、って言うんだったっけ」
という具合で、
月守 輝夜
は、ちびイノシシにじゃれつかれていた。
甘えてくるちびイノシシを、そっと抱き上げる輝夜。
「ふふ、可愛いね」
なんて、眦を下げる輝夜の後ろから、
「ほんとだ、ソーキュートじゃん!」
ひょこり、顔を出したのは、
青木 慎之介
だ。
その声を聞いただけで、輝夜の心臓はとくんと跳ねる。
そろりと顔を横に向ければ――慎之介の笑顔が、ものすごーく間近にあった。
「っ、慎之介くん!」
「ハロー、月守! ……ん? どうした? なんか、顔が赤いぜ?」
「な、何でもないよ! うん!」
首を傾げる慎之介に、早口で応える。
輝夜の心臓の音はもう、とくん、どころではなく、バクンバクンだ。
けれど、慎之介は、輝夜の動揺には気付かぬ様子で、
「ふぅん? まあ、風邪とかじゃないんならグッドだよな」
とからりと笑い、輝夜の背中をぽん、と軽く叩いた。
叩いたそのあとで、「ウップス!」と声を上げる慎之介。
「慎之介くん? どうしたの?」
「ああ……折角のビューティフォーな着物が崩れちゃバッドだな、と思って」
ソーリー、と手を合わせる慎之介に、輝夜は笑みを返した。
「そんな、あんまり気にしないで。ね?」
「いや、でも、着物姿の月守もキュートだからさ。悪いだろ、やっぱ」
慎之介が真面目な顔で言うものだから、輝夜の顔は、益々以って真っ赤に熟れるのだった。
「うっわー! かっわいー!!」
輝夜に抱かれたちびイノシシに気付いて、黄色の瞳を宝石みたいに輝かせたのは
メリィ・ランページ
。
「見て見てリリエル! ぬいぐるみみたい!」
「本当ですね、メリィちゃん! ふわっふわです! ふわっふわ!」
メリィの言葉に、
リリエル・エーテライト
の声も陽だまりの如くに華やぐ。
そんなメリィとリリエルは、お揃い風に巫女装束をバッチリ着こなしていて、新年からとっても仲良しだ。
「きっと、触ったらもーっとふわっふわなんでしょうね!」
「だね! ね、ね、あたし達も触ってみてもいい?」
夢見るようなリリエルの声に頷いてメリィが尋ねれば、輝夜が「どうぞ」と微笑む。
「やった! ほら、リリエルから触っていいよ!」
「わ、メリィちゃん、ありがとうございます! では、早速……!」
リリエルの手が、ちびイノシシの頭にそうっと触れる。
その隣で、メリィは尻尾の先まで、そわそわ、そわり。
「どう? いい感じ? ふわっふわ?」
「ふ……ふわっふわです、メリィちゃん! それはもう、想像以上に!」
「いいないいなー! 次は、あたしの番っ!」
かくして、メリィもちびイノシシをもっふもっふ。
「ほんとだ! ふわっふわ!」
メリィがはしゃいだ声を出すのに、リリエルは口元を緩ませた。
だって、2人一緒なら、どんな時も、とびきり楽しい!
「ねぇ、メリィちゃん」
「今年も、よろしくお願いしますね!」
リリエルの言葉に、メリィは双眸を瞬かせたあとで、
「そんなの、あったりまえだよ!」
と、ぴっかぴっかの笑顔をリリエルに向けたのだった。
――ハッピー・ニュー・イヤー! 新しい年もきっと、素敵などきどきに溢れているはず!
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月25日
参加申し込みの期限
2018年12月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月02日 11時00分
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