this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第一階層 ウィッチ・ゴーズ・サジタリオ
<< もどる
1
2
3
4
5
…
35
つぎへ >>
本当に食事代を奢ってもらった風雲児は、しばらくラピスに付き合う事にした。
露店エリアへ戻り、2人で物色していると、背後からラピスを呼ぶ声が聞こえてきた。
「ラーピースーちゃーん!」
その声は次第に接近、数秒後には弾丸となってラピスの身体を押し倒した!
「ひゃうんっ!?」
ラピスが飛び込んできた少女の大きな胸に押し潰されてもがいていた。
飛び付いた
白 真白
は慌てて起き上がり、ラピスを立たせようとした。
「わーっ! ラピスちゃん、ごめんねっ!? 私、抱き付こうとしただけなのに!!」
「もう!! そんな大きな胸で飛びつかれたら、うちは吹っ飛ばされちゃうよ!」
「「ん???」」
ラピスの口調の変化に、吹っ飛ばした白と同行していた風雲児は首を傾げた。
そして失態を曝したラピスの顔が見る見るうちに赤く染まってゆく。
「ちがっ、これは違うっ! さっきのは、……そう! 演技じゃ!! 我はだな、押し倒されたことによって、乙女のか弱さを演出するための演技である! あーっはっはっはっはっはっはァッ!」
「なるほどー、つまりラピスちゃんの素の口調はかわいい、と」
「あ、う、うぅ……」
白の指摘に、居た堪れなくなったラピスはしゅん、と体を小さくしてしまう。
そして、彼女は手招きをして2人を近くに呼び寄せ、小声でささやく。
「……あ、あのね? うち、こんなちっちゃくても女王で大元帥だから、その、いつも尊大で偉そうにしていないと、子ども扱いされちゃうから……。それが昔から嫌なの……」
顔を真っ赤にして事情を話すラピス。
「上に立つ者の悩みって奴か。大変なんだな……」
風雲児は腕を組んで数回頷いてみせた。
「ごめんごめん。私は誰にも言わないよ!」
白は人差し指を口元に押し当ててみせる。
だが白は心の中で『多分、今日中に関係者に知れ渡っちゃうんだろうなぁ』と思っていたり。
「というか、ラピスちゃん、お祭り来てたんだ? ラピスちゃんにとってサジタリオ城下町って5000年ぶりなんでしょ? やっぱり見て回りたくなっちゃうよね? ねね、よかったら一緒に回ろうよ! 一緒の方が楽しいよ!」
グイグイと迫る白にラピスはタジタジ。
幼女と呼ぶに差し支えない小柄なラピスよりも背が低い(だが、胸元はダイナマイト級の発育っぷりの)白が腕にしがみついて離れようとしない。
「き、貴様は確か、我の身体を返してくれた4人の内の1人だったか。そういえば貴様の名をフランチェスコから聞いていなかったのう」
「そういえば自己紹介もしてなかったっけ」
「私は
白 真白
だよ。前に会った時は落ち着いて自己紹介できる状況じゃなかったもんね」
「マシロじゃな? 改めて我の身体を返還してくれて感謝しておる。だが、すまぬが抱き締める力をもう少し弱めてくれぬか? マシロの胸の圧が凄くて息が詰まりそうじゃ」
「おっと、ごめんね!」
白は抱擁から手を繋ぐ方針へ切り替えた。
風雲児は一連の流れは後ろを向いて見て見ぬふり。
彼は紳士だった。
「ねぇ、ラピスちゃんも式典に来賓として出るんでしょ? 私も出るしそれまで一緒にいるのも悪くないでしょ。地図も貰ってきたから現在地さえ見失わなければ何とかなるでしょ」
羊皮紙製の城下町の地図を広げる白。
風雲児が安堵したように笑顔になった。
「おっ、地図はありがたいぜ。実はラピス、方向音痴みたいでな。俺が目を掛けてやらねぇと、すぐにどっか行っちまうからなぁ」
「ゴウよ、偉大なる我を迷子呼ばわりするのは止せ!」
「いや、さっきだってチンドン屋の後ろを勝手に付いていって、俺からはぐれる寸前だっただろうが……」
「あ、あれは! 道化師が『この先に美味しい菓子の店がある』というので道案内をだな……?」
「そういう宣伝なんだよ、あれはさ! まんまと引き寄せられてるじゃねぇか!」
「ぬぅ、マシロ、ゴウが我のお母さんみたいに口うるさいのじゃ。何か言ってたもれ?」
ラピスは白の後ろに隠れて緊急避難。
風雲児の前に押し出された白は首を傾げた。
「轟くんって、オカン属性あるの?」
「ねえよ!!」
収拾が付かないので、再び屋台街へ3人は歩き出した。
「ゴウが食べ物の話をするので甘い物が食べたくなったのじゃ」
「俺のせいかよ!?」
「まぁまぁ。ねぇ、ラピスちゃんがいたころの町ってどういう風だったのかな?」
「あ、それ、俺も知りたいな。5000年前のサジタリオ城下町ってどんなだったんだ? 今と比べたらもはや異世界ってぐらい違うのか?」
問われたラピスは「そうじゃのう」としばし思考に耽りながら歩く。
「まだこのように整然とした街並みではなかったのう。もっと牧歌的で、街ではなく村と呼ぶに相応しい場所であった。城もあれほど立派ではなかったぞ。ほれ、そこに教会が見えるであろう? あれに毛が生えた程度の規模であったぞ?」
ラピスの言葉を信じるならば、サジタリオ城下町は相当のド田舎だったことが窺い痴れる。
「マジかよ? あれじゃ城と呼べねぇだろ?」
「5000年の時の流れって凄いね……」
2人は教会と奥にそびえるサジタリオ城を何度も見比べながら呆然としてしまう。
「無理もなかろう。サジタリオ城下町という名前が付いたのも、我がアステリズムになったころから呼ばれるようになったのだからな。最後のアステリズム生誕の地がここだったのじゃよ」
「最後の、アステリズム?」
白の疑問の声にラピスは首肯した。
「5000年前、星幽塔と月影塔の相互関係がようやく明らかになった頃のアステリズムは空席が目立っておったのじゃ。双子塔の謎が解き明かされてゆくと、不思議とアステリズムの数も増えてゆき、そして射手座のアステリズムは一番最後に誕生したのだ。今はデカい城がある、以前は教会だったあの場所で生まれた赤子が、初代の射手座のアステリズムだったのじゃ」
「へー、不思議だねー!」
白が興味深げに耳を傾けていた。
「なぁ、ラピス。ブリュンヒルデの事も教えてくれないか?」
風雲児の問い掛けに、ラピスは途端に表情が険しくなる。
「ゴウ、貴様は折角の祭りの雰囲気を台無しにするつもりか?」
「ラピスがそいつを毛嫌いしているのは分かってる。だが、そいつが今後どう動くかはさっぱりだが、目的を耳にするに俺達と敵対する可能性がすげえ高い。だから今のうちに色々と知っておきたいんだ」
見るからにイライラが積もりまくるラピスに、風雲児は「頼む!」と頭を下げて願い出た。
これにラピスは、不機嫌なまま大きく息を吐いた。
「彼奴の打倒は我が悲願なり。だが、利害が一致するやもしれぬというのであれば、情報共有することは無駄ではなかろう。よいぞ。胸糞悪いので長くは話したくないが、聞かせてやろう。ただし!」
ラピスは目の前の屋台を指差した。
「あそこの屋台で我に奢れ。あの屋台のメニューを全制覇するぞ」
「マジかよ!? って、さっき奢ってもらったからな。分かった、奢るよ」
「よかったのう、マシロ。我ら2人の分をゴウが奢ってくれるそうじゃ!」
「おい、待て! 2人分とは聞いてないぜ!?」
「嫌なのか? じゃあ話さぬ!」
ぷーいとそっぽを向くラピス。
「ありがとう、轟くん!」
白は喜ぶ振りをして「あとで代金支払うよ」と小声で風雲児に囁くのだった。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
35
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第一階層 ウィッチ・ゴーズ・サジタリオ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
前回シナリオ
【星幽塔】第一階層 マイ・フェイタル・シャドウ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月05日
参加申し込みの期限
2018年11月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!