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【星幽塔】第一階層 ウィッチ・ゴーズ・サジタリオ
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サジタリオ城の中庭にて。
サキリがメイドたちに言い付けて、急遽、お茶会の用意をさせていた。
「図書館の司書2人には申し訳ないけど……」
手伝った6人のおかげで8割がた仕事が片付いたし、有力な情報も出揃った。
そう判断した司書2人は、手伝ってくれた6人をお茶会へ向かわせる事にした。
桜庭とサキリは先にラピスとお茶会を楽しむことに。
残りの者はお菓子やお茶の補充と調達を済ませてから向かうとのこと。
「聞きたい事は沢山あるだろうけど、質問攻めはレディに対して失礼だからね」
サキリはカステラを切り分けてラピスへ差し出した。
珍しそうにカステラをラピスは観察したのちに、ひと口で頬張った。
「美味い! サキリよ、貴様の住まうネコジマは、このような美味い菓子がほかにもあるのか?」
「うん、たくさんあるよ。また今度、持ってくるさ」
「いや、我はいつかネコジマへゆくぞ。その時はサキリ、貴様に案内役を命じる。我直々の命である、光栄に思え」
「はは、ありがとう、ラピス。……さて、君の耳に入れておきたいことがあるんだ」
サキリは先程、思い至った仮説をラピスに伝える。
するとラピスは取り乱しもせずに深く首肯した。
「やはり、彼奴はそれが狙いであろう。我も義母さま……こほん、ペルセフォネの件で点と点が5000年ぶりに繋がったのじゃ」
「誰かを犠牲にして自分の願いをかなえる、かぁ。なんかデジャブ……?」
桜庭は思わず苦笑いをしてしまう。
まぁ、新興宗教のボスの赤い奴とバチバチやってたからね?
「でもラピスちゃんが目覚めるまでの5000年をなかったことにするのはやっぱり駄目だよ。改めて、おかえり、ラピスちゃん。5000年ぶりのサジタリオ城でのお祭り、楽しめた?」
桜庭はラピスの頭を優しくポンポンと撫でてあげた。
嫌がるかと思われたが、存外心地が良いのか、むしろ桜庭にラピスは擦り寄るのであった。
「い、今の我はひと肌恋しいのじゃ。ゆえに無礼を今だけ許そう。ただし、角は触るでないぞ? 触ったら烈火のごとく怒るからな?」
「うん、わかったわかった。それにしてもその王冠かわいいねー。ボクも欲しい!」
ラピスの頭にちょこんと戴く王冠は、かなり年季の入ったものだ。骨董品と呼んでも差支えがないほどの年季の入りようだ。
桜庭が王冠に触れようとすると、すかさずガードするラピス。
「これは駄目じゃ! た、大切じゃ人との約束の品である!」
「それって義母さまから貰ったの?」
「いや、義理さまからではなく……って、秘密じゃ秘密!」
「ははぁ~ん、男かぁ!」
「……っ!」
見る見るうちにラピスの顔が紅潮してゆく。
「桜庭、あまりからかうのはよしなよ」
見兼ねたサキリが助け舟を出すと、今度はサキリの体にラピスは引っ付いた。
「サキリは優しい子じゃな。我がよしよししてくれよう」
「おねショタ? おねショタっすか?」
「桜庭……」
サキリは苦笑いするしかなかった。
「そういえば、ラピスちゃんって、塔もそうだったけど、スチパンしてるよね。第一層とか言ってたし、他もあるの?」
「ああ、あるぞ? しかし、ブリュンヒルデとの戦いで、だいぶ月影塔の内部は荒廃してしまったのじゃ。5000年後の今、どれだけ無事な階層があるのか、我にも見当がつかぬわ」
「じゃあさ、ブリュンヒルデの、時空制御鎧もなんか解ったりする?」
「あれは元々、我の発明品じゃ! 彼奴が戦争のどさくさに紛れて鹵獲しておったのじゃ! 我の傑作である『怒り狂う神威の矢(ルビ:インドラ)』も鹵獲しおって……!」
インドラ、の名前に首を傾げる2人。
「え、サジタリオ城にあるとな? しかも先の戦役では使用法が分からずお蔵入りじゃっただと? まさか、5万の竜牙兵を人力だけで打ち払ったのか、貴様らは!?」
信じられぬ、とラピスは震える手で紅茶を飲み干した。
「あれはだな、火と水と風の星の力を同時に籠めることで起動するのじゃよ。一撃で辺り一面を焼け野原にできる火力を誇るというのに……」
「あははは……、取説くらい作っておいてほしかったかなぁ」
桜庭が目を逸らしながら取り繕った。
「ねぇ、変な話、さ? 騙すよりも、信じて裏切られたほうがいい。ボクがそう思うんだよね」
ぽつり、と桜庭が呟いた。
「かといて、ボクはラピスちゃんの事は裏切らないよ。こうやって、一緒にお茶が飲めるのはすごく嬉しい!」
桜庭の笑顔に、ラピスの顔はまた一層赤くなっていった。
「ところでさ、本命はだ。5000年前の小説とかお勧めをね、教えてほしいんですよボクはさ! 君の性格だとだいぶ読み込んでるよね!? こっちのラノベとか教えるからぁ!」
「おお、望むところじゃ。さっきの図書館に、探せば我の書いた創作物があるやもしれぬな? くっくっく!」
「ラピスちゃん原作!? やべぇ、興奮してきた! あ、ボクのおすすめはね……?」
「はい、悪いが一旦そこまでだ。どーん!」
旅鴉と鴻上が大量のサンドイッチを持って戻ってきた。
「あと私からの差し入れだ。
回復のドラゴンロール
に
シュガーメロンスムージー
、そして
ただの何の変哲もないチョコレート
だ」
大鍋一個分の分厚いロールキャベツに、清潔感あふれるスムージー、そして黒光りする上腕二頭筋と大胸筋と6つにくっきり割れた腹筋めいたチョコレートが出揃った。
「これらも実はろっこんで封印していたのだ。先程解除したので出来立てのほやほやのままだ。ん? どうかしたか? 皆、呆気にとられて?」
最後の最後、旅鴉が異世界料理インパクトですべてを持っていくというオチがついたところで、お祭りの話はこれにておしまい!
<了>
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あとがき
担当マスター:
焼きスルメ
ファンレターはマスターページから!
皆様、お待たせ致しました!
ようやく戦争記念祭の様子をお届けすることができました。
これにて『【星幽塔】月影塔戦役シリーズ』は終了です!
ってシリーズ名がややこしいね!!
さて、今回のリアクションはめちゃくちゃ情報量が多いです。
本リアクションに登場した情報は、参加したすべてのPCの皆様に遅滞なく反映されたと見なされます。
なので別の場所にいた参加者でも、すべて情報を把握していることになっております。
さて、2018年内の乾物のシナリオはこれで見納めになります。
実は、長年執筆活動をともにしていたこのパソコン、いよいよ挙動が怪しくなってきましたので、年内をもって新調しようかと……。
(これを執筆している最中も冷や冷やする場面が……)
容量が大幅に増えるけど、セットアップにどれだけ時間がかかるのやら。
ということで、また来年、お目にかかりましょう。
乾物こと焼きスルメでした~!
追記:マジで! 竜牙兵の欠片で武装は作っておいて損はないから!! みんな、作ろう!!!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
前回シナリオ
【星幽塔】第一階層 マイ・フェイタル・シャドウ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月05日
参加申し込みの期限
2018年11月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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